<06>図書館スタッフ: 2019年8月アーカイブ

危険な誘惑

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こんにちは、スタッフのかえるまんじゅうです。
「好奇心」はあらゆる学問の源流ですが、イギリスのことわざ(好奇心は猫をも殺す)にもあるように身を滅ぼしかねない危険な感情にもなりえます。
今回ご紹介するのは、好奇心によって我が身だけでなく多くの人に危害を及ぼしてしまった科学者たちについての本です。
 
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NHKの教養番組「フランケンシュタインの誘惑」で、特に人体実験について特集したエピソードを抜粋して書籍化したものです。
好奇心にとりつかれた科学者たちの、あまりにもおぞましい所業の数々が分かりやすく紹介されています。
死体コレクターの解剖医や脳を切る悪魔の手術「ロボトミー」、国家ぐるみのドーピング計画など、彼らの実験はどれも恐ろしいものですが、その源流となっているのは純粋な科学者としての探究心や好奇心です。
はじめはより良い社会を作るために研究や実験をはじめたものの、それらが他の欲望に結びついて暴走した結果、惨事が引き起こされてしまったのです。
 
事実は小説より奇なり。この本を読むと映画や漫画に登場する
マッドサイエンティストがかわいく見えてしまうかも......
 
(名古屋の図書館スタッフ かえるまんじゅう)

尊敬されたい?

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こんにちは、スタッフのかえるまんじゅうです。

ある程度安定した、安全な生活を送れている人はたいていの場合、他者との関わりや尊敬を求めるものでしょう。

いわゆる「承認欲求」というものです。

人から尊敬されたい、注目されたいけど、自分自身にはそんな部分がない......

そんな時は尊敬されるよう何かしらの技術や能力を身につけることを考えるでしょう。もしくは突拍子もないことをして人々の注目や関心を集めようとしたり。

しかしそれ以外にも方法はあるのです。それは「教祖」になること。

教祖になれば、自分ではたいしたことをしなくても人々を幸せにすることができますし、信者から多大な尊敬を受けることができます。


そうは言っても、教祖になる方法なんて見当もつかない。

そんな時にはこちら、「完全教祖マニュアル」。

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古今東西の様々な宗教を分析してわかったことが実践的に解説されています。

教義の作り方や信者の集め方などが既存の宗教を例に出しつつ紹介されているので、かなり説得力があります。

マニュアルに沿ってしっかり実行していけば本当に教祖になれてしまうかもしれません。

世間には様々なハウツー本がありますが、「教祖」になるためのものはきっとこの本がはじめてなのではないでしょうか。

 

また、教祖になりたいわけじゃないけど、そもそも宗教ってどんなものなのかを知りたい方にもおすすめです。

様々な宗教について解説された本は数多くありますが、「作る側」の視点で解説している本はおそらく今まで無かったのではないでしょうか。

そういった面でも画期的な本ですよね。

 

さて、散々すすめておいて言うのもなんですが、この本にしたがって教祖を目指し、トラブルなどが起こったとしても私には責任は負いかねます。

どうか自己責任でお願いしますね。


(名古屋の図書館スタッフ かえるまんじゅう)


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