オススメ本: 2020年8月アーカイブ
皆さまごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
私は先日、親知らずを一本抜きました。
虫歯になっただけのまっすぐ生えている歯だったので、
部分麻酔だけで簡単に抜いてもらえました。
部分的な処置の場合は部分麻酔だけで十分ですが、
大がかりな外科手術の場合は、全身麻酔によって完全に意識と感覚をなくしますよね。
そうでなければ痛みなどで患者が抵抗したりして処置を行うことが難しくなってしまいます。
私は痛いのが苦手なので、歯を一本抜くのにも麻酔を使ってもらえるのはありがたいかぎりです。
今回ご紹介するのは泉鏡花の『外科室』です。
とある理由により、麻酔なしでの外科手術を望む伯爵夫人の物語です。
古めかしい文体ですが、幽玄で美しい雰囲気を是非味わってみてください。
※泉鏡花『外科室』は、青空文庫のからすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
こんにちは、図書館スタッフのるんです。
みなさんは詩集を丸一冊読んだことってありますか?
実は詩ってテレビコマーシャルや街中の広告で見かけたり
教科書に載っていた詩の一節を読んだりしたことはあっても
しっかり詩集に向き合ったことはなかったスタッフ。
そこで青空文庫に詩集を探してみました!
高村光太郎著『智恵子抄』
東京には空がない、っていう有名な一節が載っている詩集です。
読んでみるとこれがなかなか良い。
レモンのでてくるのとかグッときます。
(ナマズもでてきますよ!)
高村光太郎は詩人だけでなく
彫刻家や画家としても活躍したのだとか。
詩集を全部読んでみる、って経験ちょっとわくわくしたので
ぜひトライしてみませんか。
※ 高村光太郎の『智恵子抄』は青空文庫からすぐ読めます。タイトルをクリックしてください。
(図書館スタッフ るん)
みなさんこんにちは、スタッフのにこいちです。
子供のころから妄想が大好きで「空を飛ぶ」「外国のお姫様設定」「母親が偽物」などなど、
毎日ニヤニヤして楽しんでいました。
大人になっても妄想は続けていて、今は妄想仲間とお酒を飲みながら(今は自粛中だけど)
自分たちの妄想を話し合うという、大人の遊びをしています。
さて、今回紹介するお話は梶井基次郎著『愛撫』です。
タイトルからするとどんな話なの?と思うかもしれませんが、
これは猫好きの作者が猫に対する妄想、夢を繰り広げるお話です。
作者は、好きな子にはちょっかいを出したいタイプなのでしょうか。
猫ちゃん大好き!を感じることができるお話です。
猫好きの方もそうでない方も、是非どうぞ~
※梶井基次郎『愛撫』は、青空文庫のからすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。
(なごやの図書館スタッフ にこいち)