オススメ本: 2014年2月アーカイブ
今日は食に関する本をご紹介します。
本屋さんツアーで見つけた本で、
これは読まなくちゃと思った本がこちら。
『イラストでよくわかるきれいな食べ方』 / BLOCKBUSTER著
焼き魚を食べるとき、どうやっても身と骨がぐちゃぐちゃになってしまうので
こういうHow-to本を待っていました。
イラストで分かりやすく書いてあるのはもちろんですが、
この本の良い所は「食に関する知識」が豊富なところです!
「箸の作法」から「バインセオ」(ベトナム南部の料理らしいです)の食べ方まで
知っていて損はない情報ばかりです。
「バインセオ」については、食べる日が来るのか分かりませんが・・・笑
みなさんも食べ方や作法にお困りであれば、是非読んでみてください!
(名古屋の学生サポーター りっきー)
みなさんこんにちは
毎日が号泣カシスオレンジです(*^・ェ・)ノ
いやぁー、雪が降りましたねー
私の肌身感覚ですが
愛知県は、下手したらオリンピックよろしく、雪が積もるのが珍しく
雪に見慣れていないぶん、少しだけテンションがあがりました。
そういえば、ソチオリンピック開催しましたね。
日本選手一同には、頑張ってほしいです。
それでは、今日もオススメの本を紹介したいと思います。
『太陽の塔』
森見登美彦著
あらすじ
京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。
男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を
目指しておかしな計画を立てるのだが...。
でました
私の大好きな、森見さんのデビュー作であります。
そして本書は、2003年のファンタジーノベル大賞を受賞した作品です。
世間の恋愛至上主義を、怒り、憎み、反駁しながらも
彼女を求める気持ちや青春虚しさや葛藤をつぶさに描いています。
この作品の魅力は、なんといっても男臭いということ
妄想が妄想を呼び、妄想に生きた京大生の友情とも言える
ストーリーがたまらなく可笑しい。
その可笑しいストーリーを牽引する文体や諧謔を弄した語呂がこれまた可笑しく
日常さえ非日常に変えてしまう、あまりにも古風な文体である
マジックリアリズムの世界に迷い込むこと間違いなしです。
注意としましてはこの小説は、変人しかでてきません。
背伸びをし虚勢を張っている主人公の内面の理屈は
首尾一貫しているように見えながら 実は融通無碍であり
基本的に 「すべて彼らが間違っている。なぜなら私たちは正しいからだ。」という
「真理」から「論理的」に導かれるため、完全無欠なのです。
この真面目くさった屁理屈がだんだんと笑いを誘います。
笑いも誘いますが、同時に恥ずかしい気持ちを思い出し赤面する。
とどのつまりは、痛い奴らの集まりなのです。
だけどそれが、愛すべき馬鹿に見えて仕方がないのです。
正しく、作者の公言した「読了したあかつきには、体臭が人一倍濃くなっているだろう」とする
ド青春小説です。
京都が好きな方や体臭が薄い方は、是非ご一読を
それでは、今日は加湿中の図書館から
(名古屋の学生サポーター カシスオレンジ)
みなさんこんにちは
毎日がALL OR NOTHINGカシスオレンジです(*・∀・)ノ゙
いやぁー、冬長いですねー(●´・△・`)
みなさん朝は、無事起きられますか?
私はというと
久しぶりに、布団や毛布を干したり洗いました。
そのお陰か
今日も元気にオーバースリプトしました。
超自然的に
布団フカフカ冬将軍の前には、成す術ありません
すみやかに、死んだように寝るしかありませんでした。
しかし、言い換えれば
明日を捨てる覚悟のある者だけが
布団フカフカ冬将軍と対峙できるのです。
そして、未だ見えない勝利を手にいれ、人は成長するのです。
と、大義名分を得て自己完結し、詭弁に惰眠を貪るのであった。
みなさんには
大事な日の前日には、布団をフカフカにしないことを
おすすめします。
(´д`)はぁ...なれるものなら猫か犬かペンギンになりたいものです。
さてさて、冗談はさて置き、今日もオススメの本を紹介します。
乙一(著)
でました乙一さんです。
2006年に映画化され単館系で公開されたりもしたそうです。
私が本屋さんツアーで選んだもので
ただ今、待ちに待った本屋さんツアー展が開催されたので、早速読みました。
まず表紙が怖いので、乙一さんの作風から察するに
あ、これはGothみたいな事件かなぁと覚悟していました。
読んでみると真逆の内容で、ロマンチックなミステリーでホッコリしました。
殺人事件の謎と、盲目の女性の自立、そしてアキヒロとミチルの奇妙な共同生活。
日常に潜む陰や情景を繊細に描写され、感情の琴線が心豊かに伝わります。
ラストは、どうしてもハッピーエンドを願ってしまいました。
「自分の居場所を探していた彼が気付いたのは居場所ではなく、自分の存在を許す人間だった。」
なんとも冬の朝日のような優しく暖かい本でした。
忘れた頃にまた再読したいです。
冬の季節にホッコリしたい人は是非ご一読ください。
それでは、今日は粛々な法学部資料室から
(名古屋の学生サポーター カシスオレンジ)