残り7か月です。思えば日本にいた頃はあんなに刺激を求めていたのに、アメリカに来てみたらあまりの刺激の強さに怯んでいました。情けない!もう羞恥心や自尊心など捨て払って戦いたいのになかなかうまくいきません。いつまでも下らない自尊心にこだわっているのなら、きっと僕はその程度って事でしょう。わかっているのに脳に染み着いた思考パターンを矯正するのは至難の業です。しかし恐怖心はほぼ抑制出来ています。チャーリーチャップリンのおかげです。「そうだ。人生は素晴らしい、恐怖心さえ持たなければ。大切なのは勇気と想像力だ」という言葉を毎朝胸に刻んでいますから。逃げはしません、しかし自尊心を守ろうとしてその先へ行けません。常に意識していないと。
英語の方の成長はいかがなものでしょうか。率直に言えばすごく不満足です。目標達成率が100%だとしたら、まだ5%に達していれば良い方です。特にスピーキングは、表現力のなさを痛感する機会がそれはそれは多いこと。簡単な言葉で逃げるのは卒業したいのです。それ故、語彙と慣用語句の量がまったく不足しているので毎日、言いたかったけれど言えなかったことや、聞き取れたけど意味がわからなかった事を一日の終わりに寮に戻ってから確認するのが日課です。
そういえば、最近、リスニングに変化が表れています。今までは英語を聞いても何を言っているか早すぎて聞き取れなかったのですが、最近はアメリカ人の言っている言葉が聞き取れるけれどその言葉の中の単語や熟語の意味がわからないという不可解な現象がよく起きています。CNNのニュースも同様に言葉は聞き取れるのですが意味を知らない単語が多いな、と感じる日々です。もっとも今でも短いいくつかの単語がリエゾンしている音は苦手です。かなり聞き取れません。
英語以外の面では成長、ないし変化しているかもしれません。感性は特に。なんせ初めてばかりですから。ただ、自分の中につっかえ棒があって、なかなかそれが外れないような感覚によく襲われます。本当の自分がしたいのはこうじゃない、と。つっかえ棒は自尊心か羞恥心もしくは両方。それと日本人や日本語を話したがるアメリカ人で集まるのは頂けません。居心地はいいですが。なので自分を甘やかすのはもうやめにします。