杉原千畝から繋がれた『命のビザ』

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今日は俳優の山田純大さんの著書

命のビザを繋いだ男 : 小辻節三とユダヤ難民』を紹介したいと思います。

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ユダヤ人を救うために多くのビザを発行した杉原千畝さんのことは世界中で知られていると思います。

その杉原氏から始まった命のビザは多くの人々によって繋がれました。

ウラジオストックから日本への船に乗る手配、敦賀港、神戸、横浜の住民たち、小辻氏を支えた外務大臣、そのほか多くの人々によってユダヤ人たちはそれぞれ目的の地(多くはアメリカ)に向かうことができました。

日本に入国したユダヤ人たちの日本滞在可能な期間は1週間から10日、中には3日という方もおられたとか。

その短期間に目的の地への手配ができなれば、強制送還。

その困難な状況からユダヤ人を救うために尽力された方が、小辻節三さん。

滞在期間を延ばし、その滞在中にもさまざま援助をし、ユダヤ人がそれぞれの目的地(国)に行けるよう手助けをしました。

まさに、『命のビザを繋いだ男』です。

なぜ、彼はユダヤ人を助けたのか?

著者山田純大さんは、小辻氏の自伝をもとに関係者を訪ね、

イスラエルに小辻氏の墓参りにも行っています。

小辻氏はイスラエルに葬られているのです。なぜ?

ぜひ、読んでみてください。

 

(なごやの図書館スタッフ 小豆)

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