「聖書」と一致するもの

今週の「キリ絵 de 大喜利」

「キリ絵 de 大喜利」は毎週金曜日更新!(伝道師のほう)



親父「泣くな息子よ。誰だって失敗ぐらいするさ。まぁ学校のおじいちゃん先生のこと『ママ!』って呼んじゃったのは人類史上お前だけだろうけどな」

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グエルチーノ『放蕩息子の帰還』(1654-55)
参照︰新約聖書 ルカによる福音書 15章


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ドイツと同一

先月、1月19日の記事で、我々このように皆さんにお伝えしていました。

「降誕節の時期は、典礼色(テーマカラー)が『白』」
「2月17日の『灰の水曜日』から受難節に入ります(つまり典礼色が変わる)」

これ自体は何も間違ってはいません。本学が関係している「日本基督教団」という教派が発行している『日毎の糧』という冊子にも、次のような表が掲載されていまして、それを見る限りでは、ちゃんと「降誕節は白」「受難節は紫」と書かれているんですよね。

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(聖書日課編集委員会 編,『日毎の糧2021 ―主日聖書日課・家庭礼拝暦』,日本キリスト教団出版局,2020)


......しかしなんですよぉ。じゃあ、キリスト教であればどこの教派も、同じ「期節」に同じ「色」を使うのかというと、必ずしもそうではないんです。礼拝の形式や、歌っている賛美歌(聖歌)、牧師や神父といった名称など、教派によって様々な違いが見られるように、「期節」や「典礼色」も、ちょっとずつ教派ごとに違っているんですね。大抵の場合、同じ時期には同じ「色」が使われているんですが、細かい部分で、色や期節の名称が異なっていたりするのです。

例えば、今の期節に関して、日本基督教団のように「降誕節」と呼ぶ教派もあれば、「年間」(カトリック)や「顕現後(顕現節)」(聖公会、ルーテル)などという名称を用いている教派もあります。そして、それに伴い、典礼色に「白」を使う教会もあれば、「緑」を使う教会もあります。

ただ、今回どうしてこんな話を書いているのかと言いますと、今の時期、実はほとんど全ての教派が「緑」の典礼色を使っているんですね。僕(伝道師)の把握している限りでは、1月6日の「公現日」を過ぎてもなお「白」の典礼色を使っている教派は、日本基督教団と、ドイツの「ドイツ福音主義教会」くらいなのです。それ以外の、伝統的な教派は「緑」を使っているんです。日本基督教団の中でも、教会の暦や典礼色などに関心のある教会では「公現日」以降、「緑」にしているところも多いと思います。

そういうわけで、悩んでしまったのです。
「どうする?ウチも にする?」って。

別に、日本基督教団なら「白」じゃないとダメ、というわけではないんです。上の表にも「以下のような用例を提案いたします」と書かれている通り、ちゃんと意味があるならば、他の色を使っても良いのです。

しかし、同時にこんな風にも悩んでしまいました。
「えっ、そしたらいつ に変える?」って。

変えるタイミングが分かんなくなっちゃったんですよ。理由もなく、何の前触れもなく、ある日から突然、チャペルの講壇掛けの色が変わってたら、みんなビックリ.....................しないんですけどぉ(緊急事態宣言でチャペル閉鎖してるんで)、やっぱり何かを変えるには「理由」が必要じゃないですか。その明確な理由が思いつかなかったんですね。

そしたらですね、やっぱり「求めなさい。そうすれば与えられる(マタイによる福音書7章7節)」だなぁって思ったんですけど、先述の「ドイツ福音主義教会」は、今年は「2月7日(日)」に典礼色が「緑」に変わる、っていう情報を手に入れることができたんです。これだ!このタイミングしかない!と思いましたね。

ドイツ福音主義教会では、受難節(四旬節)に入る約2週間前から、「六旬節(2月7日)」「五旬節(2月14日)」と言って、徐々にイエス・キリストの「受難」に向けて心を整えていく準備をするようです。長い「緑」の期節から、急に「紫」の期節に変わるのではなく、しばらく「白」の期節を過ごしつつ、グラデーションのように「緑」に変わり、そして本格的にイエスの受難を覚える「紫」の期節に変わっていく、というのを表現しているみたいですね。

というわけで、本学もせっかくなので、今年はドイツ福音主義教会に倣って、「2月7日(日)」から、「灰の水曜日」を迎える「2月17日」の前日までの間、典礼色を「緑」に変更しようと思います(これでまさに「ドイツと同一」。ワオ!)

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せっかく「記事」書いてくださったのに、
伝道師じゃないほう(A)さん、すんまっせ〜〜ん!

(伝道師のほう)

今週の「キリ絵 de 大喜利」

「キリ絵 de 大喜利」は毎週金曜日更新!(伝道師のほう)



ロバ「無理でやんす!いくら叩かれても時速120kmなんて出ねぇでやんす!」

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ピーテル・ラストマン『バラムとロバ』(1622)
参照︰旧約聖書 民数記 22章


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今週の「キリ絵 de 大喜利」

「キリ絵 de 大喜利」は毎週金曜日更新!
(伝道師のほう)



右「こないだインドカレー食いに行ったらこんなに大きなナンが出てきたんだぜ!」
左「大体そんなものよ。逆にちっちゃいナンが出てきた試しがないわ」

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ジェイコブ・デ・ウィット『マリアへの受胎告知』(1723)
参照︰新約聖書 ルカによる福音書 1章


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いま一番ホットな聖書のお話

「いま一番ホットな聖書のお話」と言えば、やはり、新しくアメリカ大統領に就任したジョー・バイデン氏の聖書のお話でしょう。

皆さんご存知のことと思いますが、アメリカの大統領の就任式では、大統領が聖書に手を置いて宣誓をします。このとき手を置く「聖書」がどんな聖書だったのかが、大統領の就任式では毎回かなり注目されるそうなんですね。

おっと!
「え?聖書なんてどれも同じじゃないの?」なんて言わないでください!

名古屋学院大学のチャペルに置かれている聖書(の翻訳)が「新共同訳」から「聖書協会共同訳」に変更されたということは以前お伝えしたとおりですね。
ぼく(伝道師)は、新しい「聖書協会共同訳」を使っていますが、人によっては「新共同訳」、あるいは「口語訳」や「新改訳(2017)」、更には「文語訳」(名前の通り文語体なんですが根強いファンがいます)など、様々な聖書を使っている方がおられます。そのように、聖書には様々な翻訳があり、これまで数多くの翻訳聖書が出版されてきたわけですね。

ただ、大統領就任式で注目されているのは、翻訳ではなくて、「誰が使っていた聖書か」ということのようです。

二代前までの大統領就任式を振り返ってみると、たとえばオバマ氏は、1期目はエイブラハム・リンカーンの聖書を、そして2期目には、キング牧師の聖書を使用しました。奴隷解放宣言をしたリンカーンと公民権運動の指導者だったキング牧師の聖書を使うというところに、初の黒人大統領であるオバマ氏のメッセージが込められていると受け取ることができます。
そして、前任のトランプ氏はどうだったかというと、自身のお母さんから貰った聖書と一緒に、1期目のオバマ氏と同じようにリンカーンの聖書を重ねて使ったのですが、トランプ氏は、リンカーンが具体的に何を行なったのかではなく、あくまでリンカーンの「偉大さ」を強調しました。

このように、大統領就任式の聖書には、新しい大統領に対する人々の(厳しい)期待の目が向けられているということがお分かりいただけたでしょうか。

では、新たにアメリカ大統領に就任したバイデン氏に関してはどうかというと?

彼が用意した、厚さ12.5cmという大きな聖書は、一族に1893年以来伝わるものだそうで、過去に誰かが使っていたというものではなく、彼自身が、デラウェア州選出の上院議員として就任するたびにこの聖書を使って宣誓してきたのだそうです。

ぼくが注目したのは、その翻訳です。

バイデン氏の聖書は、「ドゥアイ・リームズ聖書
」と呼ばれ、新約聖書の部分は1582年にフランスのランスで、旧約聖書の部分は1609~10年にフランスのドゥエ大学によって出版されました。長らく英語訳の標準訳して用いられてきた「欽定訳聖書(キング・ジェームズ訳/1611年)」よりも古い英語訳聖書なんですね。

バイデン氏は、カトリックの信者であり、ドゥアイ・リームズ聖書もカトリック教会の聖書です。なので、彼の聖書には、プロテスタントである名古屋学院大学の聖書には無い、いくつかの書(いわゆる第二正典とか旧約聖書続編と呼ばれる)が収録されているはずです。

彼の聖書にはどんな意味があったのか。過去2代にわたって使われてきたリンカーンの聖書を使わなかった理由は?など、様々な捉え方ができそうですが、そればっかりに囚われるのではなく、これからのバイデン大統領の活躍に期待したいですね。

そして何より、アメリカは世界を代表する多民族・多宗教の国家です。キリスト教徒以外にも様々な宗教の人たちが共存しています。これまでよりも幅広く、すべての人たちの平和と幸せが保障されるような国になっていってほしいなと思いますね。

(伝道師のほう)

LEMONと聖書

今朝、出勤時に会った職員さんに家で収穫されたレモンをいただきました。
付け合せのレモンも食べるほどのレモン好きなので狂喜乱舞(※心の中で)しています。

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色も形も香りも良いです!

ところで、ブログのネタが少ない時期、こうしてレモンを前にしたらネタになるかと、キリスト教とレモンの関係性を検索してしまうわけです。聖書の中にレモンって出てきたのかなーあまり記憶にないぞと思ったら、案の定、直接レモンの記述はないようです。
残念。

で、終わっていたらただのレモンをいただいた自慢ですが、実はちゃんと聖書の世界とレモンがつながっていることを発見したのでご紹介することに。前置きがずいぶん長くなりましたが、レモンが関係するのは旧約聖書レビ記23章40節です。

ここでは「仮庵(かりいお)の祭り」という、ユダヤ教の重要な祭日についてのやり方が書いてあります。
仮庵の祭りは収穫祭的なものでもあり、ユダヤの祖先が奴隷状態にあったエジプトを脱出したことを記念して行われるものです。
そこで初日に用意する門松的なものにレモンが使われています。聖書には木の実としか書いていないのですが、それをユダヤ教徒の人がこの木の実はレモンという風に受け止めてからレモンが使われているようです。

仮庵の祭り、体験したことはないのですが、写真で見るとグランピング(これも体験したことはない)みたいな雰囲気で楽しそうです。検索してみてくださいね。
(伝道師じゃないほう)

今週の「キリ絵 de 大喜利」

「キリ絵 de 大喜利」は毎週金曜日更新!
(伝道師のほう)



店員「お客様、一応こちらのベッドは展示品でございまして...」
お客「もう!気持ちよく寝てたのに!実際に使ってみないと自分に合ってるか分かんないじゃないのよ!」

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レンブラント『ポティファルの妻に告発されるヨセフ』(1655)
参照︰旧約聖書 創世記 39章


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新年一発目の「キリ絵 de 大喜利」

「キリ絵 de 大喜利」は毎週金曜日更新!
(伝道師のほう)



シュッ と何気なく飛ばした紙ひこうきが見知らぬ女性のおでこに突き刺さる瞬間

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ファン・アイク『受胎告知(マドリード)』(1435頃)
参照︰新約聖書 ルカによる福音書 1章


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メリークリスマス

主の降誕の喜びが皆さんと共にありますように。
2020年のキリスト教センターの活動は明日12月25日(金)大学クリスマス礼拝およびチャペルコンサートで最後です。
そしてブログの更新はこれが年内最後になります。
年末年始の休業にともない、名古屋キャンパスチャペルは12月25日から、瀬戸キャンパスチャペルは12月26日から1月6日まで閉館いたします。ブログの更新も次回は1月7日からです。

2020年は新型コロナウイルス対策のため、今までとは違う活動を余儀なくされた一年でした。それでもできないことを数え、不安になることではなく喜びを数える歩みを意識させられた一年でした。それは聖書に「いつも喜ぶこと、祈ること、感謝すること。」(テサロニケの信徒への手紙一5章16~18節)とすすめられている言葉があるからです。
新しく迎える2021年もそうありたいと思います。
いつも、どんな時も神様の祝福が皆様とありますように。良い年をお迎えください。

今週のチャペルアワーの奨励(礼拝説教)の動画配信のご案内です。

第14回は、「なぜイエス様は馬小屋でお生まれになったのか?」というタイトルで、愛農学園農業高等学校の泉川 道子 先生が奨励をご担当くださいました。



・12月22日(火)13時~
  奨励者:泉川 道子 先生
      (愛農学園農業高等学校 教頭/聖書科・音楽科 教諭)
  奨励題:「なぜイエス様は馬小屋でお生まれになったのか?
  聖 書:新約聖書 ルカによる福音書 2章1~7節

それぞれの場所で、心穏やかに神さまに心を向けつつご視聴ください。

今回が2020年度最後の配信となります。
これまでのチャペルアワー動画もぜひご覧ください。

それでは、良いクリスマス、良いお年をお迎えください。

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