11月、後期が始まりました!
後期がスタートし、前期とは全く違った面持ちです。前期の第一週目の緊張と不安はほとんど感じませんでした。初めての教室初めてのクラスメートと教授、初めての科目、それでもいつも通り、と感じる私でした。その分後期から来た数名の方々の不安は予想でき、1度でも経験した後と、初めての感覚の違いの大きさを実感しました。
この学期は悩んだ末、体育を行わず4科目履修登録しました。前回の英語科目とは全く違い、さすが専門科目!と感じる授業や教授、学生です。クラスメートにもとても恵まれ、いつも私をフォローしてくれます。また、日本の文化…漫画・アニメにも感謝です。自己紹介での趣味では、どのクラスも半数以上は漫画やアニメを見ること描くことと、言い日本に興味を示して話しかけてきてくれます。日本では素直に漫画・アニメなんて言ったらちょっと隔たりの目で見られてしまう可能性もなくはないですが、ここまでこの数年の日本文化が私を助けてくれるとは思ってもいませんでした。
また、台風ONDOYの被害が大きかった街へ行き、幼稚園の子供たちに支援物資を配るボランティアに参加してきました。初めの1時間物資配布の説明と手順の話し合いだったのですが、途中からお世話になっている、この物資支援の主催団体のNGOの一人のスタッフの方が幼稚園の先生方に熱弁し始めたのです。タガログ語だったため、何を話しているか初めは分からなかったのですが、後できいてみると、「支援を受ける側は支援を受けることが当然になってしまっている。それはおかしいことであり、自分たちで自立する意識を持つべきだ。」というものでした。途上国の一部で問題になっている、支援を受けることに対して当然であるとういう考えを現地のNGO団体が問題視していることに驚きを感じました。一部先進国が一時の満足感を得るためにただお金を出す、衣服や文房具を送るというのも考えねばならないことです。余談ですが、フィリピンのセカンドハンドショップに行くと日本製の衣服が当然のごとく並列されています。日本のNGO団体も現地のNGO団体ももっとお互いの立場や重要を見直す必要があるようです。
また、ボランティア活動で偶然日本人の方とお逢いし、インターンのお話をいただきました。フィリピンはフィールドワークを行いたい学生にとって本当に多くの学びが得られるところです。彼女はNGO団体でよく行われている職業訓練所に対して疑問を抱いていました。職業訓練所で訓練を受け、何らかのスキルを身につけても雇ってくれる企業がないのがフィリピンの現状です。なのでフィリピン人によるフィリピン人のための企業を起こそうと女性一人、一人の学生インターンと共にやっておりました。今は5,6人のインターンと共に活動を行っています。熱いMTGに熱い意志、本当によい刺激になりました。私はこのインターンを行うことを断念したのですが、本当に良い出逢いにと刺激になりました。