スタッフ: 2021年2月アーカイブ
今日は、絵本を紹介します。
『しんでくれた』
ドキッとするタイトルですね。
自分が今日まで生きていられるのは誰のおかげかな?
食べることは命を戴くこと。
心を込めてしっかり「いただきます!」と口にしたくなる1冊です。
なんでもお店で買える世の中だからこそ、この本を手に取ってたくさんの恵みに感謝してほしいと思います。
意外と表現がストレートで少し恐怖を覚えるかもしれません。
瀬戸の図書館の絵本コーナーにあります。
(瀬戸の図書館スタッフ:かるみあ)
て、みどりじゃん!
いえいえ、よーく見て。1、2、3・・・まばたきはガマンだよ。
じゃあとなりのページを見てごらん?
あっ!
補色って聞いたことありますか?あるいは反対色とか。
黒の反対は白。
これは誰でもわかります。
けれど黄色の反対の色は?赤の反対は?
色の3原色や補色について研究し明らかにした人は実は科学者ではありません。あの大詩人ゲーテが初めて解明しました。
このゲーテの色彩論を『はらぺこ あおむし』『パパ、お月さまとって』の作者エリック・カールが楽しい絵本にしてくれました。
ちいさいかえるの誕生日に来てくれたあかぎつね。でもおかあさんかえるにはみどりのきつねにしか見えません。
「おかあさん、よーくよーく見て。1、2、3」
左ページにはみどりのきつね。右にはただのまっしろなページ。
みどりのきつねを見つめた後、右のページに視線を移すとそこにはあかいきつねが現れます。
上手く見えるといいですね。
瀬戸の図書館員 とらねこ探偵ミロ
直木賞受賞作家である辻村深月さん。いろいろ読んだ中でも特に好きなのは、この本。
『スロウハイツ』の住人たちが繰り広げる群像劇は、どのような結末を迎えるのか?
辻村深月さんの好きなところは、ラストが明るい話が多いこと。
ラストがシリアスだとどよんとした気分になるので・・・
この話のラストも、「おお、そうだったのか!」と思えてとても良かったので、
ぜひお勧めです!
(瀬戸のスタッフ:emirin)
ごんぎつねです。
子どもの時に読んだ記憶はあるのですが内容をすっかり忘れていました。
いたずら好きのごんは魚を取っていた兵十にいたずらをし、うなぎを逃がしてしまいます。
数日後、兵十の母親が亡くなったことを知ったごんは、あのうなぎは母親へ食べさせたかったのだろうといたずらへの後悔をします。
反省をし栗や魚を兵十の家に届けていました。
しかしある日ごんの気配に気付いた兵十は火縄銃で撃ってしまいます。
※『ごん狐]』は、青空文庫からすぐ読めます。タイトルをクリックして下さい。
(図書館スタッフ:たぬき)