こんにちは!あかトマトです。今日はクリスマス・イヴですね☆
皆様はどんなクリスマスをお過ごしになるのでしょうか。
私はチキンとケーキを食べる以外に特別なことはしないのですが、この時期になると子どもの頃大好きだったこちらの絵本を思い出します。
「ぐりぐら」シリーズが好きで何冊か持っていたのですが、今の時期は毎日これでした!
二匹の野ネズミのかわいさと、森の仲間たちと食べるケーキの美味しそうな感じが伝わってきて、いくつになってもほっこりする作品です。
そんなわけで図書館のクリスマスイベントにも展示させていただきました。
年末年始は寒さも一段と厳しいとの予報ですが、どうぞこの絵本のような心温まるクリスマス&お正月をお過ごしください。
では、また来年「栞輪」でお会いしましょう♪
よいお年を...☆★☆
(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介するのは、安野モヨコ著『くいいじ』です。
マンガ家として素敵な作品を世に出している方の文章はやはり素敵でした。
出だしから惹きつけられる、そんなワクワクの連続。
作家のどうにもとまらない「喰い意地」を描いたお話で、
誠実にそして愛情をもって、食べ物と食欲にむきあっているその姿勢と
美味しそうな挿絵が、脳内再生はもちろん、読み手の食欲をそそります。
自分の知らない料理や食材を知り、つい読むほうも食いしん坊度が増して
作中の簡単な料理をつくってみたのですが、そこそこ好評でした。
料理をしたり食べたりすることって、何か良いなーと感じられる本です。
名古屋市の図書館他で所蔵していますので、よければ手に取ってみてください。
〈名古屋図書館スタッフ:もくもく〉
こんにちは、スタッフゆまたろうです。
今回は、読むと嫌な気持ちになれる本を紹介します。
プールの水をうっかり抜いてしまった小学校教師。
間違って届いた隣家の郵便物を開けてしまった老夫婦。
公開直前の映画で、出演俳優に薬物疑惑が出た映画監督。
問題発覚時に正直に話せばすぐ解決出来たのに、
どの主人公も事実から逃れようと
あれこれ試行錯誤してしまいます。
読んでいて、そっちを選ばないで!と何度思ったことか。
そんな気持ちを味わえる短編を5話収録!
全て読み終わった後、タイトルの意味に納得しますよ!
こんにちは、本日はおすすめ映画DVDの紹介です♪
『キングダム』
超人気コミックの実写映画シリーズです。
古代中国の春秋戦国時代末期における、7つの戦国国の
争乱背景とした作品。中国史上初めて天下統一を果たした
始皇帝と、それを支えた武将李信にまつわるストーリー。
(原作は2013年、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞)
壮大な乱世のお話で、ハマっている方もいらっしゃるかと思います。
実写化もよく出来ていて、大変な人気作ですよね。
瀬戸の図書館にもシリーズで揃っています。
是非見に来てください♪
(★瀬戸の図書館スタッフ ティズ★)
内村鑑三の生き方、考え方にとても興味があって、最近は、関連の図書を難しいですが、あれこれ頑張って読んでいます。そんな中で、読みやすくアレンジされた本を見つけました。
内村鑑三の『後世への最大遺物』をわかりやすく、今の言葉に編集した
を紹介いたします。
まず、最初のページに紹介されてた漢詩のメモをシェアいたします。
天地無始終
人生有生死
意味:天地は永遠で、始めも終わりもない。人間には生死があり、人生には限りある。頼山陽(江戸後期の漢詩人)
残すといえば、お金?事業?、。。。そんな財産が欲しいと欲を持つのはいけないことか?
私には残せるものなど何もありませんが、
誰もが残せる唯一のものがある
と、内村鑑三は言っています。
今の私たちに足りないものはお金ではない
さて、それは?
この本を今、読む人への解説が後半に記されています。
この作品は内村のキリスト信仰を伝道するために書かれている本ではない。彼は宗教としてではなく、自己啓発として話した、とこの解説者は説明しています。
確かに聖書の話や福音についての内村鑑三の礼拝メッセージ的なものはなかったように思います。
しかし、彼の生き様を知る助けにはなると思います。
今日からの生き方が変わる、そんな一冊です。
文字も大きく、読みやすく編集されています。
ぜひ一度、読んで見てくださいませ。
内村鑑三に興味をもたれましたら、図書館の検索ページから探してみてくださいね。図書館には、内村鑑三に関する本がたくさんあります。『内村鑑三』で検索してください。
『図書館のページ』
‼️おまけ‼️
もう一冊おすすめいたします。
『内村鑑三とその周辺』は瀬戸図書館書庫にあります。図書館カウンターにお尋ねください。
※下の写真は内村鑑三の墓碑銘である言葉と私のお気に入りの写真です。私のアルバムより。
(図書館スタッフ:小豆)
現在しろとり図書館では
クリスマスイベント「ADVENT BOOKS 2024」を開催中です。
図書館員が選んだクリスマス本の展示や
毎日本が増えていくアドベントカレンダー
先着で、本を借りた人にクリスマスデザインのしおりと
小さなプレゼントもあります。
キラキラなツリーと楽しいBGMで皆さんをお待ちしています。
ぜひ図書館でクリスマスをお楽しみください。
<ADVENT BOOKS 2024>
場所: 名古屋キャンパスしろとり 曙館3F 学術情報センター(図書館)
期間: 2024/12/2~23
(名古屋のスタッフ:ゆまたろう)
測量士として様々な地図の作成にかかわった著者が地図の読み解き方について伝授。
地図データが当たり前のように身近になった現在。
以前のようにカーナビで海の中を走る表示もなくなったようです。
もともと完全な球体ではない地球(いびつな楕円)を表示するには様々な無理があり、緯度経度の表示法が変わったこともあったとか。
GPSの登場で現在位置が把握できるようになってからは、地図は見るものからバックエンドで働くツールとして、生活に欠かせないものとなっています。
そのGPSによって大陸のプレートの動きがとらえられ、ハワイと日本の距離が1年に6㎝ずつ近づいていることが分かったり、東日本大震災で東日本の一部が大きく東へ伸びたことが確認されたり、大きな発見があったようです。
面白いですね。
【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介する作品は、中国の古典をもとに書かれた作品で,
高名な詩人になる望みに破れ、虎になった男が自分の数奇な運命を友人に語る変身譚。
某アニメから興味を持たれた方もいるかもしれません。
中島敦の『山月記』です。
教科書でふれた方も多いと思います。
"己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。
かといって、又、己は俗物の間にすることも潔ぎよしとしなかった。"
この場面は切なさを感じさせますね。
臆病な自尊心と尊大な羞恥心のために他者との交流を断ってしまう。
ここまで強くはなくても、誰しも心当たりがある思いではないでしょうか。
漢文古典に対する素養が深く、漢文的で硬質な文体を特徴とする
著者はこの作品と「文字禍」という作品で文壇デビューしました。
今、読み返してみると授業で読んだ時とは、違った感想を抱くかもしれません。
青空文庫では新仮名・旧仮名で、図書館所蔵では他にもマンガ版などがありますので、
お好きなものを読んでみてください。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)