図書館のスタッフは本の貸出だけでなく
実は日々結構いろんな仕事をしています
今日はそのひとつ、図書の修繕についてちょこっと紹介しちゃいます
本を読んだり、持ち歩いていると
汚れたり、破れちゃったりなんてことがあります
図書館に返却されてくる本にも
ごくたまにちょっと悲しい事になってることも...
そんな時は、図書修繕のお仕事の出番!
例えばこんな汚れは
まず青い汚れを落としてから
上の方に残った水シミを抜いていきます
こんな感じでキレイにしちゃいます!(シミが薄くなったのわかります?)
次の利用者さんが読みにくいほど大規模に
破損してしまった場合は弁償していただくこともありますが
そうでない時はこうして本を修理しています
修理自体も実は本や紙にとっては負担があり
できれば修理せずに済むといいのですが
あんまりボロボロの本は借りられにくくなりますし、
やっぱり少しでも気持ちよく利用できるものにしたいのです
そしてそして
図書館の本を借りるときは、返した後もまた誰かが
その本を借りるかもしれないんだなって思いつつ
書き込みをしないようにしたり、雨に濡れないよう気をつけたり、
できるだけ大切に利用してもらえたら嬉しいなぁと思うのです
ちなみにこの図書の修繕はかーなーり奥深い世界です
ちょっとしたコツから本格的な技術まで
色んな方法があり、それも修理する本の状態によって変化します
国立国会図書館のホームページには様々な
図書修繕のマニュアルが載っている
ページもありますよ↓
研修・保存フォーラム|国立国会図書館―National Diet Library (ndl.go.jp)
細かい手作業が好きな方には結構面白いので、
興味のある方は一度図書修繕の世界をのぞいてみてはいかがでしょうか?
(図書館スタッフ:るん)