2023年9月〜2024年7月まで、名古屋学院大学留学生別科で学んだアルムスリム大学学生ハリマさんからの報告です。以下の文章は、ハリマさん自身が日本語で書いてくれたものです。
2025年12月7日、私はアチェ・ウタラ県サワン郡のいくつかの村を訪れました。北アチェ赤十字(PMI)とマリクサレ大学同窓会と一緒に、被災した人々を助けました。私たちは、米、インスタントラーメン、飲み水、薬、赤ちゃん用のおむつ、ミルク、そして男女の服を配りました。人々は下着もとても必要としています。今も多くの住民が、村の集会所や、被害を受けなかった人の家で避難生活をしています。
洪水と土砂災害が起きてから12日たちましたが、住民の生活はまだ大変です。きれいな水がとても足りず、電気と通信もありません。ランカハン郡の洪水は木を運びましたが、サワン郡の洪水は泥と土を運び、たくさんの家がほとんど見えなくなりました。住民は家を片づけて、元の生活に戻るために苦労しています。
特に被害が大きい村が3つあります。そこでは、村が土に飲みこまれたように見えます。40軒以上の家が、強い川の流れで流されました。家だけではなく、モスクや村の集会所も川に流されました。川は前より広くなりました。川の近くに住む人の中には、家が無事でも、こわさのために避難している人もいます。今、家を失った人たちは、着ている服だけで、また生活を始めようとしています。(アルムスリム大学 ハリマ)
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