こんにちは♪ ミステリー好きのあかトマトです。
私にとってミステリーの原点は、小学生の頃テレビで観た「金田一耕助シリーズ」です。
戦後間もない日本の風景と、何とも表現しがたい恐ろしい空気感、そこにミスマッチな間の抜けた、でも鋭い洞察力を持った名探偵金田一耕助の醸し出す世界が大好きでした。
『八つ墓村』、『犬神家の一族』、『悪魔の手毬唄』など代表作をあげたらキリがありませんし、皆さん原作でなくても映画やドラマでご存知の作品も多いと思いますので、今回はちょっと視点を変えてみまして...こちらなんていかがでしょうか?
『横溝正史の日本語』

表紙絵は『犬神家の一族』のワンシーンですが、何とも言えないですね★ でもそこに惹かれて手に取ってみました。
中を読んでみると、少し深堀した専門的なところもありますが、横溝正史の生み出す世界観やその表現が好きな人にはかなり興味深い内容でした。
同じような場面を表現するのに、異なった語句や表記がされているのは、横溝正史が意図したものなのか...
だとしたら、それは何のために?
これもまた1つのミステリーではないでしょうか。
興味のある方は、是非この謎にも迫ってみてください!
(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)