オススメ本: 2013年2月アーカイブ
2011年に新しくなった名古屋市科学館のプラネタリウム「ブラザーアース」は、
世界一の広さとクオリティともいわれています。
わたしはこれまでに2回行ったことがあるのですが、
大きな夜空を見上げているようなリアリティに感動しました。
そして2回とも、空白の時間があります・・。
ふかふかでとっても気持ちの良い座席は、
ほんとにリラックスできてしまうんですよね。
少し寝てしまった自分に若干の後悔を感じつつも上映が終わり、
プラネタリウムを出て外が明るいと、そうだった、まだお昼だったんだ と、
すっかり夜空を満喫していた自分に気付くのです。
まさに宇宙トリップです。
全国にはすてきなプラネタリウムがたくさんあります。
この本を片手にまわってみるのも楽しそう。
(なごやのスタッフ 春)
今、話題の映画「レ・ミゼラブル」は観ましたか?
わたしは先月、映画館で感動に震えてきました。
その感動は大きな愛に包まれすぎて、
感想をことばにすると薄っぺらになっちゃいそうです。
とっても良質な映画でした。
物語の舞台は、格差と貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ちあがろうとしていた19世紀のフランス。ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間投獄され、仮釈放されたものの生活に行き詰まり、再び盗みを働く。しかし、その罪を見逃し赦してくれた司教の慈悲に触れ、身も心も生まれ変わろうと決意。マドレーヌと名前を変え、工場主として成功を収め、市長の地位に上り詰めたバルジャンだったが・・・
本学の図書館には、原作本がありますので、ぜひ手にとってみてくださいね。
『レ・ミゼラブル 全4巻』ユーゴー作 岩波文庫
『レ・ミゼラブル(まんがで読破)』 ユゴー作 イースト・プレス
(なごやのスタッフ 春)
このひと月ほどの間、デパートやスーパーでは、どこへ行っても特設会場までできて
チョコレート祭り状態でしたね。
以前は「何もそこまで...」とその熱気にちょっと引き気味だったのですが、
最近は贈る方も贈られる方も、ちょっと力が抜けてきた感じがあって、
季節の行事として普通に受け入れられるようになってきました。
"お世話になってます""いつもありがとう"という感謝の気持ちで贈るのも素敵ですよね。
(義理と感謝はまったく違います!)
それに何と言っても、この時期にしかお目にかかれないようなチョコがたくさん並んで
いるのを見ると、心躍ってしまいます。
チョコ好きとしては自分チョコ買いは欠かせません。(こっちがメイン?)
せっかくなので、本もチョコレートでいってみたいと思います。
『銃とチョコレート』 乙一
大富豪の家から次々とお宝が盗まれ、現場には毎度「ゴディバ」のサイン入りカードが。
ぼくらのヒーロー名探偵ロイズが怪盗ゴディバと対決するため立ち上がる。
少年リンツは偶然ある手がかりを発見、探偵ロイズに手紙を書いたが...。
子ども向けのミステリー、という感覚で読み進めていくと、思わぬブラックさとダークさに
どっきりさせられます。
いろいろな前提がどんどん崩されていく感じ。
いい人はあくまでいい人、悪人はとにかく悪いというキャラ設定や、いじめっ子は最後には
改心するかやっつけられるかがお決まりだと思っていた事が、全然あてはまらないのです。
二転三転する物語と合わせ、予想もつかない展開にきっと驚くと思います。
そして、登場する人名や地名などの固有名詞が、有名ブランドやショコラティエ、
チョコレートの種類など、全部チョコレートに関係するものになっているところも
とても凝っていて面白いのです。
中には知らないものもあったのですが、↓の本で見たら載っていました。
『高級ショコラのすべて』 小椋三嘉
わからなかったら調べてみるのも楽しいかも、です。 それにしてもおいしそう!
(名古屋のスタッフ くり)