December 2025アーカイブ

学内で募金活動

12月8日(月)から、名古屋キャンパスしろとり曙館1階にて、インドネシア・アチェ州洪水・土砂災害支援のための募金活動を実施しています。

多くの学生や先生方、職員の方々からご協力いただき、12月11日時点で5万7425円集まりました。
ご協力いただき、本当にありがとうございます。
募金活動中に温かい言葉をかけてくださる方が多く、その言葉に何度も励まされました。

曙館では午前中を中心に12月23日まで募金活動を行う予定です。
たいほう・国際センター前にも募金箱が設置されていますので、引き続きご協力よろしくお願いいたします。(国際文化学部4年:池津あかね、北村ひかり)

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ビルン県で7カ村に物資を届ける

12月11日、アルムスリム大学国際センターは、大学周辺でいまも避難生活を送る7カ村に支援物資を届けました。

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北アチェ県でも支援活動開始

北アチェ県の被災者支援は、アルムスリム大学教員のハイルル・ハスニ先生と佐伯が25年前に設立したNGO「Jari Aceh(公正のための女性ネットワーク)」が担当します。アチェが内戦下にあったときから、Jari Acehは紛争被害女性を組織化し、生計手段の支援をおこなってきました。女性グループの村々も洪水・土砂災害の被害を受けており、より厳しい状況にあり、支援を必要としている女性を支援することになりました。

12月10日は終日停電だったため、11日にコメ、インスタントラーメン、食用油、洗剤、砂糖、ミルクなどを購入し、一人ずつの支援パックをつくりました。

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ビルン県で支援活動がはじまりました

これまでに寄せられたカンパから、12月8日に第一弾として2000万ルピア(約20万円)を、アルムスリム大学国際センターに送金しました。アルムスリム大学のあるビルン県で1000万ルピア、教職員や学生が多く住む隣の北アチェ県で1000万ルピアずつ支援をおこないます。

1)現在は緊急段階であり、まず生活必需品を支援する
2)支援物資は村の必要に応じて変えるが、あまり支援のないもの(下着、生理用品など)を優先する
3)輸送費や燃料費など、どうしても必要な経費以外すべて支援にまわす
という3点を確認し、12月10日、いよいよ支援活動が開始されました。

12月10日、アルムスリム大学周辺で被害の深刻な10カ村を対象に、コメ、生理用品、下着、おむつ、ミネラルウォーターなどを買い、一人ずつの支援パックをつくりました。

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北アチェ県サワン郡の状況(12月7日)

2023年9月〜2024年7月まで、名古屋学院大学留学生別科で学んだアルムスリム大学学生ハリマさんからの報告です。以下の文章は、ハリマさん自身が日本語で書いてくれたものです。

2025年12月7日、私はアチェ・ウタラ県サワン郡のいくつかの村を訪れました。北アチェ赤十字(PMI)とマリクサレ大学同窓会と一緒に、被災した人々を助けました。私たちは、米、インスタントラーメン、飲み水、薬、赤ちゃん用のおむつ、ミルク、そして男女の服を配りました。人々は下着もとても必要としています。今も多くの住民が、村の集会所や、被害を受けなかった人の家で避難生活をしています。

洪水と土砂災害が起きてから12日たちましたが、住民の生活はまだ大変です。きれいな水がとても足りず、電気と通信もありません。ランカハン郡の洪水は木を運びましたが、サワン郡の洪水は泥と土を運び、たくさんの家がほとんど見えなくなりました。住民は家を片づけて、元の生活に戻るために苦労しています。

特に被害が大きい村が3つあります。そこでは、村が土に飲みこまれたように見えます。40軒以上の家が、強い川の流れで流されました。家だけではなく、モスクや村の集会所も川に流されました。川は前より広くなりました。川の近くに住む人の中には、家が無事でも、こわさのために避難している人もいます。今、家を失った人たちは、着ている服だけで、また生活を始めようとしています。(アルムスリム大学 ハリマ)

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北アチェ県ランカハン郡の状況(12月5日)

2023年9月〜2024年7月まで、名古屋学院大学留学生別科で学んだアルムスリム大学学生ハリマさんからの報告です。以下の文章は、ハリマさん自身が日本語で書いてくれたものです。

2025年12月5日、私は洪水の被害がとても大きかったランカハン郡ゲヌンバ村を訪れました。この村に行くために、メダン=バンダ・アチェの道路から10キロ以上、悪い道を進まなければなりませんでした。洪水は住民の家を激しく襲い、多くの家が壊れ、土台と壊れた壁だけが残りました。屋根は強い水の流れと流木により崩れました。この災害で4人が亡くなり、1.5歳の赤ちゃんも含まれています。ありがたいことに、すべての遺体は見つかり、その赤ちゃんも私たちが村を出てから約30分後に発見されました。

住民の生活はとても厳しい状態です。特に胃の薬やパラセタモールなどの薬が強く必要とされています。一時的な避難所はモスクの庭に作られ、人々は青いシートの下で、簡単なマットの上で生活しています。共同の炊き出しはありますが、災害から10日たっても、多くの人はご飯とインスタントラーメンだけを食べています。きれいな水はとても少なく、家の跡に残った古い井戸を使う人もいます。

今も電気と通信は使えません。一部の住民は家の片づけのために戻っていますが、家が完全に壊れた人たちは、今も避難所で生活しています。つらい状況の中でも、ゲヌンバ村の人々は互いに支え合い、もう一度生活を立て直すための助けを静かに待っています。(アルムスリム大学 ハリマ)

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国際フェアで被災者支援

たいほうキャンパスで開催された「国際フェア」にて、12月2、5日、インドネシア・アチェ州の民芸品やコーヒー、ヘナタトゥーの販売をおこないました。今回の出展は、アチェ州の文化を紹介するとともに、現地で発生している災害支援につなげることを目的としたものです。

アチェ州では、11月末から続いた豪雨の影響により洪水や土砂災害が発生し、多くの人びとが死亡・行方不明になったほか、家屋、道路・橋、公共施設の損壊が甚大です。本学の協定校であるアルムスリム大学も被災地域に位置しており、支援を必要としている状況です。そのため、今回のイベントで得られた売り上げはすべてアルムスリム大学を通じて、支援を必要としている学生を中心に役立てていただきます。

イベントを通じて、多くの学生や大学教職員の方がたにアチェ州の現状を知っていただくことができました。また、寄付を通じて支援の輪を広げる機会にもなりました。ご協力いただきありがとうございました。(国際文化学部4年:池津あかね、北村ひかり)

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2025年12月5日の状況(ビルン県)

協定校アルムスリム大学から送られてきた大学周辺の写真です。

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アチェ豪雨被災者支援 カンパのお願い

インドネシア・アチェ州は2025年11月、豪雨による洪水、土砂崩れなど甚大な被害を受けました。幹線道路が切断され、橋が崩落したことから、食料・水・衣類・燃料などの生活必需品は暴騰しています。電気やインターネットのないなか、過去の紛争や2004年スマトラ沖地震・津波を乗り越えてきた人びとは、支援活動や生活再建に乗り出しています。

名古屋学院大学国際文化学部は、日本で唯一、アチェ州の大学と交換留学をおこなっており、協定校アルムスリム大学(ビルン県)の留学生が、留学生別科で日本語や日本文化について学んでいます。このたび、国際文化学部・佐伯ゼミを中心に、アチェ被災者支援活動をはじめました。アルムスリム大学と協力しながら、ピディ県、ビルン県、北アチェ県の被災者を支援する予定です。

みなさまのご支援をお寄せいただけると幸いです。

<振込先>
郵便振替口座 00150-1-650281
(他金融機関からの振替口座番号 ゆうちょ銀行〇一九店 当座0650281)
インドネシア・キャンペーン

支援のご報告も、本ブログでさせていただきます。カテゴリ「2025年アチェ豪雨支援」をご覧いただけると幸いです。

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