大阪湾にくじらが迷い込んだニュースがあった。
なぜ彼らは大阪湾に来たのかな。
その理由がわかるかもしれない。
今日の一冊は
『あるひ くじらがやってきた』
ある日くじらが海から上がって街まで歩いてやって来た。
人間たちは歓迎し、くじらと共に暮らし始める。
くじら達はプールに寝そべったり、自転車に乗ったり、レストランで食事をしたり・・・。
ファンタジーな展開に声をあげて笑ってしまった。
でもくじらはどうして海を上がって街までやって来たのかな。
はじめは子供向けと思って楽しんでいたが、最後は私達の心にチクリと刺さる笑えない展開だった。
大阪湾に迷い込んだくじらは死んでしまったが、私達に何かを伝えたかったのかもしれない。
この絵本のように。
(瀬戸の図書館スタッフ:かるみあ)