「十字架」と一致するもの

魚とキリスト教のつながり

連日、魚の話になります。
前回の記事でそのまま書こうかと思ったのですが、行事がなくブログネタの少ないこの時機なので出し惜しみしてみたという前置きは横へ置いといて、魚です。

「キリスト教のシンボルといえば?」

と聞いたら「十字架」ですが、こんな形の魚↓もキリスト教のシンボルなんです。

イクトゥス.jpg

このような文字が入っていたら確実にキリスト教のシンボル。

イクトゥス003.jpgこの文字
ΙΧΘΥΣ
ギリシャ語でイクトゥスと呼びます。
意味は「魚」
それでなんで魚がどうしたかというと、このイクトゥスはギリシャ語で
ΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡ
イエス、キリスト、神の、子、救世主
の頭文字になっているんです!!!

迫害を受けていた初期のキリスト教徒が隠れシンボルとして用いたシンボルになります。

おお、魚ってわりとキリスト教とがっぷり絡んでいますね!
このイクトゥス、街中でもステッカーを貼った車を見たりします。たまにイクトゥス貼ってあると思ったらリボン運動のステッカーだったり、その逆も。私のドライアイかつのんびりした動体視力だとかなり似ています。
(伝道師じゃないほう)

アドベント、待降節ってナニ?

いよいよ来週はアドベント、日本語では待降節などと呼ばれる季節に入ります。あ、これ教会歴などといわれるキリスト教の暦の話です。


さて、アドベント(待降節)とは?

日本語で読むと、待つ、降る、季節ということになります。降ってくるのは神の子、イエス・キリストです。誕生を記念して祝うということにプラス、十字架にかかって死んだイエスが復活した後に天に昇った時、また地上へ戻ってくることを予告されたので、イエスが再びきてこの世が天国になる時が来る日を待ち望む"再臨(さいりん)"という意味を持つ季節でもあります。
それで、アドベントというカタカナのほうは、ラテン語からきています。「到来」を意味するラテン語Adventusがもとになっています。

ちなみにこのアドベントのテーマカラーはなんだと思いますか?

実は、紫なんです。

赤や緑や白や金や銀みたいなクリスマスカラーじゃないんですー。むしろ緑は今のアドベント直前までの季節の色・・・ということで、アドベント、待降節がいよいよ来週というお話でした。
(伝道師じゃないほう)

キリスト教用語をPCで変換してみる 今回は「せいさん」

キリスト教用語をPCで変換してみる企画。
「せいさん」
生産、清算、精算、聖餐
さあ打ちたかったのはどれでしょう?

答え
「聖餐」
プロテスタント系のキリスト教の大事な儀式の一つです。

イエス・キリストの十字架と復活を思い出すための象徴的な儀式です。ぶどう酒をイエスの血に、パンをイエスの体の象徴として飲み、食べるという、大切にしている儀式です。カトリックなどでは定義がことなり、名称もちがっているのです。
ぶどう酒をぶどうジュースにしたり、大きな盃で回し飲みする場合や小分けにしたりする場合、パンもおおきなパンをちぎってまわすとか、切り分けて配ったり、小さいビスケットみたいなものにするだとか、運んできてくれる場合もあれば受け取りに行く場合もあり、教会ごとに実施パターンがちがうので、初めて行く教会で受けると最も挙動不審になってしまう儀式ナンバーワン。え?これであってる?え?どうすればいいの?とクリスチャンでもなるので、初めて教会の礼拝に出た方が?となります。

教会によってはその教会に所属している人だけとか、クリスチャンしか受けられない場合もあるので注意。逆に、それだけ大切にしている儀式ともいえます。
(伝道師じゃないほう)

お墓、あれこれ

毎日雨ですね。
水たまりに全身ダイブしてしまう家族がいるので、お休み中はとても忠実に外出自粛していました・・・せいぜい車でお墓まいりに行ったぐらいです。

ところで聖書に十字架刑で死んだイエスを埋葬する場面が出てくるんですが、現代の日本の感覚で読むと?って感じです。
2000年前だし、イエスがいた場所はエジプトのお隣で砂漠っぽい場所なので、かなり違います。

昔のお墓というと、桶に入れて穴に入れて上から土をかけて埋める、いわゆる土葬のイメージがわきますよね。
でも聖書のなかのお墓は、大きな洞穴のようなお墓です。しかも2回埋葬するんです。
石灰岩の壁面に二部屋ほどの横穴を掘った大きなお墓その1にまず埋葬します。アロマオイルのようなものを遺体に塗って香料と一緒に布でくるみ、その大きなお墓の棚に1年ほど安置します。

そして遺体が骨だけになったら骨箱的なものに遺骨を入れなおして、その1とは別の親族共有の墓その2に埋葬しなおすようです。その2のお墓の形式は沖縄あたりのお墓に似ているような。

あ、でもイエスはいったん埋葬されたけれど復活しているので、その1に二晩安置されただけで埋葬は終了です。その2の墓は利用していないんですが、一応その1のお墓であるとされるのが聖墳墓教会としてキリスト教の聖地として有名です。

ちなみにヨーロッパの教会の床石だの壁だのに名前だのなんだか立派なレリーフが設置されている場合、そこがお墓だったりします。日本の感覚だと墓を踏むだなんて!!!?となりそうですが、そういった仕様なのです。踏んだから私たちにイイことがあるわけでも悪いことがあるわけでもないのでご安心を。
(伝道師じゃないほう)

2000年以上前の話と、もうすぐ2000年になる話

一応西暦はイエス・キリストの生誕から何年ということになるので、2021年はイエス・キリストの2021歳になる年なわけです。つまり、イエスの誕生を記念するクリスマスは、最初のクリスマスから2021年経ったわけです。
でも、イースターとペンテコステの初年度はイエスが十字架刑にあって復活した年のことなので、2021年前の話じゃないわけです。そりゃいくら神の子でも0歳は普通の赤ちゃんイエスだったわけで。
イエス・キリストが宣教を開始したのが30歳の頃、十字架刑に処せられたのが33歳頃というのが今のメジャーな説なので2033年がイースター、ペンテコステの2000周年記念ってことですねー。キリスト教の三大祭でも2000年以上前のことと、もうすぐ2000年という2種類があるんですねー。
皆さん、ぜひ2033年になったら思い出してみてください。

(伝道師じゃないほう)

長いタイトルで始まりました、今日のブログ。
なんだかもうキノコが生えそうな薄暗くてしめった日が続いていますが、5月23日(日)は生えたキノコも燃えて消えそうなキリスト教三大祭の一つ、ペンテコステ(聖霊降臨日)になります。

三大祭の他二つがクリスマスとイースターという華やかでメジャーな祭りなので、聞いたこともないようなマイナーな祭りだし、盛り上がりに一歩・・・二歩・・・十歩・・いや、百歩ぐらい欠けるような影の薄い三大祭の一つです。

イースターから50日目の日曜日がペンテコステと決まっているので、イースターが毎年日程が変わるのと同様に、ペンテコステも日程が変動します。ですから来年は6月5日がペンテコステになります。

ちなみに、どんな出来事がこのペンテコステのもとになったかというと・・・
イエスが十字架の死から復活して40日してから天へ昇った後、イエスの弟子たちがみんなで家に閉じこもっていました。
五旬祭というユダヤのお祭りのころ、弟子たちが祈っていると、天から炎の舌のような聖霊がおりてきました。すると、それまで閉じこもっていた弟子たちが街へ出て行って力強く伝道を開始しました。
これがペンテコステ(聖霊降臨祭)のおおまかな出来事です。

伝道を開始した=教会の誕生日 として大切にされています。
この聖霊降臨日の一週間のテーマカラーは赤になります。だから来週は赤色のブログになる予定ですよー。

(伝道師じゃないほう)

ハッピー イースター!

イースターは日本語で復活祭、十字架刑で死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念して祝うキリスト教のお祭りです。年によって日程が変わるため2021年は4月4日がイースターでした。
つまり、昨日を皮切りにしばらくイースターを祝う期間(復活節)になりまして、今年は4月4日~5月22日がイースターの期間になります。
カラフルなタマゴとウサギの飾り、けっこう街中でも見ますね。あれ、イースターの代表的な飾りです。

たまごの殻をひなが割って出てくる様子が、イエス・キリストが死の殻をやぶって復活したという象徴としてタマゴがつかわれています。

で、ウサギ、いつしかイースターエッグはイースターラビットが産む特別なものという伝承ができていて、イースターといえばたまごとウサギ、なんですよ。

では、Happy Easter !
(伝道師じゃないほう)

受難週に入ります。

受難週に入ります。
と書くと、年度末や年度初めの多忙な様子を受難って言ってるのかしら?と思われそうですが、違います。

キリスト教の暦では今は受難節(四旬節)といってイエス・キリストの十字架の死、その道行に気持ちをむけて悔い改めつつ過ごす期間になりますが、そのクライマックス、まさにイエス・キリストが十字架刑で命を絶たれたことを記念する日が来週の金曜日、4月2日です。そして4月4日(日)がイースター、復活祭の日になるわけです。ということで、3月28日(日)はイエスが十字架刑になると知りながら、エルサレムという都に到着した日、棕櫚(シュロ)の日曜日と呼ばれる特別な日曜日になります。
この辺りの詳しいことは受難週(聖週間)について学ぼうのリンク先をご覧いただくことにして割愛いたします。
ということで、来週はキリスト教にとって特別な意味をもった受難週という一週間なんですよー。
(伝道師じゃないほう)

ラベンダーで一息

STOP
AND SMELL
THE ROSES

と書いてある画像をパソコンのデスクトップ背景にしているんですが、ここ数日は

STOP
AND SMELL
THE LAVENDER

な生活をリアルにしています。もちろんラベンダーは増田喜治先生宅で採取されたもの。
癒しの力が半端じゃないですー。

ラベンダーコーヒー

CIMG4810.jpg
本当はコーヒー豆と一緒にひくと教わったのですが、インスタントなのでラベンダーをそのまま浮かべるという暴挙に出た図。そんな手段に出ても美味しいです。

イエス・キリストが捕まえられる前に、香油を頭からかけられる、つまりアロマセラピーを受ける場面が聖書に記されています。死体を埋葬する際に塗る習慣をもちだして、自分が死ぬ準備をしてくれたのだとイエスが語るわけですが、いったいどんな香りのオイルだったのでしょう。先に待ち構えている十字架刑の恐怖を和らげてくれるような香りだったのでしょうか・・・。

たまにはポエミーに終わってみようという試み。
(伝道師じゃないほう)

今日はお祭りの日?

明日からキリスト教の季節では受難節(四旬節)に入ります。
受難節(四旬節)はイエス・キリストの十字架の死、その道行に気持ちをむけて悔い改めつつ過ごす期間になります。
本学の関係する日本基督教団はキリスト教の教派の中でも儀式的なことがわりとあっさりしているので、この悔い改めの期間も普段とかわらず過ごす人が多いです。(人によりますが)
でも、この期間はいってみれば神の子イエスを死刑おくりにした自分の罪を悔い改めるわけで、美味しいものを食べたり、宴会をしたり、なんて普段と同じことをしていたら、どこも悔い改める気がないではないかという考えもあるわけです。そんなわけで断食をしたり、質素な食事にしたり、飲酒をしないなど色々と生活をくい改める習慣もあります。つまり、今日はそういった生活に強く制限をする期間が始まる前に、食べおさめしたり、騒ぎおさめしたりする最終日になるわけですねー。世界のカーニバルのかげに受難節ありです。

(伝道師じゃないほう)

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