インドネシアに来て半年が過ぎようとしています。2月の頭から2週間ほど、NGO「Jari Aceh」スタッフのヌルジュバさんの家でホームステイをしました。お料理作りなど村の結婚式のお手伝いを通して、村の人と交流をしたり、2015年にスタディツアーでヌルジュバさんの家を訪問した際、紛争中に国軍兵に夫を殺されたことを話して下さった女性の方々に2年ぶりに会う事ができました。彼女たちは、私がアチェに戻って来たことを歓迎してくれました。その他にもヌルジュバさんの今までの支援の記録を見せていただくなど、国際協力を勉強するにあたり知っておく必要があるインドネシア語の単語や言い回しを、分らなければすぐに聞くことができるという環境で学びました。
1月に日本語スピーチコンテストの審査員として呼んでもらった高校で、今月は書道を教えました。私は小学1年生から高校に入るまでずっと書道教室には通っていましたが、ここ5年間書道をしていなかったため、まさかインドネシアで高校生に教えるとは思いせず、とても良い経験になりました。お手本を書いている私を真剣に見ている学生たちの姿勢が嬉しかったです。本物の半紙ではないので書きづらく、日本語は止めやはらいなどがあり、更に筆で書くということに慣れないインドネシア人には書道は難しく、私にとっても教えるはとても難しかったです。「次は日本料理が食べたい。作ってみたい。」ということなので、"おにぎり"をみんなで作る約束をしました。もっと大変なことになりそうですが、今から"どうインドネシア向けにアレンジしよう。"など考えていると、楽しみになってきます。
大学では1月23日から授業が始まりましたが初回から先生の事情で休みという授業もあり、登録した色々な学部の授業のうちの一つしか始まっておらず、3月から本格的に授業が始まることになりそうです。留学生活が半年を過ぎた今、自分を試し、更にラストスパートとして自分を追い詰めるつもりで、難しそうな経済や行政村落管理という授業を選択してみました。また、卒業論文についてもテーマを決め、親に日本から参考文献の本を送ってもらい準備を初始めています。
この半年はあっという間でした。残りの留学生活は初心を忘れずに、人生で初めて経験する断食など、インドネシアに居るからこそできることを経験したいと思います。