聖書
けんけんは昨年から教会に通い始めたクリスチャンです。
教会で説教を聞いて、聖書の勉強をする中で、信仰が与えられたのです。
そして聖書を読む中で、本当に自分自身が変わりました。
聖書ほど人生を変える本はないと思っています。
ぼくは4人兄弟で、兄と姉と妹がいます。
兄とはとても仲が悪く、喧嘩ばかりしあい、
憎みあい、本当に苦しめあってきました。
それこそ6年、7年間と。
死ぬまで兄のことを絶対に許さない、
墓場まであいつのことだけは絶対に許さない!
本当に心の底から憎んでいました。
聖書の中には敵を愛しなさい、許しなさいって書いてあります。
そしてそれにしたがって生きるのがクリスチャンの生き方です。
だからといってそんな簡単に愛し、許せるわけではありません。
殴り合って、自分が傷つけてきた相手ですから。
許そうとするなら、自分自身を否定し、否を認めなければなりません。
でも聖書の中に登場するイエス・キリストは、
自分の命を捨ててまで、愛するために生きてきたことを知りました。
そして自分の命を捧げてまで愛そうとした相手が、私であり、
愛そうとした相手が兄でもあることを知りました。
ぼくが愛している神様は、兄を愛していたんです。
その兄をぼくは傷つけ、壊そうとしていたんです。
神様の愛を知った瞬間、自分自身がすごく罪深い人間だと悟ったんです。
本当にひどいことをしていたんだと、悟ったのです。
とはいえ今でもなかなか話せません。
同じ空間にいることにも苦痛を感じます。
でも昨年の10月の誕生日、兄と母と自分で外食に行きました。
本当に7年ぶり?もしくはそれ以上。
一緒に出かけることなんてありませんでした。
もちろん口はきけませんでした。
それでも愛そうと決めたんです、兄を。
今では兄の幸せをちょっとずつ祈れるようになりました。
これからも少しずつ頑張っていきます。
ぜひ聖書、読んでみて下さい。
教会に来てみてください。
【学生サポーター:けんけん】
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