トロントの秋は、短いですがとても鮮やかです。もう既に、トロントの紅葉はピークを迎えようとしています。気温は日によって本当に変化が大きく、また、とても空気は乾燥しています。
授業は、10月28日にテストが終わり、11月からはまた新しいクラスが始まりました。最近、授業を通じて感じる事は、自分は今まで、TOEFLやテストを効率的にやるための勉強しかしてこなかったということです。同じような意味の文法でも、使う場面が異なっている事や、伝わり方が変わる、という事を学び、改めて英語の難しさに直面しています。また、自分で分かっていたつもりの文法は、教科書に書かれていた範囲の事であり、教科書では学ぶ事が出来ないニュアンスや英語の繊細の部分を、現在学ぶ事が出来ています。この部分は、留学をしなければ分からない部分の1つだと思います。
また、日々の生活をしていく中で感じた大きな違いについて、今月は述べたいと思います。その大きな違いとは、ホームレスの姿です。日本とカナダのホームレスは大きく異なっている部分があります。それは、声を必要以上にかけてくるということです。日本では、このような経験はしたことがなかったですが、トロントでは日常茶飯事です。その中には若い人や妊娠をしている女性もいました。日本ではホームレスは高齢というイメージがありましたが、こちらは幅広い年齢層にホームレスが存在します。
彼らに対するカナダの方々mp関わり方も様々です。自分が一番驚いた人は、30代のビジネスマンでした。私がコーヒーショップで並んでいた時に、彼はホームレスに声をかけられていました。すると、彼らはお店の中に入り、そのビジネスマンは、ホームレスの分まで買ってあげていました。そして、コーヒーショップを出ていく際に、笑顔でハグをしてお別れをしていった事が、とても印象的な出来事でした。
これらの行動に賛否両論があることは、知っていますが、私は彼が取った行動はとても凄い事だと思いました。また、並んで待っている間に、決して横柄な態度を取るのではなく、時より笑顔で話をしている姿も印象的でした。これらの光景は、決してトロントだけではなく発展途上国ではもちろんながら、先進国の多くで起きているとホストファミリーから教えてもらいました。また、声をかけてこない日本が世界的には珍しいという事も知る事が出来ました。
日本でも格差問題はよく取り上げる問題ですが、世界ではもっと深刻な問題だと知る事が出来ました。これらの体験もまた留学をしないと分からない事だと思います。英語だけではなく色々な事に目を向けて残りの生活もして行きたいです。