何の風情もありません 友子」
ハガキの送り主である 友子(大竹しのぶ)を訪ねるというストーリー。
この運命を決めたのが、上官がひくクジだった。
99歳の新藤兼人監督である。
戦死した94人のためにも、自分が見た戦争を映画にしなければ、
"死ねない"という思いで作られた。
50名定員の会場は満員、年齢層はかなり高く、大竹しのぶの演技の
うまさもあり、舞台をみているような劇場の一体感をあじわった。
さすが名古屋の名劇場である。
映画「一枚のハガキ」の脚本を元に小説化されたものである。