昨日、本学の学術情報センターさんのブログ(http://blog.ngu.ac.jp/gkjblg/)で
「ファインディング・ニモ」という映画の紹介がされていたので、
勝手にパクr......ネタを拝借してこんなクイズを作ってしまいました。
(学術情報センターの皆さんすみません!)
題して、
「ファインディング・ニコデモ」!笑
※「ニコデモ」って何?と思った人はクイズの下の解説をお読みください!
下の図から「ニコデモ」という文字列を探し出してください。
なお、"ななめ"はありません。縦(上から下)か、横(左から右)で探してくださいね。
「ニコデモ」
ニコデモは、新約聖書の「ヨハネによる福音書」に登場するユダヤ人。イエスに共鳴した人物として描かれている。
ヨハネ福音書によればニコデモはファリサイ派で最高法院の議員であったが、イエスに敬意を払っており、夜ひそかにイエスを訪れ、問答をする。(ヨハネ3章1~21節)
ユダヤ人指導者たちがイエスを非難する場では「我々の律法では、罪の証が無ければ裁かないではないか」と、彼を弁護している。(ヨハネ7章51節)
イエスの処刑後は、使徒や他の弟子たち、アリマタヤのヨセフとともにイエスの遺体を引き取って、埋葬している。
(Wikipedia「ニコデモ」より)
「映画」と一致するもの
マクベス、リア王、夏の夜の夢、ハムレット、ジュリアスシーザー、テンペスト、ロミオとジュリエット...
シェイクスピアが生み出した数々の戯曲たち。
わたしたちはどれくらい知っているでしょうか。
あまりにも有名な古典作品として、身近にあるシェイクスピア。
どこの図書館や本屋にもあり、多くの日本語訳された作品があり、現代風にリメイクした映画なんかもある、身近なシェイクスピア。
ですが、その戯曲集を書物として読まれることは意外と少ないかもしれません。
というのも、文字化された戯曲集を目で追っていっても、なかなか頭に入らない、うまくイメージが掴みにくいというのが現状ではないでしょうか。
そもそも演劇することを目的として作られているのですから、実際に劇を観るのが一番良い。
もちろんシェイクスピアは世界中で劇化されていますが、それを映像としても残せるようにしようと、BBCが全作品を創作したのです。
昔、NHKでも放送された模様です。
DVDとして出されていますが、4Fメディアコーナーの教材の場所にそろえてあります。
こういうのがあるとありがたいですね。
役者達の衣装、メイクは凄まじく、舞台として使うスタジオにも技巧が込められていて、細かいところまで手間がかかっています。
見応えがあります。
その中のひとつ
『冬物語』は
シチリア王リオンディーズが妻の不義を疑うところから、不幸が連鎖的に始まっていくという、悲劇と喜劇が合わさったようなたいへん愉快な物語です。
親友のボヘミア王ポリクシニーズが招かれた際、リオンディーズの妻と友好を深めようと、彼らは必要以上に接近します。それを見て王は疑いだす。
こうなるともう疑いはおさまりません。その後、一見疑えそうな根拠を次々と見つけ出し、最終的に妻を牢屋に閉じ込めてしまいます。
妻は子を孕んでいたため牢の中で子をを授けますが、その子もポリクシニーズとの子であると疑いをやめません。
面白いのはここから。擬人化した「時」が現れ、時間を一気に飛ばしてしまい、16年後のボヘミアへ。
「時」は人間たちが犯した不幸を見て、いわば時間の力を使います。そうすることで不幸をなんとか改善させようとする。
つまり人間より時間のほうが「上」なのですね。だから「時」は偉大であると。
我々は、時間を管理しようとしたり、時間をまるで自分のものであるかのように使ったりします。
ですが本来、人間は時間をコントロールすることは出来ない、時間を自分のものには出来ない、むしろ時間というものに我々は服従している、
そんなことを考えました。
リオンディーズは、16年という長い年月をかけ、ようやく自分の誤解をとくことができた。
あまりにも長い年月、王とその親族たちは不幸に見舞われたのです。が、ぎりぎりのところで時が救った。
という物語です。
私たちは不幸に陥ったとき、時間が解決してくれるということがしばしばあります。誤解は時間が経つと解かれるということがあります。
勉強になりました。
「教材」ですからね。
図書館SAあっきー