管理人: 2011年6月アーカイブ
読書の輪を広げたい。
そんな思いから名古屋学院大学 読書ブログ「栞輪(しおりん)」は始まりました。
学生サポーター、教員、スタッフ...、みんなで本の紹介をしています。
さぁ、みなさんも一緒にこの「栞輪」を作り上げていきましょう!
そして、記事を投稿してプレゼントをもらっちゃおう!!
オススメ本など、本に関する記事ならなんでもOK。
たくさんのご応募をお待ちしています。
<期間>
2011年7月1日(金)~7月31日(日)
<対象>
図書館利用者
<投稿方法>
①図書館カウンターで記事を投稿し、その場でプレゼントをゲット!
②メールで記事を投稿し、後からカウンターでプレゼントをゲット!
<投稿内容>
学部・学科、学籍番号、氏名、連絡先(メールアドレス)、投稿記事(書名・著者名を忘れずに!)
<投稿先>
①名古屋キャンパス 白鳥学舎 曙館 学術情報センター 3階 カウンター
瀬戸キャンパス 図書館 2階 カウンター
② toshokan@ngu.ac.jp *件名を「栞輪投稿記事」としてください
詳しくはこちらから
(栞)
林真理子、初の児童文学作品。
お子さんのために書かれた一冊だそうです。
「秘密のスイーツ」 林真理子/著
主人公の理沙は、不登校。
両親の離婚がきっかけで祖父母の暮らす田舎へ引っ越してきます。
ある日、母親とケンカをして家を飛び出すのですが、
その時、神社の石柱の穴が65年前の日本とつながっていることに気付き、
この穴を通して雪子ちゃんというお友達ができます。
でも、65年前といえば戦争真っ只中。
二人の間の価値観の違いに驚きます。
理沙がいつも無意識にむしゃむしゃ食べている甘いものを、
65年前を生きる雪子は食べることが出来ません。
そんな雪子やそのお友達のためにせっせと甘いスイーツを届ける理沙。
感謝をされることで、人のために何かをすることの喜びを知ります。
二人の間には強い友情が育まれるのですが、戦争の影が忍び寄り・・・
児童文学とカテゴリされますが、子どもから大人まで楽しんで読んでいただけます。
人と人とを結ぶ、大切な気持ちについて気付かされる一冊です。
(栞)
今年もこの時期がやってきました!
そう、本屋さんツアーの季節です!!
去る6月15日(水)、丸善名古屋栄店へ行ってきました。
今回参加してくれたメンバーは全員で8人。
初めて丸善名古屋栄店へやってきた学生さんたちは、
本・本・本!!の空間にびっくり。
また、よく利用するという学生さんたちは、
自分の気になる本がある棚へ行きたくてウズウズ。
書店の方にツアーの説明をしていただいて、
カゴを手に店内へ飛び出してゆきました。
学習の助けとなる本、読みたい本、オススメの本、図書館にあると便利な本などを選びました。
どんな本が学生さんたちの興味を引くのか、授業の役に立つのかなど、
真剣に考えながら本を選んでゆきます。
また、今回は名古屋市科学館プラネタリウムのリニューアルに関連して、
みんなで星や夜空に関する本もたくさん選びました。
プラネタリウムにもう行ってみた人は復習に、
まだ行っていない人は予習に最適ですよ。
今回選んだ本は、秋に「本屋さんツアー展」として、
名古屋キャンパス白鳥学舎3階の学術情報センターにて展示する予定です。
参加してくれた学生さんたちがそれぞれベスト3を選んでPOPも書いてくれています。
どうぞ、お楽しみに!!
「2011年度本屋さんツアー」の様子はこちらから
(栞)
今月から始まりましね~~NHKドラマ。
「下流の宴」 林真理子/著
原作は2009年に新聞で連載され、非常に読者からの反響があったようです。
(私がこの本を読んだのは2010年の初冬だったので、
残念ながら当時の様子は分かりませんが・・・)
美波が演じる宮城珠緒から見ると成功の物語。
でも、黒木瞳が演じる福原由美子から見ると没落の物語。
理想の家庭を築いてきたはずだったのに、気付いたら中流の崖っぷち。
夫の左遷、娘の就職・結婚の失敗、そしてフリーターの息子の爆弾発言。
なんとか家庭が下流に落ちてしまわないように、
最愛の息子を下流の世界から引き上げるために、
福原由美子が奮闘します。
しかし、はたして福原由美子の望むような結果になるのか。
そして、福原由美子が下流のオンナと判断した宮城珠緒はずっと下流のままなのか。
主人公たちがミもフタもない本音をぶつけ合うこの小説。
とってもリアルな現実を見せ付けられ、
読むと「ニッポン総中流」は幻想だった、
いつでも下流の世界は私たちの近くにあるんだと、
冷や汗が背中を流れる気がします。
(栞)
皆さん、どんなデートが記憶に残っていますか??
楽しいデートはもちろん。
ちょっと失敗しちゃった(かなりかも・・・?)デートなんかも、
忘れられないものですよね。
また、デートというだけでドキドキワクワクして、
そんな緊張ばかり覚えていて、
肝心の内容はさっぱり、というのもあるかもしれません。
今回ご紹介するのは、そんなデートのお話。
瀬尾まいこ「おしまいのデート」
タイトルになっているお話を合わせて、
全部で5本の、デートがテーマの短編小説が楽しめます。
ちょっと寂しくても次への希望が見えるもの、
ちょっとほろ苦いもの、
ドキドキが止まらないもの、
まったりしたもの、
悩みのつきないもの。
登場人物たちの色々な体験を読んで、
自分のデートを振り返ってみると、
今まで気づかなかったステキな発見があるかも・・・
(栞)