教育学習センター: 2016年7月アーカイブ
こんにちは!
教育学習センターです。
今日は、教育学習センター所蔵の図書の中から、
夏休みの自己学習にピッタリ★な法学系図書のご紹介です。
「伊藤真の法律入門シリーズ」は、法律の知識が全くない方にも、
民法や憲法、行政法、刑法が学んでもらえるように構成されている本なので、
法学部生以外の方にとっても手の伸びやすい本ではないでしょうか。
この他にも、教育学習センターには、日本語検定、漢字検定、TOEICなど、
検定試験にむけた自己学習にピッタリな図書もあります。
夏休み期間は、図書の長期貸し出しを行っていますので、
長いお休み中の勉強に役立ててくださいね!
チョッパー子
それでは、ASANTE!(=ありがとう!)※スワヒリ語
① K-POPから見る韓国
日本でも人気のある「K-POP」。
21世紀に入り、金大中大統領が、科学技術やIT技術と並んで、
韓国の「大衆文化」を世界中に発信する政策を大々的に推進したことで、
日本のみならず世界中で、人気を博すようになりました。
「K-POP」は、1980年代までの「軍政時代」において、国策と密接に
関係していました。
軍政時代、「K-POP」の歌手がリリースしたCDアルバムには、
歌手が歌う曲のみならず、「健全歌謡」という、軍政が認めた歌を
収録することが、義務付けられていました。「健全歌謡」とは、
「思いやりのある社会をつくろう」とか「祖国を敵から守ろう」
などを歌詞とした、健全な社会を作るために国民を啓蒙するための軍歌です。
世間一般に販売されるCDアルバムに、「健全歌謡」を収録させること
で、国民が「健全歌謡」を必然的・強制的に聴くようになり、
世の中は健全になると、軍政は本気で考えていました。
しかし、みなさん。
「健全歌謡」が収録されたCDアルバムなんて、買いますか?
買いたくありませんよね。
案の定、このようなCDアルバムは、「健全歌謡」によって、
アルバムのコンセプトがことごとくブチ壊され、
リスナーのみならず、音楽関係者からも不評でした。
ところが、このような状況を逆手にとって、「健全歌謡をヒット
させればいいじゃないか!」と、考えられるようになります。
その契機となった健全歌謡が、丁秀羅(チョン・スラ)女史が歌った、
「ああ!大韓民国(아! 대한민국)」という歌でした。
この歌は、K-POP調で、従来の「軍歌や祖国賛歌としての健全歌謡」
というイメージを根本から覆し、世代に関係なく人気を博しました。
これによって、軍政とリスナーや音楽関係者、双方の思惑に反する
ことなく、「K-POP」は、韓国という「国」の民主化に先んじて、
「韓国大衆社会」を民主化の道へと導いたのです。
② 「中華」と「台湾」
「台湾」を一人旅していると、意外にも「台湾」の2文字を、
なかなか目にすることはありません。
しかし、「中華」の2文字は、さまざまな場所で目にすること
ができます。
なぜ、台湾なのに「台湾」の文字が少ないのでしょうか?
これは、台湾にある中華民国政府が、本来であれば中国大陸の
すべてを、支配していると考えており、台湾=中華民国ではな
く、中華民国=台湾と中国大陸であると考えているからです。
そのため、台湾にある国営航空会社や郵政事業などは、
台湾のものではなく、あくまでも、中華民国のものであると
認識され、台湾では「台湾」の文字を見かけることが殆ど
ありません。
また、「中華」の2文字を排斥して、「台湾」の2文字を広く
用いることで、中華人民共和国と中華民国(台湾)との、
微妙な「パワー・バランス」が崩れる可能性もあります。
中華人民共和国は、中華民国と「どちらが中国の正当政府
なのか」を長年争っています。
中華民国自体は、中華人民共和国よりも前から存在している
独立国であり、あくまでも、台湾及び中国大陸を支配している
と主張しています。
このため、中国共産党政府が最も恐れる、大陸と台湾の
「国家分裂」の事態は防ぐことができます。
しかし、「中華」の2文字を排斥し、「台湾」の2文字を正式
な名称として広く用いることとなると、中国共産党からすれ
ば、台湾が「台湾」として独立し、大陸と台湾の「国家分裂」
の事態が生じてしまうことになります。
台湾独立を避けたい、中国共産党から台湾に対して独立・国家
分裂を阻止するための強い圧力が、社会全体にかけられてしま
うと、台湾自体が非常に大きな不利益を被る恐れがあります。
このため、台湾は「台湾」と「中華」を、うまく使い分け続け
ることで、中台関係の微妙な「バランス」を保っています。
③「繁体字」と「簡体字」
中華圏で広く用いられる漢字は、
台湾や香港などで一般的な「繁体字」と、
北京や上海など主に中国大陸で一般的な「簡体字」に、
大きく分けることができます。
中国大陸でも古くから「繁体字」が一般的ではありましたが、
「簡体字」の方が利便性に長けていることから、「繁体字」
よりも「簡体字」がポピュラーとなりました。
また、18世紀末ごろに中国国民党率いる中華民国政府が正式に
採用していた「繁体字」を、中国共産党率いる中華人民共和国
政府が「繁体字はブルジョアが使う字であり、プロレタリア階
級(無産階級)は、誰でも書ける簡体字を使うべきである」と
指導したことで、中国大陸では「簡体字」が一般的に用いられ
るようになったとも言われています。
この様にみると、中国共産党は「簡体字」を好む一方で、中国
国民党は「繁体字」が好んでいるということがわかります。
しかし、「繁体字」が広く一般的に用いられている、
香港(=中華人民共和国香港特別行政区)では、近年、
「繁体字」よりも「簡体字」がポピュラーになりはじめ、
「簡体字」が香港社会に大きな影響を与えています。
この様な現象は、北京政府が影響下に置いている香港政府を
通じて、大陸化の圧力をかけているからではないかと
言われています。
いかがでしたか、みなさん?
少しでも、関心を持っていただけたでしょうか?
『LEARNCH IN THE World』は、7月21日までの毎週木曜日、
ランチタイムに、希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。
みなさんのお越しを、こころよりお待ちしています!
来てね(^0^)/
謝謝大家!(=ありがとうございました!)
みなさん、おはようございます、こんにちは、こんばんは!(^^)!
ESCサポーター、主幹の重松歩月(法学部法学科4年)です。
教育学習センター(通称:ESC)では、『ESCサポーター』になっていただける
学生のみなさんを大募集しています(>_<)(>_<)
【ESCサポーターって?】
私たち「ESCサポーター」は、希館1階教育学習センター(通称:ESC)のサポーター
として、授業やテストで解らないことなど、学生のみなさんが抱いている不安や疑問を
「みなさんと同じ視点」に立って、サポートすることを目的に活動しています。
【具体的に、どんなことをするの?】
例えば...
・みなさんに「楽しく学んでもらう」ため、さまざまなイベントを企画します!
・授業で困っていることや、授業を受けていても分からないことなどをサポートします!
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『ESCサポーター』は、学生の本業である「勉強」について、
さまざまな方法・視点から、全力でサポート=お助けします!(>_<)(>_<)(>_<)!
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安心してください!そんな「あなた」を私たちは求めています!
学生の本業である「勉強」をサポートする私たちは、家庭教師や塾の先生ではありません。
私たち『ESCサポーター』は、みなさんと同じ「学生」です!
つまり、学生だからこそ、先生とは異なる視点で、「仲間」としてサポートすることが
できるんデス(^O^)
みなさん、私たち『ESCサポーター』といっしょに、いろんなことに「チャレンジ!」
してみませんか?
詳しくは、CCS掲示板をご覧ください。
また、教育学習センター(希館1階S-プラッツと同室)へ直接でもOK!です。
~チャレンジする あなたの熱意 キャッチします!~
お待ちしています(>_<)!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)!(^^)!!(^^)!(>_<)!(^^)!
!(^^)!!(^^)!(>_<)(>_<)(>_<)!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!!(^^)!(笑)
①
料理
韓国の辛い漬け物といえば、「キムチ(김치)」ですよね。
② お金
中国の通貨って、何だと思いますか?
もちろん「元」ですよね。
しかし、中国には「元」という通貨はありません。
これはどういうことでしょうか?
中国には、日本の中央銀行である日本銀行に当たる、
「中国人民銀行」があり、通貨を発行しています。
中国人民銀行が発行した紙幣は、「人民幣」と呼ばれ、
人民幣には「元」と言う文字が記されていません。
そうです、中国には、「元」と言う通貨は存在せず、
「人民幣」が正式な通貨なのです。
よく、上海や香港などにある証券取引所や、国内外のニュースでは、
中国の通貨を「RMB」と表記してありますが、このアルファベットは、
漢語読みの、「Rén Mín Bì=人民幣」を略したものです。
では、「元」とは一体何なのでしょうか?
「人民幣」には、「圓」と言う単位が記されています。
「圓」は、画数が多く、非常に書きづらいです。
そこで、「圓」と同じ漢語読みの発音をする「元」が広く用いられ、
今日の日本では、「元」自体が中国の通貨として、認識されています。
③
治安(公安・軍事)
朝鮮半島には、2つの国と地域があります。
この2つの国と地域は、「休戦状態」ではあるものの、1953年以降、
現在に至るまで「戦争状態」にあります。
そのため、この2つの国と地域では、有事に備えて、
軍事レベルのみならず、市民生活のレベルにおいても、
さまざまな「準備」が為されています。
例えば、地下鉄(지하철)。
地下鉄は、日本の地下鉄とは比べものにならないほど、
深いところに設けられています。
これは、有事の際、空爆や空襲が発生した場合に、多くの市民が
逃げ込むことができるようにするためです。
また、全ての地下鉄駅構内には、何百人分の「ガスマスク」が赤いケース
に備蓄され、消火栓の如く、発見し易い場所に設置されています。
これも、有事の際に、毒ガスや有害物質などから身を護るために
設けられています。
地下鉄以外にも、ソウル特別市(서울특별시)や非武装地帯(DMZ)
付近の高速道路や一般道の両脇には、ダイナマイトが仕掛けられた
大きなコンクリートが設置され、有事の際には、仕掛けられた
ダイナマイトを爆破させて道を封鎖し、少しでも敵の侵攻を遅らせる
ための対策が講じられています。
ちなみに、朴正熙政権から盧泰愚政権にかけての「軍政時代」には、
大小問わず全ての橋にもダイナマイトが仕掛けられていました。
こういったものは、旅行で訪れた私たち「外国人」が地下鉄やバスなど
に乗っても、至る所で目にすることができます。
一見、平和そうにみえても、これらを目の当たりにすることで
「戦争中なんだ。」と、肌で感じ、そこで生活する方ような感覚で、
現地の事情を理解しながら「大人の旅行」を楽しむことができます!
いかがでしたか、みなさん?
少しでも、関心を持っていただけたでしょうか?
『LEARNCH IN THE World』は、7月21日までの毎週木曜日、
ランチタイムに、希館2階・ステューデントルーム1で開催しています。
みなさんのお越しを、こころよりお待ちしています! 来てね!
それでは、안녕히 계세요. 또 만나요!
(=さようなら。また、会おうね!)
これは「100」です。
「じゅう」でも「ひゃく」でもない。
『 市民科学ブックス 人間の顔をした科学 』
■■■ 今日の一枚 ■■■
今日の1枚は、 " 先生の挑戦 " です!
次回の★Bridge★も、お楽しみに!
チョッパー子4