管理人: 2013年7月アーカイブ
NGU図書館では、今、ビブリオバトル旋風が吹いています。
わたしもその風に乗っかって、今回はビブリオネタでいきたいとおもいます。
ビブリオバトルっておもしろいなあ、とわたしが思ったきっかけとなったのが、
6月に名古屋・栄のジュンク堂で開催された
「ビブリオバトル東海決戦」を観てきたことでした。
ビブリオバトルについては周りの方から話をきいたり、
それにまつわる本を読んだりしていたものの、実際に見るのは、はじめて。
その日の会場は、観客100名が集まり、これからはじまる決戦への期待と初夏の暑さで
熱気に包まれていました。
東海決戦は、それぞれチャンプ本として勝ち進んできた静岡・愛知・岐阜・三重の大学生
4名と社会人2名(大学教授と書店員さん)の計6名で行われる東海地区決戦でした。
バトラーさん(特に大学生の4名)は、勝ち進んできただけあって、話し方も構成も上手。
本の魅力を熱く語るひと、逆に冷静沈着に紹介するひと、笑いを取り込むひと、
と紹介の仕方は様々でしたが、みなさんの惹き込まれるような話しっぷりは、
さすがだなあと唸りました。
観客側の目線からみてビブリオバトルは、普段手に取ることのない自分の知らないジャンル
の本を知れることが単純におもしろいかったです。知的好奇心がくすぐられました。
そしてバトラーさんは、やはり勝ちたい、チャンプ本に選ばれたいと思って
参加されるわけでしょうから、どのようにすればこの本の魅力を5分間で相手(観客)に
伝えれることができるだろうかと、あれこれ考えて話しているのでしょう。
その要約されたような5分間と言うのは、バトラーさんはもちろんのことだと思いますが、
観客もちょっとした緊張感があって、集中して聞こうとする時間がとても濃密に
感じられました。
それはすべてを聞き終えた後に、心地よい疲れを感じるくらいでした。
バトラーになるのはちょっと敷居が高いなあと思っているひとは、
濃い時間を味わえる観客としての参加をおススメします。
日本全国でますます盛り上がりをみせているビブリオバトル。
秋に開催される首都決戦@東京を目指し、本学でも予選会を行います。
ただ今、バトラーの参加申込を受付中!
気になった方は図書館カウンターへお越しください。
◇ ビブリオバトル東海決戦2013 で紹介された本はこちら ◇
・『ファスト&スロー (上・下): あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン著 村井 章子訳 友野典男(解説)
・『モノローグジェネレーション』 小坂俊史著 ※漫画
・『九つの、物語 』 橋本紡著
・『いつやるか? 今でしょ! 』 林修著
・『続・悩む力』 姜尚中著
・『動物に心はあるだろうか? 初めての動物行動学』 松島俊也著 佐竹政紀イラスト
先日学内で行われた「モーニング × ビブリオバトル」で紹介された図書とともに、
現在、図書館で展示中です。
(なごやのスタッフ 春)