スタッフ: 2016年10月アーカイブ
(主催:活字文化推進会議 共催:ビブリオバトル普及委員会 主管:読売新聞社)
学内予選会を2016年10月14日(金)に名古屋キャンパス図書館で行いました。
ビブリオバトルとは、
発表者が読んで面白いと思った本を持ち寄り、
「どの本を一番読みたくなったか」を基準として聴講者が投票を行うゲームです。
当日は学生4名、院生1名の合計5名が集まり、
それぞれが読んで面白いと思った本を紹介しました。
◆チャンプ本
『魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち』 角野栄子著 角川書店, 2015
◇今回紹介された本
『君の膵臓をたべたい』 住野よる著 双葉社, 2015
『スター・ウォーズ学 』 清水節, 柴尾英令著 新潮社, 2015
『ザ・ベストミステリーズ』 日本推理作家協会編 講談社, 2016
『きりこについて』 西加奈子著 角川文庫, 2011
どの発表者も、それぞれが持ってきた本について熱く語り、
聴講者の方から「ぜひ読んでみたい!」という声が多数あがりました。
参加者の皆さんは学年も学部も違うなかで、
それぞれが選んだ本を紹介するときの様子はとても楽しそうに発表されていたので、どの本も読んでみたくなるものばかりだとチャンプ本を決めるのには接戦 でした。
今回チャンプ本に選ばれた紹介者の武藤さんは11月26日(土)に本学で行われる東海Bブロック(愛知・岐阜)地区決戦に出場し、
京都決戦(本戦:京都大学時計台ホール)の出場を目指します。
ご都合がつく方はぜひ会場へお越し下さい。
(名古屋のスタッフ のだ)
(加古里子(かこさとし) 福音館書店)
この本、みなさんのご家庭にありませんか。
もしかしたら幼い頃、読んでもらったのではないでしょうか。
昭和レトロの香りがする作品だなと個人的には思っています。キャラクター然りです。
お話は単純ですが、たくさんのモノが描かれています。
その一つ一つがとても丁寧で、色彩豊かに描かれています。
モノの存在が大きく、それらを見ているだけで、心豊かに感じます。
このキャラクター以外に「かみなりちゃん」というのもいましたね。かわいい子です。
加古さんには、他にも『からすのぱんやさん』シリーズがあり、これもまた一度は目にしているのではないかと思います。
『11ぴきのねこ』
(馬場のぼる こぐま社)
11ぴきの野良猫たちが、おなかいっぱい魚を食べたくて、海に出て、大きな魚を捕り、帰ってくる途中で食べてしまう話。絵を見れば、懐かしいという方々がいらっしゃるのではないですか。
こちらもロングセラーの作品です。
11ぴきのねこたちが力を合わせて魚を捕るところや、運んで行くところが楽しく描かれています。最後にがまんできなくて魚を食べてしまい、魚が骨だけになるというシーンは大変おもしろいですね。
今も昔も子どもたちに人気の作品です。
このシリーズで私が好きな作品は「11ぴきのねこ マラソン大会」です。見開きにページを足してコース全体を描いているのですが、じっと見入ってしまい、とても楽しい気分になったことを覚えています。
『おんぶはこりごり』
(アンソニー・ブラウン 平凡社)
ママは家事をする人って、どこかで決めつけていませんか。
これは、そんなママの反乱の物語。
「おんぶ」とは、家族を背負っているという意味ですかね。
ママが家出をして、残されたパパと子どもたちが悲惨な生活を送り、その姿がブタになってしまうというのがおもしろいです。
最後はパパと子どもたちは心を入れ替えて、ママの家事を手伝うというもの。
ちょっと教訓めいているけれど、カラフルな絵で、楽しいお話に仕上がっています。
【スポーツ健康学部 滝浪常雄】