みなさんこんにちは、ピアノです♪
今回ご紹介する本は『ある行旅死亡人の物語』です。
この本のタイトルにも入っている「行旅死亡人」という言葉をご存じでしょうか?「病気や行き倒れ、自殺等で亡くなり、名前や住所など身元が判明せず、引き取り人不明の死者を表す法律用語(本書より)」だそうです。
ある一人の行旅死亡人となってしまった女性の素性を二人の記者が明らかにしていく物語。周囲との関係をほぼ持たず、一人古びたアパートで40年近く暮らしていた彼女。まるでお金がないかのような生活をしていたにもかかわらず、約3400万の現金を所持していた。他に残されていた物にあったのは、意味深な星形のペンダントや数枚の写真。さらに興味深いことに写真には謎の男性が映っていて...。
わずかな手がかりから記者たちは彼女について調べを進めていくが、一行にその実態がつかめず、謎は深まるばかり。調べ物のプロである記者さんたちが調べられないような女性、と聞くだけで興味がわきませんか?
さて、ここまでこの本についてお話してきました。ミステリー小説なのかな?もしかしてホラー小説?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここまでこの本のジャンルをお伝えせずすみませんでした(意図的だったのです。ホホホ)
この本はなんと「ノンフィクション」なのです!!
こんなにミステリー要素が強い本当の話が現実にあるのだ、と私も読んで驚きました。読んでいる最中何度も「え、これって本当に本当の話なんだよね?」と思ってしまいました。物語中盤では謎が深まりすぎて、どういう展開になっていくのだろうと一人ハラハラしたり、解決の糸口が見つかってくるとこちらまで嬉しくなったり。とても楽しい読書体験ができました。
なぜ彼女はそんな大金を持っていたのか、彼女の過去に何があったのか。
この謎の行旅死亡人の正体とは!?ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね♪
「事実は小説より奇なり」この言葉をふと思い出してしまうような本でした。
(なごやの図書館スタッフ ピアノ)