キリスト教センターブログでタグ「キリスト教 聖書 出エジプト記 モーセ」が付けられているもの
20.
前は海にふさがれ、後ろからはエジプト軍。
追い込まれたヘブライ人たちは「私たちを連れだしたのはこんなところでエジプト軍に殺させるためだったのか」とモーセをせめたてました。
モーセは答えました。
「恐れることはありません。今から神の救いを見ることになります。おう二度とエジプト軍を目にすることはありません。神が私たちのために戦ってくださるのです。」
雲の柱がエジプト軍との間にたち、エジプト軍は近づくことができません。
そして、モーセが海に向かって手をさすと、強い風が吹き、なんと海が2つに割れたのです。水が右と左に壁のようになり道ができました。ヘブライ人たちはその道を渡っていきました。

追っていたエジプト軍も続いてきましたが、モーセが手を再び海に向けると、わかれていた水が戻り、エジプト軍は海の中へ消えました。
こうしてモーセたちはエジプトから脱出したのです。
終わり
長かったモーセの出エジプト記、今回で一応最終回になります。まだまだこの後も約束の土地(カナンという場所、現在のイスラエル)到着まで色々あって40年かかりますが...ひとまずここで一区切りです。
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19.
ヘブライ人たちはとうとうエジプトを旅立ちました。
昼は雲の柱、夜は火の柱が彼らを導きました。
夜も明るいため、昼も夜も彼らは休むことなく進みつづけ、海の前で宿営することになりました。
その頃、ヘブライ人を連れ戻そうとファラオがエジプト軍をつれて追いかけてきていました。
前には海、後ろにはエジプト軍、なんとヘブライ人たちは絶体絶命の状況に追い詰められていたのです。
続く
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18.
神様の言葉がモーセに届きました。
真夜中頃、エジプト中の初子(夫婦の間にできた初めての子)の命を取り去るというのです。人、家畜、全ての初子です。
その際に、鴨居と入り口の柱に子羊の血を塗った家は過ぎ越していくと言われました。
ヘブライ人はいわれた通り、子羊の血をヒソプの枝で鴨居と入り口の柱に塗りました。
そして真夜中になりました。
ファラオの子もふくめエジプト中の初子が死に、国中に悲しみの叫びがあがりました。
すぐにファラオはモーセとアロンを呼び出しました。
「出ていくがいい。ヘブライ人を解放する。」
とうとうファラオが認めたのです。
神を恐れたエジプト人から追い立てられるように出発しました。
実に430年ぶりにエジプトから解放されました。その人数は成人男子だけで60万人にもなりました。
ところが、ファラオをはじめエジプトの家臣たちは、奴隷として働かせていたたくさんのヘブライ人がいなくなると、気が変わりました。
もういちど連れ戻そうと動き始めたのです。
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17.
モーセが天に手をやると、エジプトが3日間暗闇におおわれました。
人々はお互いに見ることもできず、動くこともできませんでした。
ファラオがモーセとアロンを呼び出しました。
「ヘブライ人は解放しよう。ただし家畜は置いていけ。」
モーセは家畜も全て連れて行くと言いました。
ファラオは前言を撤回してヘブライ人を解放しませんでした。
「二度と私の前に姿を見せるな。今度会ったら生かしてはおかない。」
そうファラオが言うと、モーセも二度と会わないと答えました。
続く
いよいよ次回は最後の災いが起こるのです。
物語の一番有名な部分に突入していきますよ!お楽しみに!!
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16.
モーセとアロンはまたファラオに会い、神の言葉を伝えました。
「いつまでヘブライ人を解放しないつもりか。もし拒み続けるなら、明日、今まで見たことのない、いなごの大群を送ります。いなごは雹の被害を逃れた作物を食い荒らして、木も食い尽くします。」
2人が帰ると、家臣がファラオにこう提案しました。
「早く彼らを解放してはいかがですか。このままではエジプトが滅んでしまいます。」
ファラオはモーセとアロンを呼びもどしました。
「あなたたちを解放しよう。誰を連れていくのか。」
「老若男女、家畜も含めて全員でエジプトを出ます。」
「よろしい。わたしがお前たちを解放する時は神に守ってもらえばいい。お前たちの行く先には災いがあることを覚えておけ。いや、解放してやってもいいが男だけだ。」
ファラオは2人を追い出しました。
神はまる一昼夜、東風を吹かせ、朝になると風に乗っていなごの大群がおしよせました。緑のものは食べつくされ残りませんでした。
ファラオは急いでモーセとアロンを呼びました。
「どうかもう一度だけ間違いをゆるして欲しい。こんな死に方はしたくない。」
モーセが帰ってから祈ると強い西風が吹いていなごを追い出しました。
しかし今度もファラオはヘブライ人を解放しませんでした。
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神様から命令されて、エジプトの王様と対峙していくモーセですが、年齢は聖書によりますと80歳からだったようです(出エジプト記7章7節に記載されています)。
モーセはもともと、しゅうとが飼っている羊を管理する仕事をしていました。今風にいえばもう引退して老後を送りたいと考えていたころかもしれません。そんな老人のモーセに、神様は新しい仕事をお与えになったのでした。出来たらやりたくないとその仕事を断ったようですが、どうしても担わなければならなくなったのです。この、モーセの力強い80歳からの生きざまを知るとき、神様から同じく生を与えられた人間として、いくつになっても神様のご用に「うん」といえる自分でありたいと思います。さて、モーセの話は続きます。
トナリの上司(仮名)
3月に入りました!
日差しに反して寒い日ですから暖かくしてすごしましょう。
15.
モーセはファラオに会い、神からいわれたことを伝えました。
「ヘブライ人を解放しなさい。今度こそあなたを含め、エジプト人に大きな災いをくだします。私が神であることをわからせよう。実際にエジプト人を全員絶やすこともできたけれど、あなたを生かしておいた。あなたはまだおごり高ぶって、ヘブライ人を解放しないので、明日の今ぐらいの時間から経験したことのないほどの雹(ひょう)を降らせる。だから今、野原にいる家畜は避難させなさい。放っておけば雹に打たれて死ぬだろう。」
ファラオの家臣の中で、神を信じた人は家畜を避難させました。
でも信じなかった人は家畜を放っておきました。
モーセが杖を天にむけると、稲妻がはしり、雹が大量に降り始めました。
人も家畜も野の草も木も、すべて雹に打たれました。
しかしヘブライ人の住む地域には降りませんでした。
ファラオはモーセとアロンを呼んで頼みました。
「今度ばかりは私が悪かった。ヘブライ人を解放するから、雹や雷を止めてくれ。」
「わかりました。でもあなたも家臣もまだ神の言うことをきかないつもりだと私は知っています。」
モーセが祈ると、雹も雷もやみました。
やはりファラオはまたしても約束をやぶりました。
続く
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14.神がモーセに次の指示をだしました。
「かまどのすすを両手にいっぱい取って、ファラオの前で天にむかってまき散らしなさい。すすは細かい塵になって、エジプト全土に広がり、はれ物ができるだろう。」
モーセとアロンはファラオの前に立ち、すすを天にむかってまき散らしました。膿の出るはれ物が人や家畜にでました。
エジプトの魔術師にもはれ物ができてモーセの前に立つこともできませんでした。
しかしファラオは言うことをききませんでした。
続く
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近頃エジプトに起きた災いばかりのブログでしたが、「敬神愛人」の額の記事でリフレッシュできましたね。といいつつ、モーセの出エジプト記の続きをお届けします。
13.
またしてもヘブライ人を解放しなかったファラオに対して、モーセは神に言われた通り次の災いの予告をしました。
それはエジプト人の家畜は全て疫病にかかって死ぬという災いでした。しかしファラオは要求をのみませんでした。
そこで翌日にはエジプト人の家畜は疫病で死にました。
ファラオがヘブライ人の偵察をさせると、彼らの家畜は無事でした。
それでもファラオの心は動きませんでした。
続く
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11.
次にアロンが土の塵を杖で打つと、塵がブヨに変わりました。
ブヨはエジプト中に広がって、人や家畜を襲いました。
エジプトの魔術師も同じことをしようとしましたが、できませんでした。そこで魔術師たちは、「これは神の働きによるものです。」とファラオに忠言しましたが、ファラオはヘブライ人たちを解放しませんでした。
そこで神はモーセに次の指示を出したのです。
続く
ブヨ...馴染みが薄いかもしれませんが、蚊のように血を吸う虫で、刺されるとものすごくはれてめちゃくちゃ痛いです。しかもなかなか治らないのです。清流でしか生きられないようなので、名古屋では刺されたことはありませんが(それはそれで複雑ですね)キャンプに行った時なんかは気をつけないとひどい目にあいます(体験談)。想像しただけでも恐ろしい災いです。
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9.
ファラオに「エジプトからヘブライ人を解放しなければ、国がカエルでいっぱいになります。」
とモーセがつげてもファラオは聞き入れませんでした。
アロンが水の上に手をやると、カエルが這い上がってきて国中をおおいました。

ファラオはモーセとアロンを呼んで、「あなたたちの神にカエルを去らせてほしい。願いがかなったらヘブライ人を解放しよう。」と頼みました。
モーセが神に祈ると、カエルはいなくなりました。しかし、ファラオは約束を守りませんでした。
そこで次に起きた災いは...
続く
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まずは予告通り、ブログのtop画像についての説明です。
(1)旧約聖書イザヤ書53章5節の言葉です。
(2)イエス・キリストはゴルゴタ(されこうべの意味)の丘で他に二人の死刑囚といっしょに十字架にかけられました。
(3)棕櫚(しゅろ)の葉です。イエスがエルサレムに入ってきたとき、群衆が棕櫚の葉を道に敷いて迎えました。大歓迎した群衆ですが、イエスの言動が自分たちが求めていることと違うために、すぐにイエスを死刑にしろと叫ぶのです...。
モーセの出エジプト記9
血の災い

ファラオが川へおりてきました。
モーセがナイル川を杖で打つと、水が血に変わりました。魚は死んでしまい、川は悪臭がただようようになりました。
しかし、エジプトの魔術師も同じことをしたので、ファラオはモーセとアロンの言うことをうけいれませんでした。
そのため7日後に次の災いがエジプトを襲うのでした。
続く
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予告通りにブログをレント(受難節)使用に変更しました。
この季節の色、紫です。受難をしめす色です。他にも"待つ"意味もあってアドヴェントの色でもあります。
Top画像については明日のブログにて。
8.
いよいよファラオと対面したモーセとアロン。
二人は奴隷として苦しめられているヘブライ人をエジプトから解放するようにファラオを説得しました。
ファラオの心を神がかたくなにしているため、提案を受けいれません。
それどころか、ファラオはヘブライ人にもっと仕事をさせる命令を出したのです。
ヘブライ人はモーセとアロンがよけいなことをしたせいで、ますます労役が大変になったと不満をぶつけます。
モーセは神に「自分にはできません」とうったえますが、「必ずヘブライ人を助ける」と伝え、交渉を続けるようにしめされます。
杖をヘビに変えてもファラオはうなずきません。
ファラオがうなずくまで10の災いがエジプトにふりかかることになっていくのです。
続く
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2月18日(水)は「灰の水曜日」といって受難節(レント)の始まりです。イエス・キリストの十字架の苦しみを思う時です。イースターから40日前(日曜日をのぞく)が灰の水曜日です。明日の更新時にはブログをレント使用に変更します。さて...レントの期間の色は何色かわかりますか?
答えは明日のブログにて。
モーセの出エジプト記7.
モーセは話をするのが得意ではなかったのです。今からやろうとしていることは、ヘブライ人やファラオ、多くの人を説得しなくてはいけません。とてもじゃないけれど、できないと思ったモーセは、誰かほかの人にかわってくださいと願いました。
神はいつまでたっても首を縦にふろうとしないモーセのために、モーセの兄のアロンを協力者としました。アロンはとても話が上手なのです。
モーセは家に帰り、妻子をつれてエジプトへとむかいました。
アロンと会ったモーセは2人でまずヘブライ人を説得しました。
そしていよいよ2人はファラオのもとへとむかったのです。
続く
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今週もはりきってモーセの出エジプト記をお届けしますよー。
6.いつものように羊の世話をしていたモーセはふしぎな光景を目にしました。
柴が燃えているのに、いつまでも燃え尽きないのです。
もっとよく見ようと火に近づいていくと、柴の中からモーセを呼びかける神の声が聞こえたのです。
神はモーセにエジプトで苦しんでいるヘブライ人を助け、約束の土地へ導くことを命じました。
それはモーセにとって、羊を飼いながら家族と過ごす今の平穏な暮らしを捨てて、ファラオをはじめエジプトと対決するなんて不可能に思えるミッションです。どうして自分がそんな恐ろしくて大変ことをしなければいけないのだろうか。神の言う通りにエジプトへ行って、ヘブライ人に言っても誰も自分のことを信じてついてこないだろう。
モーセの不安を神は一つずつといていきました。さらにモーセに神の使いのしるしとして奇跡の力を与えました。
杖を地面に投げると、杖がヘビに変わり、ヘビの尾をつかむと元の杖に戻ります。
手をふところに入れて出すと、手が皮膚病になります。もう一度ふところに入れて出すと元の健康な手に戻りました。
それでも人々が信じない時には、ナイル川の水をくんで、地面にまくと、水が血に変わることも教えました。
しかし、もう一つモーセには心配なことがありました。
続く
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さっそくモーセの出エジプト記5、の前に、出エジプト記の舞台について。
舞台は「出エジプト」でわかるように、エジプトからイスラエルにかけての地域です。
モーセはエジプト人を殺し、ファラオの追手を避けるためミディアン地方に逃げたと書いていますが、ミディアン地方は...
エジプトから直線で約400kmでしょうか。
今はサウジアラビアです。
だいぶ逃げましたねー。
これでちょこっとどんなところかイメージしやすくなったでしょうか?
ではでは、お待ちかね(?)モーセの出エジプト記5をおおくりします。
5.
ファラオに追われ、モーセはミディアンの地まで逃げました。
モーセがある井戸の近くで休んでいる時のことです。
7人の娘たちが羊の水やりをしに井戸へきました。するとそこへ、他の羊飼いの男たちが来て、娘たちを追いはらおうとしたのです。モーセは娘たちを男たちから助けました。
娘たちの父親はミディアンの祭司レウエルでした。レウエルはお礼にモーセを食事に招きました。モーセはレウエルのところへ留まる決心をしたので、娘の1人、ツィポラと結婚しました。
2人の間には男の子が産まれました。ゲルショムと名付け、モーセはレウエルの羊を飼いながら生活していました。
それから長い年月が経ち、モーセを追っていたファラオは死にました。
しかし、その間もずっとヘブライ人は過酷な労働を強いられていました。彼らの苦しみの叫びが神に届く時がきました。
続く
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4.王女の息子としてモーセは成長し、成人を迎えた頃のことでした。
モーセは自分と同じ民族であるヘブライ人のところへ行きました。ヘブライ人たちは奴隷として重労働をさせられていました。
そこで事件が起きました。
エジプト人がヘブライ人を打っているところに出くわしたモーセは、そのエジプト人を殺してしまいました。
死体は砂に埋めましたが、隠しとおせるものではありません。たちどころにモーセがエジプト人を殺したことはファラオの耳に入ります。モーセはエジプトを遠く離れたミディアン地方に逃げました。
そこでモーセはある女性と出会うのですが...それはまた次回。
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寒いため、たくさん着込んでいるせいか静電気バチバチです。ドアノブが怖い。発電マシーンになったかのようです。この静電気が世の中の役に立てばいいのですが。
ブツブツいっていても始まらないので、モーセの出エジプト記3へいきましょう!
3.
赤ちゃんの籠を見つけたのは、なんとファラオの娘、王女でした。
王女はヘブライ人の男の赤ちゃんをナイル川へ放り込めというファラオの命令を知っていたので、かわいそうに思いました。
赤ちゃんが心配でこっそり見守っていたお姉さんはすかさず「この子を育てるために、ヘブライ人の乳母を呼びましょうか」と申し出ました。王女が了承したので、お姉さんはさっそくお母さんを連れてきました。王女は赤ちゃんの乳母としてお母さんを雇いました。赤ちゃんは大きくなるまでお母さんのもとにいて、それから王女のもとへつれていかれました。
王女は赤ちゃんに"モーセ"と名前をつけて、自分の養子にしました。
モーセは王女の子として成長していき、成人したころ、ある大事件を起こしてしまうのです...
続く
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ヘブライ人(ユダヤ人)は飢饉などのためにエジプトに移住しました。ヘブライ人の人口が増えていくにつれ、エジプトの人たちは国がのっとられてしまうのではないかと恐れるようになりました。エジプトの王(ファラオ)はヘブライ人を奴隷として過酷な労働をさせるようになったのです。
それでも神様の祝福をうけて増えるヘブライ人たち。
とうとうファラオはある命令を出したのです...。
続く