オススメ本: 2021年6月アーカイブ

誰もが陥るかもしれない貧困

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以前、中日新聞で書評を読んだ。

そういえば図書館にもあったな、と・・・

読んでみたら、少し怖くなった。でも、考えさせられる。

貧困は、経済的な貧しさ、病気、希薄な人間関係、孤独、救済制度の知識不足など、
ネガティブな要素が重なって深刻さが増していく。

特に、家賃が高く、地域の縁が薄い東京暮らしは、躓いて貧困に陥りやすい。

まだ愛知県で良かったかも、なんて思ったり。

懸命に生きていても、誰もが陥るかもしれない貧困。

貧困に喘ぐ彼女たちの心の叫を「個人の物語」として丹念に聞き続けたノンフィクション。

(瀬戸のスタッフ:emirin)

東京貧困女子。 彼女たちはなぜ躓いたのか

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お気に入りの本が壊れたら

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皆さんは、お気に入りの本が壊れてしまったらどうしますか?同じ本をもう一度買いに行きますか?

今回紹介する本は『ルリユールおじさん

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(あらすじ)

ある日、女の子のお気に入りの本が壊れてしまいます。女の子はどうしても壊れた本を直したくて、街をさまよいルリユールおじさん(おじいさん?)の工房と出会います。女の子の大切な本がおじいさんの魔法の手で世界で一つだけの素敵な一冊に生まれ変わります。

『ルリユール』とは、手作業で製本を行なう職人さんの事です。

壊れた本を一つ一つ心を込めて手作業で直していく様子が、水彩画の優しいイラストで丁寧に紹介されています。この水彩画がとてもすてきです。

好奇心旺盛な女の子と、素っ気ないおじいさんとの会話も、どこか懐かしさを感じて心が温かくなります。

電子書籍も良いけれど、思い出のいっぱい詰まったお気に入りの古い本の魅力ってあると思います。

そんな事を気づかせてくれる一冊です。

講談社絵本賞受賞作品です。

(瀬戸の図書館 かるみあ)

雑草のなまえ

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少し前からプランター栽培をはじめました。

定番のミニトマトや、枝豆や落花生、サツマイモ、ハーブなどを育てています。

野菜(時には虫たち)の生命力を感じながら、今まで知らなかった世界を

土いじりから発見する日々です。

うまく育てられる自信はありませんが・・・。

そんなこんなで植物に興味が湧いてきたので、

外を歩いている時は、ついつい道端の雑草にも目がいきがちです。

草花に全然詳しくないので、ただ見ているのだけなのですが、

雑草の名前を知っていたら、散歩も通勤ももっと楽しくなるのでしょうね。

 

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散歩が楽しくなる雑草手帳稲垣 栄洋著

 

こちらの本は、雑草と呼ばれる草花の名前から生態、さまざまな雑学が紹介されています。

小さい本なので持ち歩いて、知りたい草花に出会ったら、気軽に調べやすそう。

ページをめくって読んでいたら、わたしも手元に一冊欲しくなってきました!

  

(なごやのスタッフ 春)

デビュー作も読んでみた

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「推し、燃ゆ」で芥川賞をとった宇佐見りんさんの
デビュー作、読んでみました。

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「かか」宇佐見りん著

19歳のうーちゃんの一人称の独特の方言まじりの語りで「おまい」に向けて語られる、
かか(母)のこと、とと(父)のこと、明子、ジジ、ババ、血縁者、家族。
女性として生まれたこと、SNSや人のつながり、出来事。

この世の片隅に、こんな愛憎を胸に秘めながら生きている子がきっといるんだろうな
と思わせるような生々しさのある作品でした。

何かが解決するようなお話ではありません。
でも、最後の数行にはいろんな想いがよぎるのではないでしょうか。

この作品が書かれた時、筆者は大学生。
すごいですね。

「推し、燃ゆ」とはまた違った筆致の作品です。
どちらも図書館にありますので、借りてみてはいかがでしょうか。

(図書館スタッフ:るん)

日本の物語、世界へ

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伊坂幸太郎さんの著作『マリアビートル』がハリウッドで映画化されるそうです。

真田広之さんやブラッドピットさん、レディガガさんの出演も決まっているとか。

伊坂幸太郎さんといえば、日本でも『アヒルと鴨のコインロッカー』や

『マリアビートル』と地続きの世界線である『グラスホッパー』など多くの作品が映画化されています。

今回ご紹介する作品も、堺雅人さんを主演に映画化されていますし、2019年には韓国でも映画化されたそうです。

 

今回ご紹介するのは伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー』です。

アメリカで実際に起きた大統領暗殺事件をモチーフに、現代日本で起こった総理大臣暗殺事件を描いた作品です。

タイトルはイギリスのバンド、Beatlesの楽曲名から取られています。

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先に映画か、小説か。こうして悩めるのも映画化作品の楽しみかもしれません。

本も映画も図書館で所蔵しています!ぜひ図書館で読んだり、見たりしてくださいね!

(瀬戸のスタッフ てんどりー)

線は、僕を描く

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不自然なタイトルですね。

「僕は、線を描く」のほうが意味が分かりやすいのに。

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『線は、僕を描く』

                         

                            

両親を交通事故で失い、喪失感から抜けられないでいる大学生の青山霜介。

友人から紹介されたバイト中に水墨画の大家と出会い、なぜか気に入られ内弟子にされてしまった。さらには大家の孫(超絶技巧!)と一年後に大賞をかけ争うことに。

水墨画なんて一度も描いたことがなかった、それどころか食べること、寝ることさえうまくできなくなっていた霜介にそんなことが可能なのか。

水墨画は面を塗らず、"線"のみで描いていく絵画だという。

自分の輪郭が曖昧になってしまった霜介がひたむきに線を描きながら自分を描き出していく。

自身水墨画家である著者は、線が輪郭となり世界を構成する水墨画と、青年が自分の輪郭を見出す過程を見事に重ね合わせて描きだした。

芸術について書かれた本としても素晴らしい。なぜ芸術作品は人の心を打つのか。

昨年(2020年)本屋大賞3位受賞作です。

作者による春蘭を描く動画もあります。興味のある方は探してみてください。

瀬戸のスタッフ:とらねこ探偵ミロ

芋けんぴにはご注意を

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みなさん、こんにちは図書館スタッフのにこいちです。

入学、進級して早数か月、みなさんも学校にも慣れてきて新しい友達ができ始める時期ですね!

多感な時期になると友達について悶々としてしまう、そんな時もあるかもしれません。

そして友達に関してはどうやら年齢は関係なく色々あるみたいです。(私の90歳の祖母も悩んでいました)

そこで今回は友達ってなんだろう... 難しい...と考えてしまう小説を紹介します。

ナイルパーチの女子会

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〈あらすじ〉

商社勤めのキャリアウーマンが近所の同い年の主婦ブロガーと仲良くなり、同性の友達がいないという共通のコンプレックスを持つ二人は急速に親しくなっていくのだが...

最初は、「うわっ!この人ヤバイ!」と思って読んでいるのですが、気が付くと「あれ?もしかして自分もこうなってるかも??」と多少自分の友達に対する行動に不安が出てきたり。

でも「あれ?」って思うってことはきっと大丈夫、自分は違うと思いながら読みました。

そして後半怒涛の展開で、まさかの芋けんぴが凶器です!

芋けんぴについては、髪の毛にくっついていてそこからキュンとする恋が始まる...

なんて漫画もありますが、こちらは芋けんぴで流血です!

どういうことなの!?と気になる方はぜひ読んでみてください~

ちなみにこちら、名古屋のスタッフが紹介している瀬戸にある本ですが、名古屋キャンパスまで取り寄せる事ができます!

CCSのマイライブラリから取り寄せ予約してくださいね。

(詳しくは図書館に案内があります☆)

  

(名古屋の図書館スタッフ:にこいち)

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