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キリスト教の行事 その8

2020年8月 6日 キリスト教センター | トラックバック(0)

キリスト教にはイエス・キリストの生涯にちなんだ教会暦と呼ばれるこよみ、クリスマスとかイースターとかとは別に"行事"と呼ばれるものがあります。
まずは行事の一覧。

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今回は「日本基督教団創立記念日」の紹介です。

1941年6月24日、戦時下において宗教団体法が実施され、30余りの様々なプロテスタント系キリスト教会が合同し、「日本基督教団」が成立しました。本学が所属していたメソジストプロテスタント派もこの時合同し、それ以降本学は日本基督教団の関係学校となったわけです。

(伝道師じゃないほう)

広島で被爆した外国人神父たち

2020年8月 6日 キリスト教センター | トラックバック(0)

昨日、レバノンの首都ベイルートで非常に大きな爆発事故が起こりました。まさに文字通り「一瞬」、瞬きをしている間に、100人以上の尊い命が失われてしまったその惨状を目の当たりにして、言葉を失ったまま、今日、8月6日という日を迎えています。

今から75年前となる「1945年8月6日」、日本は世界で初めて(唯一)、原子爆弾による核攻撃を経験しました。当時、敵国であったアメリカが、広島の街に原子爆弾を投下し、一瞬のうちに14万人が死亡、市街は壊滅しました。昨日のベイルートの爆発事故で亡くなった人たちのおよそ1400倍の人たちの命が、核兵器によって奪われてしまったのです。

書物や写真、映像資料、「語り部」の方々による口伝により、私たちは当時の悲惨な状況について知ることができますが、それでも時代の流れというものは残酷なもので、75年が経った今、この「8月」を迎えてようやく先の戦争について思いをはせるほどに、日本の社会からは戦争の記憶が薄れてしまっています。

ところで、昨年の11月に次のようなネット記事を読みました。

「イエズス会16人被爆 ドイツ人神父ら 広島の惨禍 発信」(中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター)
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=94327

カトリック教会の修道会の一つ「イエズス会」の神父たち16人が、当時、広島で被爆をしたという内容の記事です(詳細はぜひリンク先をご覧ください)。

16名のうち、多くが日本の同盟国であった「ドイツ」の出身者。スペインや朝鮮から来た司祭たちもいました。爆心地のすぐ近く、あらゆる建物が倒壊し、各地で火災が起こっているような範囲にあった教会(司祭館)で被爆した司祭たちは、死こそ免れたものの、やはり、体中血まみれになったり、大きな傷を負って担架に載せられて避難せざるを得なかったようです。その後、急性放射性障害を発症し、入院して治療を受ける神父らもいました。しかし、そのような状況にもかかわらず、彼らのうちの何人かは、被爆したその日に、自分だけで逃げるのではなく、倒壊した家屋に埋もれた人を救出したり、教会にいて負傷した日本人信徒を背負って避難したのだそうです。当時、広島市街にいた神父たちは、同労者が大きな被害を受けたとの知らせを受けて、急いで市内に入り、そこで救護活動をしました(彼らはそのときに被爆したのでしょう)。彼らの体験記・手記は、イエズス会の会報誌などに掲載されていましたが、この度の調査によって、このように多くの事実が明らかになりました。

原子爆弾の被害を受けたのは、日本人だけではありません。ほんの一例ではありますが、このように外国人神父たちも被爆したという事実を、私たちは覚えておく必要があるかと思います。

また、「当時、日本が植民地支配していた朝鮮半島の人々も被爆しました。中には強制的に連れてこられ、広島や長崎で働いていた人たちもいました。広島の平和記念公園の中には韓国人原爆犠牲者慰霊碑があります。東南アジアなどから広島文理科大(現広島大)などに留学中の学生も被爆しました。また広島県内の発電所の工事に強制連行され、広島市内にいて被爆した中国人もいます。日本の捕虜となり、広島に収容されていた米軍捕虜の存在も忘れてはなりません。」(「外国人被爆者」中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター より引用)

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私たちの生きるこの国際社会には、核兵器の全廃と根絶を目的とする「核兵器禁止条約」というものがあります。2017年に、122の国や地域の賛成多数によって採決され、調印(署名)、批准(条約に関する国家の最終的な確認・同意)、参加の受付が始まりました。現在、署名した国は82か国、批准しているのは40か国。あと10か国の批准で、核兵器禁止条約が発効されることになります。

世界で唯一の戦争被爆国である私たちの国は、「核兵器禁止条約」に対してどのような態度を示しているのでしょうか。実は、日本は2017年の採決の際、アメリカなど核保有国や、ヨーロッパ諸国とともに「不参加」を表明しました。「核の傘」という言葉が使われますが、自国の軍隊を持たず、核を所有していない日本の安全保障は、核所有国であるアメリカとの二国間の軍事同盟によって成り立っていると考えられているため、アメリカに追従するしかないというのが、どうやら日本の姿勢のようです。「世界の平和は、軍事的な緊張関係によって保たれている」と説く人がいますが、それはまるで、シーソーの上に立って転倒しないように必死にバランスを取っている人のようです。そこから降りて、地面に立っている方が間違いなく安全であるということは、誰でも分かることです。

二度と戦争という罪深い行いによって、日本人の命も外国人の命も、失わせてはならない。過去の罪を悔い改め、正しさを求めて歩んでいくことを目指す「キリスト教」という宗教に属する一人として、8月6日という記念すべき日を迎えた今日、現在の日本の状況を憂えつつ、あらためて「真の平和」への思いを強くしたいと、そう願います。

  私たちが愛する日本は、人を殺す国ですか。人を生かす国ですか。

ある執事の回想

2020年8月 6日 スタッフ | トラックバック(0)

皆さまごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。

過去を思い出という形で懐かしむとき、時間や感情によって風化したり実際より美化されることがままあります。

時には自分が抱いていた感情を抑え込み、無いものとしてしまうことさえあるでしょう。

そういった人の記憶の不確かさや都合の良さを扱った作品をご紹介しましょう。

日の名残り』カズオ・イシグロ

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〈あらすじ〉

長らくダーリントン・ホールで働いてきた執事のスティーブンスは、

新しく屋敷の所有者となったアメリカ人の主人に促され、

イギリスの田園地帯を旅することになる。その旅路の中で、

長年仕えたかつての主人ダーリントン卿や、執事の鑑であった父、

女中頭のミス・ケントンとの思い出や彼らに対する思いを見つめなおす。

ノーベル文学賞、ブッカー賞を受賞した作家カズオ・イシグロの代表作の一つで、

映画「羊たちの沈黙」のレクター博士役でおなじみのアンソニー・ホプキンス主演で映画化されたこともあります。

「美しい思い出」を振り返る時の、懐かしさやわびしさがじんわりと心にしみる作品です。

(名古屋の図書館スタッフ かえるまんじゅう)

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