2025年アチェ豪雨支援の最近のブログ記事

アチェ洪水・土砂災害被災地を訪問

2026年3月2日(月)から9日(月)まで、佐伯ゼミの3・4年生がインドネシア・アチェ州を訪問し、協定校アルムスリム大学とともに洪水・土砂災害の被災地を訪問したり、学生同士の交流を深めたりしました。以下は、学内外で集めた募金で支援したビルン県ジャンカ郡アル・クタ村を訪問した学生たちの報告です。

 友人の話などから洪水の被害状況はすでに聞いていましたが、実際に訪れてみると壊れた建物や倒れた木などから水の高さや威力を実感しました。家を失った村の方々が住んでいる仮設の家を見せていただきましたが、狭い部屋に一家族が住んでおり天井も低く夜になると真っ暗になるため、村の方々は洪水から3ヶ月以上が経過した今でも不便な暮らしを強いられていることが分かりました。その仮設住宅では、私たちが大学などで行った募金活動によって調理器具が支援されており、私たちの活動が少しでも役立てたことを嬉しく思うと同時に、家の再建や生活必需品の高騰に対する支援がまだまだ不足していると感じました。
 また、アル・クタ村へ行く途中、洪水によって稲が育たなくなった田畑や壊れた橋をいくつか見ました。田畑に関しては、既に水が引いていても土の中に海水やゴミなどが混ざりすぐに作物を育てることが出来ないそうです。交通網や農業は人々の生活や収入に直結するため、一時的な物資の支援だけては無く長期的な支援が重要だと改めて感じました。(国際文化学部4年/2023年度中期留学:池津あかね)

 2025年11月末に起きた洪水、土砂災害から3ヶ月半ほどが過ぎた被災地を見に行きました。現地の知り合いなどから復興状況について話を聞くことはありましたが、実際に被災した村へ行くと想像していたよりも復興状況はよくないと感じました。今回訪れたアル・クタ村では多くの人が家を流され、村の人は集合仮設住宅で暮らしていました。仮設住宅の中は、一家族が暮らすには狭すぎるスペースでエアコンもありませんでした。
 実際に家が流された場所を見た時は、とてもここに家があったとは想像できないほどで、新たに家を建てている様子も見られませんでした。村にはたくさんの子どもも暮らしており、集合仮設住宅の中で遊んでいました。しかし、村は災害の影響で砂が舞っている状態であったため、健康への被害も懸念されると感じました。
 活動の中で、名古屋学院大学内やその他イベントでの募金活動で集められた資金で村の人たちに支援物資を渡すことができました。とても嬉しく思う一方で、まだまだ支援が必要な現状を目の当たりにして、災害から日が経ち支援が途切れてしまい、被災者だけで生活を立て直すことにならないように支援を続けたいと思いました。(国際文化学部4年/2023年度中期留学:北村ひかり)

 インドネシアのアル・クタ村では、2週間にわたって降り続いた大雨によって大規模な洪水が発生した。私たちは大学のフィールドワークとして現地を訪れ、被害の様子や住民の生活状況について話をを伺った。現地の難民キャンプでは支援が十分に行き届いておらず、復旧作業が思うように進んでいない様子が見られた。山から流れ出した土砂と海から押し寄せた水がぶつかることで、17軒もの家が流されてしまったという。被害の現場では、地面が大きく削られて段差ができており、本来そこには存在しなかったはずの川ができていた。実際に現地を歩いてみると、家が大きく傾いていたり、洪水による水の跡が確認できた。さらに、道路や橋の一部が壊れており、村と外部をつなぐ交通が一時的に遮断されていたことも分かった。応急処置的に再建された橋も渋滞により容易には行き来できなかった。
 私はそんなアル・クタ村の人たちが支援物資を受け取った時の笑顔が忘れられない。集めた募金のお金がこの人たちの生活必需品に使われているのを間近で見ることで、洪水被害をとてもリアルに感じられた。
 今回のフィールドワークを通して、洪水による被害は建物や道路だけでなく、人々の生活や心にも大きな影響を与えることを実感した。また、災害が起きた後の支援体制や、防災対策の重要性についても改めて考えるきっかけとなった。(国際文化学部3年:小野ひなた)

 今回のゼミ旅行で2025年末の洪水・土砂災害の被災地であるアル・クタ村を訪れ、私が想像していた以上に被害の痕跡が現在も残っていることに強い衝撃を受けました。崩れた家の跡や、家があった場所が川のように変わってしまった地形を目の前にし、災害は過去の出来事ではなく、今も続いているものなのだということを実感しました。また、国からの援助がほとんどなく、家を建て直すこともできない状況が続いているという事実を知り、復興の難しさを感じました。
 しかし、そのような厳しい状況の中でも、アル・クタ村の方々は私たちにとても親切で明るく接してくださいました。その姿に強さを感じる一方で、なぜこれほどの被害を受けながらも笑顔でいられるのかと、胸が締め付けられるような思いにもなりました。もし自分の住む地域が同じような被害に遭ったらどうなるのかと想像すると、当たり前の日常が一瞬で奪われてしまう怖さを強く感じました。
 実際に被災地を前にして、同情だけでは整理できないような複雑な気持ちを抱くと共に、私たちに何ができるのかを深く考えさせられました。(国際文化学部3年:加藤俊真)

 今回アチェ州ビルン県アル・クタ村の被災地を訪れ、洪水や土砂災害による被害の甚大さを身を持って痛感しました。これまでニュースでは耳にしていたものの実際の状況を見る機会はあまりなく、今回の被災地訪問は忘れられない経験となったと感じます。
 まず現地の学生が運転するバイクに乗せられ村に行くまでの道中でも様々な衝撃的な光景が目に入りました。田んぼは浸水しており、その中に建てられた農家の方が休む小屋のようなものも倒壊していました。村なので建物自体はほとんどなく広大な土地に田んぼが広がっていましたが、かつてその辺り一面が丸ごと大洪水に浸かったのだと考えると恐ろしく感じました。
 村に到着してから特に印象に残ったのは洪水によって村にできた川のような大きな水たまりです。その水たまりの大きさは自然の脅威を感じるほどでした。また水位が自分の身長よりも遥かに高い洪水が発生したというのも衝撃的でした。
 今回の洪水や土砂災害の発生にあたり私も微力ながら募金に協力させていただきました。自国からそのような支援を行うことは容易いですが、実際に現地まで赴いてみないと気づけないことは多くありました。やはりただ寄付をして終わるのではなく、自分が寄付したお金がどのように使われていくのかを含めた被災地のその後にまで目を向け続けることで初めてそういった支援が意味を成してくるのだと実感しました。今回はゼミ旅行の一環として被災地を訪問させていただきましたが、このような貴重な機会を与えてくださった現地の方々には感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。(国際文化学部3年:佐分利來煌)

 被災地を訪問して、まず自分が想像していた以上に被害が深刻であることに驚いた。現地の人の話によると、2mほどもあるバナナの木より高い洪水・土砂が村を襲い、高床式の家へ逃げることができなかった住民は命を落としてしまったという。実際に被害の様子を聞き、自然災害の恐ろしさを強く感じた。また、現在は家を建て直したくても堤防沿いには十分な土がなく、新しく家を建てることが難しい状況が続いているという。支援もまだ十分に行き届いているとは言えず、大変な思いをしながら生活している人が多くいることに心を打たれた。しかし、そのような厳しい状況の中でも、被災地の村の雰囲気はとても明るく、活気にあふれていた。村のあちこちから子供たちの話し声や笑い声が聞こえ、暗く重くなりがちな空気を明るくしているように感じた。その様子を見て、子供たちの存在や力はとても大きいのだと実感した。また、村の人々は互いに助け合いながら生活しており、強い団結力も感じた。困難な状況の中でも前向きに支え合って生きている姿を見て、人と人とのつながりの大切さを改めて学ぶことができた。(国際文化学部3年:高原はな)

 アル・クタ村の土砂災害の被害者の方々のもとを訪れ、実際の生活の様子を見る機会がありました。訪れる前の私は、被害に遭われた方々はきっととてもつらく悲しい思いをしているのではないかと想像していました。しかし実際に会ってみると、もちろん災害による苦しさや不便さはあるはずなのに、皆さんはとても穏やかで優しく、笑顔で接してくださったことが印象的でした。その姿を見て、なぜ私たちと彼らではここまで価値観や物事の受け止め方が違うのだろうかと考えさせられました。もし日本で同じような災害が起きた場合、もっと落ち込んだ雰囲気になってしまうのではないかとも感じました。私は訪問する前にある程度心の準備をしていましたが、実際には被害者の方々の温かさや思いやりに触れ、こちらの方が励まされるような気持ちになりました。また、厳しい状況の中でも周りの人と助け合いながら生活している姿から、人と人とのつながりの大切さも強く感じました。この経験を通して、いつか自分も何らかの形で恩返しができるような支援をしたいという思いが生まれました。そして、この出来事は私にとって、人の強さや優しさについて改めて考えさせられる、決して忘れることのない大切な経験になったと感じています。(国際文化学部3年:タマナハ・ハルミ)

 インドネシアのアル・クタ村を訪問しました。
 そこでは洪水により被害を受けた人々や、今は住めない倒壊した家屋を目の当たりにしました。道端に大きなバナナの木があったのですが、そこにぶら下がるバナナの高さまで水がきたと聞いた時は強い衝撃を受けました。被害者の方々が過ごしている難民キャンプには屋外の共用キッチン、共用簡易トイレ、小さな教室のようなものがありました。日本での環境と比べると物足りなさを感じる人がほとんどだと思いますが、そんな中でも難民キャンプは笑い声と笑顔で溢れていました。過酷に思える環境下でも初対面である私たちを快く受け入れてくれ、自然災害の被害実情を知るとともにその村の人々の寛容さにも触れました。「日常が突然崩れること」がどれほど大変なことか、当たり前の日常がどれほど貴重なものなのかを再認識するとともに、私は自分が住んでいる国じゃないからと無関心になるのではなく、外に目を向け自分に今何ができるかを考え、自分事として関心を持ち続け伝えることが大切だと思いました。(国際文化学部3年:西山慶乃)

現在の募金状況(2026年2月10日)

みなさまから多大なご支援をお寄せいただいております。
本当にありがとうございました。

現在の募金状況(2026年2月10日)

郵便振替口座へのご寄付 110万9156円
学内外での募金+アチェ民芸品売上げ 31万8542円

食器類の支援

ビルン県ジャンカ郡アル・クタ村は、洪水・土砂災害の被害がもっとも深刻な村のひとつです。もともと住民のほとんどが貧困状態にあり、今回の洪水・土砂災害がなくても支援を必要としていました。ほかの村では、家を失った被災者の多くが、親せきの家などに避難するなか、アル・クタ村の人びとは、村にとどまり、テントや掘っ立て小屋を建てて暮らしています。

断食月がはじまり、村の人びとはそれぞれで料理をしたいと望んでいたことから、今回、村の45世帯156人に対し、世帯ごとに
・鍋
・食器(半ダース)
・スプーン(半ダース)
・コップ
・しゃもじ
・おたま
・ボウル
・ブレンダー
を支援しました。

支援額 2387万8000ルピア(約23万円)

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井戸掘り&若い女性のワークショップ

洪水被害により、清潔な水を得ることが困難になっています。ビルン県ジャンカ郡クアラ・チュラペ村で、井戸を掘り、水を得られるようにしました。

支援額 243万3000ルピア(約2万2000円)

災害後の復興には、女性の役割が重要です。ビルン県プサンガン郡パンテ・ピサン村のブディ・ムスリマット・プサントレン(イスラーム寄宿学校)で学ぶ女性たちと、女性の役割について話し合い、生理用品を配付しました。

支援額 31万ルピア(約3000円)

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制服の支援と住宅の清掃

2025年11月26日の洪水によって、子どもたちの制服も破損しました。2026年1月5日に学校が再開されましたが、子どもたちは制服がない状況でした。日本のみなさまからの支援で、ビルン県クタブラン第1小学校に制服の支援をおこないました。

支援額 661万2000ルピア(約6万円)

アルムスリム大学の教職員・学生が、自身で清掃をおこなうのが困難な高齢者、寡婦、孤児の住宅を清掃しました。

支援額 270万9000ルピア(約2.5万円)


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住宅の清掃と清潔な水の供給

1月6日、アルムスリム大学の教職員・学生たちは、住宅や水タンクの清掃をおこないました。

支援額 97万5000ルピア(約1万円)

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ビルン県で生活必需品の支援

1月4日、アルムスリム大学国際センターは、パヤ・チュット村、ヌフン村の人びとに生活必需品を支援しました。

支援額 723万7000ルピア(約7万円)

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ビルン県で子どもに文具を配付

1月4日、アルムスリム大学国際センターは、大学周辺の村の要請を受け、ビルン県の3カ村の子どもたちに文具(ノート、ボールペン、鉛筆、色鉛筆、画用紙)を配付しました。

<支援した村>
アル・クタ村
・幼稚園 23人
・小学校 93人
・中学校 52人
・高校 16人

アル・バユ・ウタン村
・幼稚園 21人
・小学校 15人
・中学校 15人
・高校 5人

クアラ・チュラペ村
・幼稚園 41人
・小学校 130人
・中学校 33人
・高校 30人

支援額 1659万6000ルピア(約16万円)

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とよた元気まつりでインドネシア洪水被災者支援

12月20日(土)に豊田スタジアムで開催された「とよた元気まつり」にて、インドネシア・アチェ州の洪水・土砂災害支援を目的とした募金活動と、アチェ州の民芸品・コーヒー豆の販売をおこないました。

被災地では、食料やガソリンなどの生活必需品の価格が非常に高騰しており、現地の人びとの生活は依然として厳しい状況に置かれています。そのようななか、今回の募金活動では、みなさまの温かいご支援により、4万6687円の募金が集まりました。お寄せいただいた募金は、被災地域の復興支援のために大切に活用させていただきます。

また、今回もナゴヤ・インドネシア文化協会のみなさまのご協力のもと、イベントに参加することができました。当日は天候の悪いなか、たくさんの方にお立ち寄りいただき、暖かいご寄付をお寄せいただき本当にありがとうございました。今後も引き続き募金活動をおこないますので、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。(国際文化学部4年:池津あかね、北村ひかり)

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ビルン県で6カ村に物資を届ける

12月12日、アルムスリム大学国際センターは、ビルン県プサンガン郡の6カ村に支援物資を届けました。国際センター職員(名古屋学院大学留学生別科で学んだ元留学生)などが6カ村をまわり、とくに被害が深刻な50世帯を支援しました。

支援額 500万ルピア(約4.7万円)

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