『この世界の片隅に』

| | トラックバック(0)

2016年公開のアニメ映画『この世界の片隅に』を紹介します。

主人公のすずは絵を描くのが得意な広島の女の子。そのすずが呉に嫁ぎ幸せな毎日を送っていたが、戦争は次第に激しくなる。

すずのささやかな幸せが崩れていくー。

 

1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっととても有名な作品だと思いますが、予備知識が一切なく戦争映画だと知らずに見始め、すずののんびりした声(声優のん)が作品にほんわかしたムードを醸し出していたため引き込まれて、結局最後まで見続けてしまいました。

戦争映画は苦手で、悲しい結末しか待ってないというイメージしかなかったため極力避けてきましたが、この映画を見て戦時下にも普通の生活が営まれ、ささやかな喜びさえあったということが改めてわかり、こういう戦争の描き方をとても新鮮に感じました。

普通の日々が少しずつ変わっていく雰囲気がじわじわと描かれ、遠い出来事だった戦争の中を生きた人々の暮らしが実感を伴って迫ってきました。

物語が日付を追って進んで行きますが、丹念な調査で時系列も実際に起こった出来事に合わせているそうです。

声高な戦争反対を叫ぶより、心にしっかりと戦争は嫌だと刻まれた気がしました。この映画を作り上げた人達の思いが伝わる映画でした。

【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 『この世界の片隅に』

このブログ記事に対するトラックバックURL: https://blog.ngu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/8813

栞輪漫画へ
  • YouTube折り方動画へ

  • ※画像をクリックすると漫画の原稿が表示されます。

    蔵書検索

    アーカイブ