「キリスト教」と一致するもの

最後のメニューは?

 今日はキリスト教で洗足木曜日と呼ばれる日です。
十字架への道のり その10十字架への道のり その11でご紹介している、最後の晩餐の場面を思い起こして過ごす日です。
ところで死ぬ前に食べたいものを一つ選ぶなら何にする?というような話、したことありますか?
贅沢にイクラ・・・スモークサーモンもいいかも・・・いやここはやはり・・・と色々悩んでしまいますが、イエスの最後の晩餐は"過ぎ越しの祭り"の日でしたので、掟でメニューはしっかりばっちり決まっていて、選びようがないのです。ということでこんなメニューです。

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1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚
2.羊の前足
3.ゆで卵
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる
5.苦菜(ワサビなど)
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの
7.ワイン

うーん、いまいち美味しそうに思えない。絵が微妙なのと私が肉苦手なのをおいといてもつけあわせがセロリとワサビじゃあねぇ・・・と。
でもこのメニューにはエジプトで奴隷として過酷な環境にあったイスラエル民族を神が救出されたことを記念しているので下のような意味があるんですよ。

1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚・・・出エジプトの時に食べた
2.羊の前足・・・過越しの犠牲の子羊の象徴
3.ゆで卵・・・神殿への捧げものと、神殿破壊の嘆きの象徴
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる・・・春の野菜
5.苦菜(ワサビなど)・・・エジプトの苦難の象徴
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの・・・奴隷としてレンガ造りをさせられていたことの象徴

ちなみに今、出エジプト記を紹介したのにはわけがあったなどで詳しく過越しの祭りの由来を紹介していますよ。

さて、明日はイエス・キリストが十字架で死を迎えたことを思い起こして過ごす「受難日」、「聖金曜日」になりますよ。


今日からレント

 ここ1週間ほどさんざんアピールしていた灰の水曜日がやってきました。
世の中がバレンタインで浮かれていますが(かくいう私もチョコレートには目がなくて・・・)、キリスト教センターブログではレントをおしていきますよ!!!
レント、受難節の初日、灰の水曜日です。
チャペルの講壇掛けをレントのテーマカラーのムラサキ色にかえ、ブログもムラサキ色に模様替えしました。
Top画像に載っている文はイザヤ書53章6節からで、要約すると、私たちの罪を全て神は彼に負わせた、という受難の予告ととらえられている文章の一部です。

ところで、なんで灰の水曜日かはすでに説明をしていたのですが、灰の原料は何かを紹介していませんね。ただ、これをちゃんと説明するためには、イエス・キリストが十字架につけられる経緯を紹介しないと!ということで、十字架への道のりを紹介するシリーズを開始しますよ!
明日からもお見逃しなく!

なんで灰の水曜日?

 さて、レントの初日のことを"灰の水曜日"といいますが、なんで"灰の"なんでしょうか?
それこそテーマカラーのムラサキの水曜日、受難という言葉っぽく赤、いや黒でもありかも。
なんでグレー?
白でも黒でもなくグレー?
いっそ闇の水曜日とかでもいいのでは???

と、色の話だと思うと混乱してきますね。
でも灰色の水曜日じゃなくて灰の水曜日なんです。

これは悔い改めの期間と関係があるんですよ。
キリスト教がキリスト教になる前、ユダヤ教の時代から、悔い改めが行われてきました。
悔い改めの際には、粗末な布をまとって、灰をかぶるまたは灰の上に座るなどをしていました。この日に灰で額にしるしをつける儀式が行われるようになったためです。
灰色な気分になる水曜日とかではなく、悔い改めの初日=灰を付ける日だから灰の水曜日と呼ばれるわけですね。

46日間?

 ところで、なんでレントは46日間なんでしょうか?まさかアイドルグループの先取り??
えー、46日間のうちイースターまでの日曜日を抜くと40日になります。
40日はキリスト教にとって準備を十分にするための目安の期間です。
キリスト教では、クリスチャンになるための儀式として洗礼(バプテスマ)があります。
それまでの自分から、イエス・キリストの死と復活によって与えられた新しい命を生きるようになる、とってもとっても大切な儀式です。
これはいつでもやれないこともないといえばないんですが、イースターやクリスマスなど、キリスト教にとって大切な日に洗礼式を行うことが一般的です。生まれ変わるのにただぼやーっと過ごさず、洗礼を受ける前に自分の罪を悔い改め、準備する期間というわけです。

また、すでに洗礼を受けてクリスチャンになった人も、自分はベテランだからとあぐらをかかず、初心にかえって悔い改める期間でもあるわけですね。

ですからイースターの前はレント、クリスマスの前にはアドヴェントの期間があるんです。
そしてこの「悔い改める」、「待つ」、といった意味を表現するのがムラサキ色なので、レントとアドヴェントのテーマカラーが同じムラサキ色になるってくるというわけです。

かなーり日付が変わる訳

 もう2018年になって2か月にもなるのに、書類に2017年と自信を持って書きました(すぐ直しました)。そんな日付オンチにとって、かなーり手ごわい、キリスト教の暦についてご紹介します。ちなみに前回の記事とつながっていますので、ぜひそちらを先にご覧になってくださいね。

レントの初日を"灰の水曜日"という特別な呼び方をするんですが、この日はイースターの46日前と決まっています。
イースターはイエス・キリストが十字架の死から復活したことを記念するキリスト教にとって最も大事といっても過言ではないお祭りです。
そのイースターが日曜日なので、必ず初日は水曜日になるんですが、いかんせんイースターが毎年3月~4月のどこかに移動するので、つられて毎回変わります。
ちなみに今年は4月1日ですが・・・前後数年のイースターの日付は・・・

2016年3月27日
2017年4月16日
2018年4月1日←今年
2019年4月14日
2020年4月12日

年度で考えると、2016年度は一度もイースターがない年になるんですよ!2015年度中の3月にイースターが終わり、2017年度になった後の4月に次のイースターがきています。
こんなわけで4月で年度がかわる学校現場で取り上げるのが難しいイースターなんです。今年は新学期の授業が開始前に終わってしまいます・・・。
いや、でも、だからこそ、このブログで盛大にレント、イースターをとりあげていきますよ!ということで、次回からまったりとレント特集開始しますよ。

この時期なにしてるの?

 クリスマスが終わってだいぶ経ちましたが、クリスマスはキリスト教っぽいよねーと思う方、それ以外の時期、キリスト教ってなにしてるの?
と、いうと、クリスマスの時期はイエス・キリストの誕生、そしてこれからの時期はイエスの十字架の死を思う季節がきて、復活を祝うイースターがきて、教会の誕生を祝う季節がきて・・・とキリスト教の1年はイエスの人生と教会の歩みにそって進んでいくんですよ。

来週の水曜日、2月14日から前述のイエスの十字架の死を思うレント(受難節)という季節が始まります。
レントの季節は毎年2月~3月のどこかの水曜日から始まります。そう、毎年日付が変わるのです。
というわけで、明日はレントの日付のナゾについてご紹介します。

クイズdeクリスマス 最終問題答え合わせ

 クイズの答えはいつものように続きを読むからご覧ください。

クリスマスの物語をふりかえったところで、近々イエス・キリストの十字架への道のりを紹介していく予定です。
誕生してすぐに、死ぬ場面の紹介、なんてこった。
途中の人生(30年ほど)はないのかと・・・実はキリスト教の年間の暦でもクリスマスの時期が終わるとすぐに十字架での死を思うレント(受難節)に入るんです。なんてこった(二度目)。
クイズが終わっても、特に行事がなくても・・・、春休み中も更新を継続するので、ぜひご覧くださいね。

近日クイズ公開

さてさて、もうすぐ試験期間ということで、試験期間には恒例になってきたキリスト教に関するクイズをしますよ。

特に採点があるわけでも景品があるわけでもありませんが、この時期もキリスト教センターブログをお楽しみに!!!

2018年になりましたね!

 さっそく2017年と書き間違えかけました。2018年に慣れるまでしばらく要注意です。
今年も皆様と一緒に歩んでいけるキリスト教センターの働きでありたいと願っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

もうすぐ始まりますよ!

 あと3時間もすると名古屋キャンパスチャペルにて大学クリスマス礼拝が始まります。
準備もちゃくちゃくと進んでいます。

椅子にはスワッグをつけています。

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窓辺にも...

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礼拝の中で、聖歌隊の特別賛美は3曲あります。クリスマスの賛美を高らかに歌えるようこの2か月はいつも以上に練習をしてきましたよ。
ではではドキドキしながら皆さんをお待ちしております。

<奨 励> 髙見伊三男先生(宗教部長)
<奨励題> 「クリスマスの礼拝」
<日 時> 12月22日(金)17:15~18:15
<場 所> 名古屋学院大学名古屋キャンパス白鳥学舎チャペル
                       名古屋市熱田区熱田西町1-25
<問合せ先> 名古屋学院大学キリスト教センター(TEL:052-678-4096)
<参加費> 無料(申込不要)
※当日はチャペル内に東日本大震災義援金箱を設置いたします。

以上

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