こんにちは、もくもくです。
冷凍睡眠(コールドスリープ)とタイムトラベル、そしてタイムパラドックス。
今の私達から見ると、SFものとして受け入れやすい内容ですね。
しかし、1956年に発表された当時としては、画期的だったのではないでしょうか。
猫を相棒として暮らす、技術オタクな青年が主人公ですが、
彼の考案した機械が興味深く、なかには「もしかしてル〇バ?」
という物が書かれていて、流石ハインライン!世界観と設定が素敵なのです。
ほかの機械も実体化されると面白いですね。リアルに稼働するところを見てみたいです。
『夏への扉』
日本では1958年に刊行されました。
家庭用ロボットやCADらしき機械や、それらの操作方法の解説を
当時イメージし翻訳する方も大変だったのではないかと思います。
図書館で所蔵しているのは、1958年に翻訳されたものですが、
2009年に別の出版社から新訳が刊行されたので、読み比べてみるのも楽しいですね。
ご存知の方がいるかもですが、日本で舞台化や実写映画化されたのだそうです。
そして、山下達郎がこのお話をモチーフに作曲をしています。
タイトルは勿論「夏への扉」。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)