<06>図書館スタッフ: 2022年8月アーカイブ
こんにちは、もくもくです。
数年前に海洋堂の企画展示観たことがあります。
有名なアニメキャラから仏像、恐竜など幅広い作品群と、
それらの緻密な表現力に驚き、魅了されました。
でも、恥ずかしながら「ガレージキット」や「原型師」という言葉を
私はこの本で初めて知りました。
大阪の模型店から世界的メーカーとなった海洋堂。
今ならブラックと言われかねない労働環境なのに、
好きだから、血が騒ぐから?と研鑽と努力を重ね、より精度の高いものを創り出していく。
造形のためなら何でもやると、作者のいう海洋堂の怪しい面々。
できる人間が創りたいものを作る。出来なくなれば、去っていく残酷な実力の世界。
その世界に魅せられ、ガレージキットの原型師に、本気でなりたいと思っていた作者は
凄い才能の持ち主たちを目の当たりにして、叶わないことを知っていきます。
そんな作者が80年代当時の業界事情や、3年間過ごした海洋堂で起きた出来事を
原型師たちへの羨望を交えつつ、鮮やかに描いています。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
今日は映画のおすすめです。
少し前(昨年)に紹介しました
『若草物語』の映画2019年版です。
タイトルは
出演: シアーシャ・ローナン, エマ・ワトソン, フローレンス・ピュー, エリザ・スカンレン, ティモシー・シャラメ
☆おまけ情報:ローリー役の方は、少し前に紹介しました『クーパー家の晩餐会』にも出演されてましたよ。
この映画は、現在と過去(思い出)のシーンが滅茶苦茶入り混じって出てきます。
なので、原作を読んでないと物語が続かないかもしれません。
いつもは1949年版の古い映画を観ていましたので、このペースに息切れしそうでした。
感動の種類が違うような?
泣けるシーンも違いました。
悲しく切ないことは切ないのですが、
2019年版は元気をもらいました。
原作で読むのと違った感動でした。
『ストーリー・オブ・マイライフ : わたしの若草物語』は瀬戸図書館で視聴できます。
お時間あるときにぜひ、ご覧くださいませ。
そして、何より原作『若草物語』も
もう一度、お勧めします。
(図書館スタッフ:小豆)