パープルリボンキャンペーンとは、女性に対する暴力の根絶を呼びかける世界的な運動で、
日本では内閣府が定めた機関(11月12日~11月25日)にあわせ、全国で様々な取り組みが行われています。
本学でも大学生活支援室と図書館で、現在「パープルリボンキャンペーン&ブックフェア」を開催しています。
関連書籍に加え、相談機関など外部団体のパンフレットも用意しています。
ぜひ一度お立ち寄りください。
〈開催期間〉
■2025年11月12日(水)~11月25日(火)
〈開催場所〉
■名古屋キャンパス 希館2F 大学生活支援室
大学生活支援室では、閲覧&学生生活に関する相談も受付中です。
■曙館3F 学術情報センター(図書館)
■瀬戸キャンパス 図書館
図書館では、閲覧・貸出ができます。(大学生活支援室で展示している本は閲覧のみ)
特別しおりも限定配布中です。
(瀬戸図書館スタッフ とら猫探偵ミロ)
『スピノザの診察室』夏川草介著。
タイトルを見た時、頭にクエスチョンマークが浮かんだ。
舞台は京都の町中の地域病院である。主人公は内科医。どうして哲学者のスピノザが出てくるのだろうと。
京都の町中を自転車で往診もする白髪混じりのアラフォー独身医師の雄町哲郎ことマチ先生。最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすために今の職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。
『スピノザは哲学の表舞台に出てくることはなかった。亡くなる直前まで執筆は続けていた。レンズ磨きの仕事をしながら。レンズ磨きの仕事は高度な職人技。スピノザの磨いたレンズは曇り一つない見事なものだった。』
マチ先生もまた最先端の医学の表舞台から降りたのかもしれない。けれどマチ先生もマチ先生のレンズを磨いている。
マチ先生の患者の多くは老人で、もう治る見込みがない人も多い。もう頑張れないと言う患者に『頑張らなくていいんです』と言う。
『先生がそばにいたら安心して逝けそうなんや』『おおきに先生』患者の中には身寄りのない人もいる。我儘をききながら、見放さない。
マチ先生は京都の和菓子が大好きで、特に矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅に目がない。私が1番共感したマチ先生の言葉。
マチ先生、座右の銘にします。
(瀬戸の図書館スタッフ:みんみん)
こんにちは、今日は超有名な漫画家・絵本作家の「やなせたかし」さんの本を紹介したいと思います。何が有名ってもちろん「アンパンマン」ですよね。知らない小学生は存在しない説を力説したいくらい(笑)
そして今回紹介したいのは、短編童話連作『十二の真珠』です。
やなせさんは、漫画家として仕事を始めていましたが、"童話をかきたい"とずっと思っていて、「十二の真珠を並べたような十二篇の童話をかこうと思って一番最後の童話のタイトルは『十二の真珠』と、かく前から決めていた。」とのことで、このとき連載された12の短編童話の中に「アンパンマン」の原型が書かれたのでした。 (ちなみに、アンパンマンが初めて絵本で登場したのは1973年、月刊キンダーおはなしえほん10月号のことです。タイトルに"それいけ!"もないし、タイトル表記もひらがなの「あんぱんまん」なのですね)
挿絵として描かれている元祖アンパンマンは、まるまるとしたおじさんが頭巾とマントをつけている姿で見慣れた絵と違う・・・ちゃんと飛ぶんだけど割と衝撃的です。絵本「あんぱんまん」は今の姿に通じるものがあるんですけどね。 やなせさんの考える「正義」と「飢え」のテーマが凝縮された短編童話となっていて、「あんぱんまん」は正義の味方として空腹の子どもたちを救うために自分を犠牲にして空腹の子どもたちを救うために頑張るおじさん。
『十二の真珠』は、子どもにも大人にも楽しめる物語が詰まった一冊です。 2025年春の朝ドラでもストーリーのモデルになっていて、私はドラマを見て人生を体感してますが、そんなやなせさんの想いが詰まったアンパンマン以外の作品に触れる絶好の機会なので、良かったら是非☆彡
(★瀬戸の図書館スタッフ ティズ★)
ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
現在曙館3Fしろとり図書館にて、ミニ展示「禁書」展を開催中です。
今回展示している本は、いずれも過去、もしくは現在禁書扱い、発禁処分になった本です。
禁書というからにはさぞ過激な内容なのだろうと思われるかもしれませんが、ほとんどは「どうしてこんな普通の小説が禁書扱いなの?」と思うようなものばかりです。これらの本はどれも政治、信仰、思想などの理由で、好きに読まれては都合が悪いと考える人たちによって本屋や図書館から取り除かれたことのあるものです。
少なくとも現在の日本ではこれらの本を読むことは禁じられていませんが、社会情勢や政治の変化によっては日本でも読めなくなる本が出てくるかもしれません。
そんな時代が来ないように、社会の動きから目を離さず、今享受できている「知る自由」に思いを馳せてみてください。
今回の展示に際し、参考にしたホームページ
国立国会図書館所蔵の発禁本
Top 10 and Frequently Challenged Books Archive
Top 100 Most Frequently Challenged Books: 2010-2019
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
こんにちは。
大学生活を過ごす中で、自分の将来について考えることってありますよね。
今日は数あるお仕事の中で、スポーツに関する職業に就きたいと考えている人にお勧めの図書を紹介します。
『スポーツの仕事大全 : 45人のスポーツプロフェッショナルたち』
スポーツ選手を目指すのはもちろんですが、他にもコーチやスポーツ栄養士・スポーツ通訳・イベント運営等々スポーツに関する職業はたくさんあります。
実際にスポーツ業界で働く方の体験談も満載で、より詳しく各仕事についての知識を深められると思います。
スポーツ健康学部の学生さんや部活動で日々活躍されている方など、将来スポーツ業界での人生を望んでいる皆さんにお勧めの1冊です。
こんにちは、スタッフあまりんです。
『ドラえもん のび太の日本誕生』という映画に、
かぶを開けると食べたいものが出てくる秘密道具が出てきます。
子供のころに見てからずっとほしい道具だったのですが、
ついに技術がアニメに追いついたようです。
『クック・トゥ・ザ・フューチャー
3Dフードプリンターが予測する24の未来食』

この本では、乾燥した粉末原料を元に
食品用3Dプリンターで様々な食べ物を出力する
技術やアイデアを紹介しています。
寿司や麺類などの普通の食べ物はもちろん、
文様柄のしゃぶしゃぶ肉や建物型のお菓子、
茹でるとサナギの形からチョウ型に広がるパスタなど、
SF映画やアニメの世界にありそうな食べ物を24種収録。
食べたいときに食べたいものをその場で出力する。
この技術があれば、食糧危機や食品ロスなどの問題も
解決できるかもしれません。
食の未来に思いを馳せてみませんか?
(いちごの中で、埼玉県産の「あまりん」が一番好きで改名した
なごやの図書館スタッフ あまりん)
みなさんこんにちは、ピアノです♪
唐突に質問です!ゲームは好きですか?
私については興味ないかもしれませんが私は好きです。
今年はいろいろと注目のソフトが目白押しで今からワクワクしているピアノです!
『フェミニスト、ゲームやってる』です。
さまざまなゲームについて著者の近藤さんがフェミニズム的視点から解説してくれている面白い本なんですよ♪
さてこう聞いてあなたはどう思いましたか?
タイトルに「フェミニスト」って入っているし興味ない・難しそう、とかゲームやらないしなぁとか思いましたか?
でもそれって「読まず嫌い」をしているかもしれませんよ!本当は読んだら面白い本だったのにタイトルだけで避けてしまっていたとしたら、そんなにもったいないことはないですよね?
もし興味のあるワードが一つでもタイトルにあるならまず目次を見ることをお勧めします!ではここでこの本で取り上げられているゲームをいくつかご紹介しますね。
まず「ピクミン4」。これは知っている人もプレイしたことがある人も多いのではないでしょうか?この本によるとこのゲームは「労働という行為がもたらす快楽と破壊が描かれている(p.18)」だそうです。え、どういうこと?と思ったあなたはぜひ本を読んでくださいね。
その他にも「スプラトゥーン3」や「アンパッキング」「ドラゴンクエストⅥ」など有名どころからコアなゲームまで盛りだくさんです。
ちなみに私がこの本で取り上げられていてうれしかったゲームはMOTHER2です。知ってますかこのゲーム。スーパーファミコンで発売されて、今では様々なグッズ展開もされていて、最近ではニンテンドーオンラインでもプレイすることが可・・・
ゴホン。えー、まあ私のオススメゲームのことは置いておきまして。
今まで何気なくやってきたゲームについてこんな視点から考えることもできるんだ!と新たな目が開かれるようなこちらの本、ゲーム好きの人はもちろん、フェミニズムってそもそも何?と思っている人もぜひ一度「読まず嫌い」せずに読んでみてはいかが?
(なごやの図書館スタッフ ピアノ)
こんにちは、スタッフあまりんです。
万博ロスの方に朗報!
現在、曙館3Fしろとり図書館では
ミニ展示「万博・知の余韻」を開催中です。
2025年10月13日に閉幕した大阪・関西万博。
始発の電車に乗り、日傘をさして並んだ東ゲート。
夏の暑さや雨から守ってくれた大屋根リング。
リングの上から見た、
どこまでも続く広い空と美しい夕焼け。
一番長くいた気がする氷のクールスポット。
おいしくて3回も食べたラミントン。
名前しか知らなかった国の文化や風景。
マップうちわの裏に世界を巡るように集めたスタンプ。
視界いっぱいに広がる大迫力の没入型映像。
いろいろな思い出ができましたが、
パビリオンの中でも特に心に残ったのは、
「シグネチャーパビリオン」でした。
今回は、そのプロデューサーたちが書いた本を集めてみました。
読書を通して、もう一度万博の世界に遊びに行きませんか?
(なごやの図書館スタッフ あまりん)
