みなさんこんにちは、ピアノです♪
今回ご紹介する本は『桃を煮るひと』です。なんだかおいしそうなタイトルだと思いませんか?こちらの本の著者は、くどうれいんさんです。くどうさんは小説にエッセイ、短歌と幅広いジャンルで活躍されています。『うたうおばけ』が一時とても話題になったので、その本をきっかけに知った方も多いのではないでしょうか?私にとっては『桃を煮るひと』が、くどうさんを知るきっかけとなった本なので、思い出深い一冊です。
今回の本は「食エッセイ」ということで、全編通しておいしそうなエピソードが盛りだくさん。この本が発売された当時、書店で大きなポスターが貼ってあったことを覚えています。そこには「食べのもののことを書かせるなら彼女しかいない!」みたいなことが書いてあったような、なかったような( ̄▽ ̄) 2023年に発売になった本なので、そこまで昔ではないはずですが、私の記憶からは、はるか彼方へ行ってしまったようです・・・。
さて気を取り直して、本の紹介に戻りましょう!どのエピソードも面白いのですべて読んでほしいところですが、全部読むには時間がないという方もいるかと思い、私が特に好きだったお話を2、3個ご紹介します。
1.桃を煮るひと
まあ、何といってもまず表題作は押さえておくべきですよね。ただ桃を煮ている日常の風景が描かれているのですが、その温かい空気感と、何気ない日常の愛らしさが切り取られています。意識しなければそのまま忘れてしまうかもしれない、小さな出来事を記録する大切さを感じます。これを読めばきっとあなたも誰かの前で桃を煮たくなりますよ!
2.ぶどうあじあじ
入力ミス?と思った方。目次を見てみてください。しっかり「ぶどうあじあじ」と書かれているから!このエピソード、私はこの本の中で一番好き!と言えるぐらい面白いです。ぜひ読んでほしいので、ここでは内容に触れることはしません。・・・(・´з`・)ハハ でもこの話、分かるなぁとなる人は一定数いるはずです。ぜひ読んでみてください。
本当はもう少し紹介したいところですが、長くなってきてしまいました。名残惜しいですが、そろそろ終わりにしたいと思います。(残念でなりません!)
この本を読んで、こういうエッセイが好きだなと感じたら、「食エッセイ」でネット検索してみると様々な本が見つかりますよ!
それではまた次回の本紹介で♪
(なごやの図書館スタッフ ピアノ)
「心配事の9割は起こらない」(曹洞宗徳雄山建効寺 住職 桝野俊明 著)
広く禅の教えとして「心配事の9割は起こらない」と諭されたとして、まず「本当か?」と疑りたくなります。
この説の有力な根拠の一つとされているのが、ペンシルベニア州立大学が行った調査。不安障害を抱える人を対象にした「心配ごとが実際に起きたかどうか」を詳細に記録してもらったところ、 91.4%の心配ごとは現実には起こらなかったという結果でした。残りの約9%は現実となったものの、その大半は「自力で解決できた」または「予想より軽微であった」であり、つまり私たちが恐れている心配ごとが「取り返しのつかない最悪の事態」となる確率は実質的には数パーセント以下ということなのです。「心配事は心配するに値しない」ということです。では少ない確率であるにも関わらず、私達は何故「起きもしないであろうこと」を心配して悩むのか? 実は脳にとって「心配する」ことは元々メリットがあったのです。
・生存存本能の陥りやすい欠陥として、太古の原始時代,、茂みのガサガサを「猛獣かも」と最悪の予測をする個体は、 実は生き残る選ばれし可能性を秘めた者であり、良い結果に結びついた。
・また、準備している感覚として、心配するこで「自分はリスクに備えている」という「まやかしの安心感」が得られた。
等のメリットであり、従って結論的には、あなたの持つ不安のほとんどは概ね「幻想」であると捉え、心配事を心配するのはやめましょうということなのです。 ![]()
(しろとり図書館スタッフ 東空)
夏休みも終わり、ついに秋学期がスタートしましたね。
そして秋学期の始まりにあわせて、曙館3Fしろとり図書館では、「本屋さんツアー展」がスタートしています!
こちらでは6月に開催したイベント「本屋さんツアー」に参加していただいた学生10名の皆さんが選んだ本を展示しています。
毎回感じていますが、学生の皆さんが選んだ本はどれもとても面白そうで、私も毎年どんな本を選んでくれるんだろうとワクワクしています♪
今年も小説から自己啓発、趣味の本など様々な本たちがそろっており、学生ならではの感性が光るラインナップとなりました。

↑こちらのポスターが目印です★ ↑このように本が並んでいます
↑文庫や新書のコーナーも! ↑シリーズでまとまっているものもあります!
皆さんも気になった本があれば、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。
学生の皆さんが選んだおすすめの本を、ぜひご覧ください。
場所:名古屋学院大学 名古屋キャンパスしろとり
曙館3階 学術情報センター(図書館)
期間:2026年9月-2027年3月
(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)
みなさんこんにちは、ピアノです♪
今回ご紹介する本は『忙しい人のための美術館の歩き方』です。みなさんは美術館、行きますか?よくアニメの展示や、デザイナーの個人展示(「いい人すぎるよ展」など)は多くの方が訪れているのをニュースでもお見掛けしますが、一般的な絵画を見る展示にはいったいどれぐらいの人が訪れているのだろう?と思います。
喋ってはいけない!一方通行!みたいな雰囲気で見る美術館での展示は敷居が高いと感じている方も多いでしょう。しかし、今回ご紹介する本の著者、ちいさな美術館の学芸員さんは、それは違うと言います。
美術館は本当はお話してもいい空間ですし、まず最後の作品を見てから初めに戻ってみるという順番でもいい、とのこと。現場を一番よく知っている学芸員さんが言うことなので間違いはないでしょう。しかし現在、美術館ではお静かにの考えは広く定着しすぎているので、お話するときは周りの状況を見て常識の範囲内でということになっているそうです。
さて、そんな思ったより敷居は高くない美術館に行ってほしいという思いが込められた一冊ですが、「時間がないから行けない」と言う人が多いという悲しいアンケート結果もあるといいます。そこで著者は問いかけます。「本当に時間がないのでしょうか」と。
本を読んでいただくと、この問いかけに対する著者の考えがよく分かると思いますが、簡単に言うと「昔に比べ現代のほうが余暇時間はある」とのことです。どうしてそう言えるのかなどはぜひご自身の目で読んで確かめてみてください!
ここで話題を変えて、この本の前半を読んで美術館に行ってみようと思った人に向けて、後半では美術館に行くときにぜひ実践してみてほしいことがいくつか載っています。「絵を鑑賞しながらメモを取る」もその一つ。実を言うと私はこの本を読んで初めてメモを持って美術館に行きました。ちょっと恥ずかしさもありましたが、簡単でもいいからメモをしておくと、後で振り返った時に鮮明にその時のことを覚えていたので、メモって大事だなと実感しました(#^^#)![]()
同じ著者の本で『学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話』というものもあるのですが、残念なことにこのブログを書いている現在は、まだ当図書館には入っていなくて・・・。ですが、こちらも本当にオススメの一冊なので、ぜひ美術館に興味をもったらこちらも手に取ってみてください!!
そろそろ今回のブログも終わりにしたいと思います。ぜひともこの本を読んで、近くの美術館に足を運び、芸術に触れるという優雅な趣味を手に入れてみませんか?
(なごやの図書館スタッフ ピアノ)
こんにちは、ポテトまるです。
今回は、金城一紀さんの13年ぶりの書下ろし長編小説『友が、消えた』を紹介します。
■ あらすじ
物語の主人公、南方は高校生時代"ザ・ゾンビーズ"と呼ばれるグループで仲間たちと共に周囲の不条理に立ち向かう日々を過ごしていた。しかし高校卒業後はそれぞれの道を歩み、南方は大学生活でどこか満たされない日々を送っていた。
そんな折、同級生から「友人とその家族が行方不明になった」という相談が舞い込む。
大学で出会うカリスマ的な学生や謎の人物たち、思いも寄らない陰謀――。
青春の迷いや葛藤が渦巻くなか、南方はかつての仲間たちとの約束を胸に、事件の真相を追っていく。
本作はシリーズものの最新刊とのことだったので、第一作から続けて読んでみて驚いたのは、南方の雰囲気がこれまでのシリーズとはガラリと変わっていることでした。
高校時代は仲間とふざけて笑う、どこにでもいる少年らしさがありましたが、大学生になった南方は一転、落ち着いた"ハードボイルド"的な空気をまとっています。
「なぜここまで変わってしまったのか?」
その答えはまだすべて明かされておらず、続編への期待が高まります。
かなり緊迫したシーンもあり、一気読み必須の物語でしたので、気になった方はぜひ読んでみてください。しろとり図書館に所蔵されていますよ!

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)
こんにちは、スタッフあまりんです。
今回は、ただ眺めているだけで知識が入ってくる
楽しい図鑑をご紹介します。
『知りたいこと図鑑』

この本のいちばんの魅力は、
テーマごとにデザインがガラッと変わるところ。
ページを開くたびに
「次はどんなデザインかな」とワクワクして、
気づけばさまざまな知識が自然と頭に入ってきます。
気分転換にも、ちょっとした調べものにもぴったり。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
(なごやの図書館スタッフ あまりん)
こんにちは、図書館のおはぎです
ちょうど同タイトルの映画公開時期に、
原作の評判を知り
ここはひとつ映画を観る前に先に本を読もう
と思い立って、手にした本がこちら
これは自分でストーリーを読み進めるからこそ
楽しい本のような気がします
このブログのタイトルも多分意味が分かるはず!
上巻下巻とも、図書館にありますので
ぜひまっさらな気持ちで
原作を読んでみたらいかがでしょうか
これを書いたら次は映画を観に行こうと思います!
(図書館スタッフ:おはぎ)
みなさんこんにちは、ピアノです♪
前回の私のブログは読んでいただけたでしょうか?「本を楽しむための本3選」という記事です。
そのとき紹介させていただいた本を読んで、実践してきた方は読書が難しくないもの、時間がなくたってできるものなんだ!と実感してきているのではないでしょうか。もしまだ読んでいなかったらぜひ読んでみてくださいね。
さて、流行りものの本や読みやすいタイプの本をいくつか読んで、読書が好きになってきた!と言えるようになると少し気になってくるのが、「名作」と呼ばれる本たちではないでしょうか?本を読まない人でも聞いたことがあるような本。例えば『羅生門』(芥川龍之)・『吾輩は猫である』(夏目漱石)・『金閣寺』(三島由紀夫)などなど。
あぁ、教科書とかに載っていたかも・・・。
と、遠い記憶を呼び起こされる方もいるかもしれませんね。古典とも呼ばれるこれらの小説は、文体が今とは少し違ったり長編だったり、とっつきにくい印象がある方もいらっしゃると思います。
そこでご紹介したいのがこちらの本!ようやく今回の主役の登場です(^O^)/『「読んだふりしたけど」ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』です。こちらを書かれているのは、いま文芸界では知らない人はいないのではないか?と思われる三宅香帆さんです。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で一躍有名になったかと思いますが、この本についてもまた別の機会に語りますね♪
話を戻しまして、本の内容はタイトルそのものズバリなのですが、「読みにくいとされる小説でもこんなテクニックを使うと読みやすくなりますよ」という読書術がいくつか載っています。
ぜひ本を読んでほしいので、ここでご紹介するテクニックは一つにしておきましょう。それは「あらすじを先に読む」ということ。あらすじって本の背表紙に載っていたり、ネットで検索したりすると出てきますが、それを読むとネタバレになるのでは?と避ける方もいらっしゃいます。しかし、三宅さんによると、読みにくい本ほど大まかな流れを知っておくべき!とのことです。確かに登場人物が多すぎる物語などはそのほうが良いかもしれないな、と私も思います。
こんな感じで一見タブーと思われていたり、そんな方法があるんだ、といったことも書かれていたりして、目からうろこのテクニックも多数。「本を読むならこうしなくてはいけない」という知らないうちに思い込んでいる固定観念をぜひ壊しましょう!
(なごやの図書館スタッフ ピアノ)
マスクなしで過ごせないアレルギーの持ち主としてちょっと気になる本を見つけました。
日本人のおよそ3分の1が何らかのアレルギーを持つといわれる昨今ですが、昔は花粉症などありませんでした。
著者はそれが寄生虫による抑制効果だったととらえています。
清潔主義が行き過ぎて、腸内細菌を殺し続けた結果アレルギーを引き起こしたのだとか。
人間は自然と共生してきたので寄生虫やばい菌を排除するのではなく共存することが大切。動物の赤ちゃんが親の便をなめたり、赤ちゃんが何でも口に入れたりするのは細菌を取り込んで腸内環境を整えるために必要な行為だということです。
以前、様々な国へ出かけ汚れたドブなどで体を張った過酷なロケをしていた芸人さんがこれと同じようなことを言っていたのを聞いたことがあります。
この番組のロケをするようになってから病気にならないし、風邪もひかなくなったと。おもしろいですね!
このほかにも腸内細菌を活性化して免疫力を高めるためのあれこれがわかりやすく解説されていて、参考にしたいことが満載の1冊でした。
【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】
『生成AIの脅威』

情報化社会はコンピュータが導入されてから約70年で急速に発展してきました。
当初は計算処理の自動化が中心でしたが、この7〜8年で生成「AI」が登場し、人間と自然に会話し、情報そのものを生み出す段階へと一気に進みました。
本来なら社会全体に浸透するまでに十分な検証が必要ですが、技術の進歩は予想を超えて加速し、私たちは準備が整う前に生成AIと向き合うこととなりました。
OPEN AI の CHAT GPTが始まりでしたが、身近なところではマイクロソフトの「コパイロット」、グーグルの「ジェミニ」といったものがあるようです。
使い方は簡単。key word(単語)を並べるだけでどんどん文章化され、画像まで作成可能です。クイズや試験の解答まで自由自在。
研究論文、小説、絵画、映像、作曲と過去のデータとマージしながら作成できるという点で、作品製作は無尽蔵に可能と言えます。
裏を返せば、まさにオリジナリティの危機であり、これに誤情報が重なれば、社会の崩壊にもつながりかねません。
このような状況下では、真偽の判断は極めて難しく、個人が余程自ら注意しなければ安全に使いこなせません。
従って、安全性の評価や誤情報の拡散を抑える仕組みづくりなど、社会全体でリスクを管理する仕組みの構築が早急に求められています。
(しろとり図書館スタッフ 東空)