「キリスト教 レント」と一致するもの

時期外れの?

キリスト教では今は復活節という季節なのですが、これはイースター(復活祭)からの50日間あります。イースターは移動祝日(春分の日の後の最初の満月の次の日曜日)なので3月~4月の間にありますが、2015年は4月5日でした。
急にこんなことを言い出した理由は...オルガンアワーにあります。
4月6日から始まったオルガンアワーでは復活節の前の受難節(レント)の曲をあまり曲目に加えていなかったのです。でもレントがあってこそのイースター、レントの名曲も多数あります。ということで、今更ではありますが今度のオルガンアワーではこのレントの曲を特集したいと思います!

オルガンアワー
日時 4月27日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

参加無料、曲の途中での出入りも自由です。ぜひお越しください。

今週はどんな週?

いよいよ3月31日、2014年度最終日ですね。
キリスト教の暦でも今週が大きな節目にあたります。今は受難節(レント)ですが、4月5日(日)に復活祭(イースター)を迎えて復活節にかわります。そんなわけで、今週は受難節(レント)の中でも特別な受難週という最終週にあたります。さらに4月3日の金曜日は受難日といいます。イエス・キリストが十字架のうえで死をとげ、墓に葬られたことを記念する日です。
このイエスの犠牲があったからこそ私たちは救われ、それを信じた人たちが宣教したからこそ、本学がうまれたのです。

本学のルーツはキリスト教です。明日からむかえる2015年度もこのブログを通して、キリスト教センターの活動、キリスト教についてなどをつづっていきたいと思います。

カーニバル

今日はカーニバル最終日です。
それというのも3月5日からキリスト教ではレントというものに入るからです。
レントは日本語で受難節といいます。受難、なんだか不穏な響き...それもそのはず、受難とはイエス・キリストが十字架で死刑になる苦しみを覚えて過ごす期間(40日間)なんです。喪に服すというのに近いでしょうか。そうなると遊んで贅沢して呑んで騒いでなんてちょっと...となりますよね。

つー、まー、りー、今日が騒ぎ納めということで、きっと世界各地のカーニバルが盛り上がっているはずです。

ちなみにレントは毎年日程が変わります。
レントがいつからかというと、春分の...(中略)...がレントです。



あ、正確に書くと長いから思わず(中略)してしまいました。



気合を入れなおして記載しますので覚悟して読んでください...


春分の日の後の最初の満月の後の日曜日の前日の土曜日から間の日曜日を除く40日間がレントです。


レントの初日のことは「灰の水曜日」と呼ばれています。
ちょうど明日3月5日です。
下線部はイースター(復活祭)の日程で、イエス・キリストが死から復活したことを記念する日です。今年は4月20日になります。

キリスト教の暦は5つの季節

キリスト教の暦はおおまかに

 

1 待降節(アドヴェント) クリスマスを待つ期間

2 降誕節 クリスマスの期間

 

3 受難節(レント) イエス・キリストの受難(十字架にかかること)の期間

4 復活節 イエス・キリストの復活(イースター)の期間

5 聖霊降臨節 聖霊が降ってからの期間    

 

の5つの季節がこの順番でめぐります。

季節の変わり目に☆□■とありますが、☆□■にはそれぞれ

 

☆降誕日(クリスマス)

□復活日(イースター)

■聖霊降臨日(ペンテコステ)

 

という区切りが入ります。この☆□■がプロテスタントのキリスト教会では最も大切にしている三大祭です。

そして間にちょこまかと「世界祈祷日」「花の日・こどもの日」「平和聖日」「宗教改革記念日」「収穫感謝」などなどちょっとした行事が入ってきます。

 

今度の月曜日のオルガンアワー(11月18日12:40~13:10)ではキリスト教の暦前半と題して、アドヴェント、クリスマス、レント、イースターの曲を特集します。ぜひお越しください。

パイプオルガンアワー&オルガンアワー

キリスト教センターのチャペル行事案内

ラストはパイプオルガンアワー&オルガンアワーです!

どちらも讃美歌を中心に宗教音楽を演奏いたします。(途中の出入りは自由)

 

【パイプオルガンアワー】

瀬戸キャンパスチャペルで毎月第三水曜日13:00から行われます。

礼拝堂に配置されたパイプオルガンは、岐阜県白川町の故・辻宏氏の設計・製作によって1984年10月に設置されました。

パイプの総数は997本あり、これを手鍵盤2段、足鍵盤1段、14ストップを組み合わせることでさまざまな音色を奏でることができます。

このパイプオルガンで演奏をします。

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瀬戸キャンパスチャペルのパイプオルガン

 

【オルガンアワー】

名古屋キャンパスチャペルで毎週月曜日12:40から行われます。

Viscount pretige20/40というイタリア製電子オルガンで演奏をします。  

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名古屋キャンパスチャペルのオルガン

 

学生さん教職員はもちろん、一般の方もご自由にご参加ください。

 

オルガンアワーは週明けの月曜、8日から始まります!!!

プログラムはレント、イースターの曲を予定しています。

月曜12:40~名古屋キャンパスチャペルでお待ちしています!

ショコラを楽しむ。

またチョコレートを食べているかというとそうですが、そうじゃないのです。

『ショコラ』という映画の話です。

 

この映画、レント(受難節)をはじめとしてキリスト教(特にカトリック)の風習を知っていると何倍も楽しめるんです。

 

レントの期間にフランスの村に母娘がやってきてショコラの店を開きます。

レントはキリストの受難をおぼえて断食する習慣があります。質素におとなしく過ごすことが良しとされます。(だからレントの前に騒ぎ収めのカーニヴァルをするようになりました)

そんな時期にショコラの店。もちろんカトリックの信者である村長の怒りをかい・・・というところから物語がどんどん面白くなっていきます。

 

ミサに出席しない主人公、私生児、シャーマン、ジプシー、離婚問題などなど・・・「キリスト教あるある」のネタがいっぱい入っています。

知らなくても楽しめますが、知っていると大爆笑できます。

キリスト教を知っているといないとでは、海外映画の楽しみのはばが違ってくるなーって思います。

 

本学図書館にDVDが所蔵されていますよ~。

受難週です。

今週は受難週です。

あ、悪いことが起きまくる不吉な週という意味じゃなく、イエス・キリストの十字架の苦難(受難)をおぼえて過ごす週なのです。

その辺りのくだりは↓こちらの過去記事をご参照ください。 

灰の水曜日 レントその1 ムラサキの季節 レントその2 血しおしたたる レントその3 なんで十字架に? レントその4 受難週 レントその5 洗足木曜日 レントその6 受難日 レントその7

 

今度の日曜日、31日はいよいよイースター(イエス・キリストの復活を記念する日)です。

イースターにはウサギやタマゴの飾付でお祝いするんですよー。

外国ではクリスマスカードのようにイースターカードを送りあうなんてことも。

ということで、キリスト教センターブログをイースターっぽくできたらなとこっそり準備中です。こうご期待。

受難日 レントその7

レントも終盤、今回は受難日について。 

 

前回まで↓ 

灰の水曜日 レントその1

 ムラサキの季節 レントその2

 血しおしたたる レントその3

 なんで十字架に? レントその4

 受難週 レントその5

 洗足木曜日 レントその6

 

この受難日にイエスは十字架にかけられて死にいたります。

キリスト教徒にとって、十字架はイエスの愛、罪の許し、信仰の象徴なんです。なので受難日や聖金曜日などと特別な呼び方をします。

その十字架、クロスモチーフとしてアクセサリーなんかに使われていますねー。

でも、この十字架刑、めちゃくちゃ残酷な死刑なんです・・・。

わかったうえで信仰の証として身に着けるならともかく、オシャレな感じで知らずに身に付けている人を見ると・・・ギロチンをぶらさげているのと変わりない(むしろギロチンの方がまだマシ?)なんて思ってしまいます。

 

この受難のくだりは、J.S.バッハの作品で有名なマタイ受難曲、ヨハネ受難曲としても展開しています。

もしクラッシックに興味のある方は、聖書を読むとより理解が深まりますよ!

それでは今回はここまで。

洗足木曜日 レントその6

ひさしぶりにレント、受難週について。

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前回まではこちら↓をご参照ください。

灰の水曜日 レントその1

ムラサキの季節 レントその2

 血しおしたたる レントその3

なんで十字架に? レントその4

 受難週 レントその5

 

今回は洗足木曜日について。

レオナルド・ダ・ヴィンチ作品で有名な『最後の晩餐』はこの日の出来事を描いたものです。

 

キリスト教の大切な儀式に聖餐式というものがあります。

イエスの十字架と復活が救いのためにおきたと信じている、そのように告白するために行われるとても大切な儀式です。それはこの最後の晩餐の中に出てきます。

「一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。「取って食べなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。「皆、この杯から飲みなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 」

『日本聖書協会 新共同訳聖書』 マタイによる福音書26章26~28節

 

・・・ということとは別で"洗足木曜日"と呼ばれるのは・・・こんなエピソードがあったからです。

晩餐の後、イエスは逮捕され、十字架にかけられます。

イエスは自分の運命を知っていました。だからこの晩餐が弟子達ととる最後の食事になることもわかっていました。弟子達はそんなこととはつゆしらず、誰が一番弟子の中で偉いのかときそいあっていました。

そこでイエスは弟子の足を洗いました。

当時は舗装してない道をサンダルみたいな靴で歩いて移動していましたから、足はとっても汚い部分でした。そして↓のように言われました。

 

「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

『日本聖書協会 新共同訳聖書』 ヨハネによる福音書 13章34節

 

本学の建学の精神「敬神愛人」とはどういうことだろう?と考える時に大切な場面の一つだと思います。

ムラサキの季節 レントその2

パンパカパーン!!!

ブログ200個目の記事です!

200記念画像はチャペルの花壇に咲くパンジー。

 

ppCIMG1455.pngんー、やっぱこの時期、むらさき色ですよねー。

パンジーぴったりです。

グッジョブぱんじー!

 

で、さっきからやぶれかぶれのような・・・いえいえ、さっきからなにをもったいぶっているかというと・・・

前述の「やっぱこの時期、むらさき色・・・」

この時期=レント・受難節

むらさき色=典礼色(てんれいしょく)

 を伝えたかったのです!!!

 

キリスト教の暦には季節に合わせてテーマカラー(典礼色)があります。 

レント・受難節はむらさき色。

むらさき色は"待つ"、"悔い改め"、"尊厳"などの意味があります。

待つということで、イースターを待つレント・受難節の期間、それとクリスマスを待つアドヴェント・待降節の期間のテーマカラーがむらさき色になっています。

教会で、聖壇にかける布、飾られる花、牧師先生の服、ろうそくなど、ちょこちょこむらさき色が登場します。 春休みで旅行に行く機会も多いでしょうから、もし教会観光に行ったらチェックしてみてくださいねー。

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