<06>図書館スタッフ: 2023年3月アーカイブ
ハーベストタイムの中川牧師のおすすめ図書
『リアルカミングアウト』を読んでみました。
紹介文にあったように一気に読めました。
同性愛者としてカミングアウトの過程、その間の葛藤、苦しみ、恋愛の体験談は、理解するのが難しい点もありますが、素直に詳しく書いてくださっています。
理解するのが難しいと言って知らないでいては、間違った接し方をしてしまったり、傷つけてしまうこともあるでしょう。
彼は、確かなアイデンティティを求め続けて、このリアルカミングアウトを書くに至ったのだと思います。それは、紹介者も少し触れていますが、そこには彼の愛があふれていると思います。最後の方に、彼らやそのご家族に対してのアドバイスの仕方を彼なりに付け加えておられるのも愛だなと思いました。
前半部分では教会、クリスチャンに対する世間の方々の誤解について書かれていました。クリスチャンは罪を犯さないとか、清く正しい人だとか、大きな誤解です。教会は罪赦された罪人の集まりだということ聞いたことがあるでしょうか。まさにその通り! 自分を罪人だと自覚した者たちの集まりです。
そのことをベケットさんはご自分の体験を通してこの本で証ししておられます。
そして、自分は世界で一番幸せ者だとも記されています。
まさにその通り、クリスチャンはみなそう思っていると思います。それはなぜでしょう?
是非、彼の体験を通してその答えを探してみてくださいませ。
著者ベケット・クックさんのプロフィール:ベケット・クックは、テキサス州ダラスで生まれ育つ。大学卒業後、脚本と演技のキャリアを積むためにロサンゼルスに移り住む。現在はファッション界でプロダクションデザイナーとして働いている。2017年にバイオラ大学タルボット神学校で神学修士号を取得。現在は宣教に多くの時間を費やし、教会や大学、カンファレンスでの同性愛の問題について講演している。
★ハーベスト・タイムの『リアルカミングアウト』のページでは、目次や、牧師の紹介文が掲載されています。
(図書館スタッフ:小豆)
何年も前にビデオで観た
あの映画がDVD化されました!!!
最近は古い映画もDVDに作り替えることができるんですね。
古い映画好きにはありがたいことです。
この映画のDVD化はクラウドファンディングで実現したとのこと。
早速、購入しました。
届いた日に2度も観てしまいました。
ラストはやはり涙、涙です。
長い漂流後、アメリカの商船モリソン号に乗せてもらって
やっとのことで自分の国に帰ったのに鎖国中の日本は、砲撃で出迎えます。
泣く泣く引き返すことになったモリソン号事件、実話をもとに三浦綾子さんが書き上げられました。
「国っていったい何なんや!」
「国がわれらを捨てても、捨てない方がいるんや!」このセリフに泣けます。
途中マカオで、世界初の日本語聖書の翻訳に携わるシーンもあります。
以前にもこのブログで紹介したことあると思いますが
DVD化を機にもう一度紹介させてくださいませ。
『海嶺 上』
『海嶺 中』
『海嶺 下』
海嶺は瀬戸図書館にあります。
DVD販売者のページ『いのちのことば社』から詳しい情報を読むことができます。
原作:三浦綾子 監督:貞永方久 脚本:脚本:貞永方久/緒川浩一
音楽:佐藤隆 (1984年日本アカデミー賞音楽賞受賞)
出演:西郷輝彦/竹下景子/井上純一/松本秀人/あおい輝彦/米倉斉加年/田村高廣 他
特別出演:ジョニー・キャッシュ(第45回グラミー賞受賞)
★愛知県知多郡美浜町の『音吉記念館』では、
三浦綾子さんの『海嶺』に関する展示がご覧になれます。
予約制とのことですが、一度、行ってみたいなと思います。
(図書館スタッフ:小豆)