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熱田ブランド戦略 キックオフ・シンポジウム

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シンポジウムの趣旨 
   2015年2月26日(木)に「熱田ブランド戦略キックオフ・シンポジウム」が熱田区と名古屋学院大学の共催によって熱田文化劇場小ホールにて開催されました。時間は同日の13時30分~16時の3時間半。
 この「熱田ブランド戦略」プロジェクトは,熱田区長の宮木哲也さんの発案によって2014年度にスタートしました。熱田区ゆかりの歴史や文化を発見・開発し,それを区内外に発信することを通じて,熱田区のイメージをより高めることを狙いとしています。そのキックオフのイベントとして今回のシンポジウムが用意されました。
   名古屋市と包括的連携協定を結んでいる名古屋学院大学は,COC事業(地(知)の拠点整備事業)の一環として,今回の熱田区のプロジェクトにも積極的に参加しています。「熱田ブランド戦略」を議論する区役所内に設置された委員会には,商学部から濱先生と佐伯先生が検討メンバーとして参加しています。また,濱先生のゼミ生(チーム・オラクル)たちは熱田の魅力発見のための調査研究を進めてきました。さらに,伊藤先生と山口先生のゼミ生たちが展開している「Project 758(なごや)」は,文字通り熱田区の観光資源をキャラクター化し,それを全国に発信しようとしています。

シンポジウムの構成
   さて,シンポジウムです。全体は,①基調講演,②事例紹介,③調査研究成果報告,④パネルディスカッションから構成されています。①基調講演は石原武政先生(流通科学大学特別教授,大阪市立大学名誉教授)にお願いし,「地域活性化の課題」というお話をうかがいました。②事例紹介では,伊勢神宮「おかげ横丁」の企画・運営にあたる橋川史宏社長(有限会社伊勢福代表取締役)から「おかげ横丁らしさの本質」というお話をしていただきました。
 そして③調査研究成果報告は,名古屋学院大学・濱ゼミナールのチーム・オラクルのメンバー5人が「地域ブランド」に関わる調査結果をプレゼンしました。プレゼン内容は,(1)熱田区民を対象としたアンケートによる住民意識や行動パターン,(2)地域資源に関する学生と地域住民との意識の比較分析,(3)まちづくり先進地域の事例紹介,(4)調査から導き出した熱田ブランド創出のポイント等でした。
 最後の④パネルディスカッションでは,「熱田ブランド戦略の構築に向けて」をテーマに熱心な議論が展開されました。ご登壇いただいたパネリストの皆さんは次の通りです。
  司会 上田幸則氏(名古屋学院大学商学部准教授)
  パネリスト
    石原武政氏(前掲)
    橋川史宏氏(前掲)
    宮木哲也氏(熱田区長)
    安井友康氏(宮商事株式会社代表取締役社長)
    田中智麻氏(名古屋学院大学経済学部講師)

興味深い言葉
 ここでは,パネリストから示された興味深い言葉の幾つかを拾ってみましょう。
○熱田は歴史的にも文化的にも,極めて豊富な観光資源が実際に存在している(貝塚,古墳,遺跡,宿場,etc.)。
○熱田は,名古屋城の城下町とは違う生い立ちと文化がある。
○熱田の地は熱田神宮(神宮サマ)と共に生(活)きてきたし,これからもそうだ。
○観光客の目的や期待は一様ではない。とりわけ訪日するアジア人と欧米人とでは目的が異なり,訪問場所も異なる。
○観光資源の候補としてリストアップされたものが,現代人にとって価値があるかどうかは別問題だ。現代人にとって価値あるものに翻訳していく必要がある。
○心の交流が無いと「地域づくり」は持続しない。それは住民同士でも,住民と観光客との間でもそうだ。
○観光客にとって,存在するものが見物対象だけであり,感動をもたらさないのであれば,その観光地は廃れていく。
○ブランドは信頼の証であり,作り手の心意気である。

 本学は,これからも熱田のブランドつくりに協働していきます。しかし,それは容易なものでないでしょう。関係する各人それぞれが一層学び,深く考え,工夫をしながら,相当の情熱を傾けなくてはならないのだろうと思います。まさにキックオフです。

 

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