種子銀行(先生オススメ本)

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地球最後の日のための種子」 スーザン・ドヴォオーキン 文藝春秋

 

地球最後の日のための種子.jpg

 

作物の多様性が食料の確保を守る事につながる。

作物の品種改良により優良品種が登場すれば、畑はその品種一色に染まることになる。

そして、その品種に抵抗性を持たない病原菌が出現すると、壊滅的な被害がもたらされる。

この時、過去の品種、あるいは原生種とそこから派生した多くの種を当たり、特定の病原菌に強い品種を探す。そのための種子銀行が必要となる。

北極圏、スバァールバル諸島の炭鉱跡に建設された種子銀行は「地球最後の日のための貯蔵庫」である。そこには300万種の種子が岩盤と永久凍土の下で保存されている。

植物の遺伝情報を保護し、世界が滅びても再び農業が再生されることを願って建設された。

 

(River Stone 外国語学部教員)

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