2020年11月アーカイブ
こんにちは。
皆さんは恋をしたらそっと心に秘めているタイプですか?
それともグイグイ行動していくタイプですか?
今日はこんな1冊を紹介します。
『魔女のパン』
黒猫をつれた魔女のお話ではありません。
パン屋の女店主が、安い古いパンだけをたびたび買いにお店に訪れる1人の男性客に次第に心惹かれていくお話です。
今まではそっと彼に想いを寄せているだけだった彼女が、ある日ある行動を仕掛けます。はたして彼女の想いは男性客に届くのか・・・
感想は人によって様々なようですが・・・私は読み終わると2人の気持ちを思ってなぜか涙腺がゆるくなります。
また、この本は『善女のパン』と邦訳されている物もあるらしいです。どちらの題名がよりピッタリくるかを読んで考えてみるのも面白いですね。
短編物ですが、読み始めからすぐに物語に引き込まれ最後にハッとする展開が待っています。
(『賢者のおくりもの』等でも有名な)「さすがオー・ヘンリー!」と納得する作品です。
※『魔女のパン』は青空文庫から読めます。タイトルをクリックしてください。
(瀬戸の図書館:かるみあ)
はじめまして
小豆と申します。
本日ブログデビューです。
世間知らずのお気楽者です。
文章もヘタッピですが
頑張ります。
よろしくお願いいたします。
どれくらい世間知らずかと言いますと。。。。
皆さんは、
ミヒャエル・エンデ
という作家さんをご存じですか?
この方、『モモ』とか『ネバーエンディング・ストーリー』の作者さんなんですよね。
私は全くこの方を知りませんでした。
ある時、ある方のお話の中で、『がんばりやのかめ トランキラ』という絵本を知りました。
周りの人に何を言われてもどんなに時間がかかっても目的の王様に会いに行くことをあきらめなかった亀のお話です。
すごくその絵本が気になって、調べてみました。
その絵本の作者が、ミヒャエル・エンデさんでした。
知り合いに話すと
「あ~『モモ』の作者ね。」
と。
有名な方なんだとわかりました。
早速、エンデさんについて知りたくなって見つけたのがこの本です。
この本では、もちろん『モモ』や『ネバーエンディング・ストーリー』について書かれてますが
エンデさんってどんな人?という私の疑問に答えてくれています。
エンデさん、かなりの亀好きのようです。
私がエンデさんを知るきっかけとなった絵本、
『がんばりやのかめ トランキラ』で
主人公が亀なのもうなづけます。
『モモ』や『ネバーエンディング・ストーリー』で
エンデさんをご存じの方も、意外な発見があるかもです。
(なごやの図書館スタッフ:小豆)
青空文庫よりご紹介します。
宮沢賢治さんの「どんぐりと山猫」です。
はじめての童話集「注文の多い料理店」に収録されているようです。
とある日、「山ねこ 拝」と書かれたはがきをもらった一郎。
山ねこが裁判をするというので行ってみると、沢山のどんぐりたちが
形や大きさなどで、誰が一番偉いのかを争う裁判だったのです(笑)
困った山ねこは一郎にどう言えばよいか相談をしました。
一郎が言った答えは・・・・?
"どんぐりの背比べ"?
優位さを争うことに意味がないよねという教訓でしょうか。
秋の情景にほっこりさせられるお話です。
★瀬戸のスタッフ 月ウサギ★
瀬戸図書館には絵本コーナーがありまして、500冊ほどの絵本が並んでいます。
たくさんの絵本の中から読み聞かせにおススメの絵本の紹介しますね。
もちろんお一人で読むにもおススメですよ。
原題『I WANT MY HAT BACK』を長谷川義文さんが大阪弁で訳しています。
なにが「どこいったん?」でしょう。そう帽子です。くまは大事な帽子を探しています。いろんな仲間に聞きますが、彼の帽子の行方はわかりません。みんな知らない・・・でも・・・アレ?!!
結末は絵本には語られません。わかるかな?どんな顔して読み終えましょう。
読み終えた後の聞き手の反応が楽しみな一冊です。
瀬戸のスタッフ:とらねこ探偵ミロ
みなさん、こんにちは。スタッフのにこいちです。
短気は損気と言いますが、世の中には、全く腹を立てない(怒らない)人っているのでしょうか?
何事にも怒ってばかりいる人の話は聞いていて疲れてしまいますが、
いつもニコニコしていて全く怒らない人も、感情がいつ爆発するか分からず不安になってしまいます。
何事にも適度な感情が良いのでしょうね。
今回紹介する本は『おこりんぼう : ひと言申し上げたい』です。
著者の林望(りんぼう先生)が色々な事にぷんすか怒っています。
でもその内容はとても納得のいくものであったり、同意する部分も多いかと思います。
また、りんぼう先生はただ怒って物申しているだけでなく、若者のことも褒めています!
共感したり考えさせられたり、ただ物申されているだけではないので
「おこりんぼう」共有したい方は是非読んでみてください~
(なごやの図書館スタッフ:にこいち)
年末に近づくにつれ、いろいろな賞が発表されますね!
文学なら芥川賞と直木賞あたりが有名でしょうか。
芥川賞は芥川龍之介さんの名前から、
直木賞もきっと直木さんの名前からとられてはず!
さてこの直木さんのフルネーム、ご存知ですか?
①直木三十一
②直木三十二
③直木三十三
④直木三十五
実はこれ全部正解です!
一般的に有名なのは
35歳のときにつけた「直木三十五」というペンネームです。
(↑いらすとやにも似顔絵がありました!)
ちなみに芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学の賞だそうですよ。
大衆文学とはなんぞや!というわけで
菊池寛も認める大衆文学の書き手、
直木三十五のちょっぴり不気味な近未来小説を読んでみてください!
※直木三十五『ロボットとベッドの重量』は青空文庫からすぐ読めます。タイトルをクリックしてください。
『がばい』:佐賀弁で「とても」「非常に」と言う意味。