コー大学の最近のブログ記事
2017年10月 6日
長期留学報告(コー大学 イヒネ イディアケ)
アメリカで過ごした楽しい時間
私は2016年の8月5日に、アメリカのアイオワ州に行きました。シカゴからアイオワに乗り換える空港では色々な人種の方たちがいて、日本にいる時とはまた違った雰囲気を感じられました。自分が外国人であるということを知っているものの、アメリカではあまりそれは感じませんでした。
シーダーラピッツ空港に着いた時に、ESLの先生として働いているロッドさんという方が、娘と一緒に待っていました。初めて会った時に温かく出迎えてくれて、とても嬉しかったです。空港から学校に向かう途中に見た、外の景色は綺麗でした。道路の幅が日本に比べてとても広く、アメリカ領土はやっぱり広いなと感じさせられました。
学校に着いてESLのアドバイザーのアナさんに会いました。最初のアナさんの印象としては、とても優しい人だなと感じました。着いて早々アナさんが、みんながお腹を空いていると思って、サンドイッチとジュースを注文してくれました。注文が届いて食べ物を見てみると、サイズが日本とは比べ物にならないくらい、とても大きく、最初はびっくりしました。しかし、美味しかったので、全部食べました。
次の日に夏の研修が始まり、最初は課題の量に圧倒されて、寝る時間を削って毎日行いました。研修中に受けた授業の中で、リーディングの授業では、記事を読んでみんなでディスカッションをする、というのが一番楽しかったです。
一つの研修が終わって、次はコー大学に入学するオリエンテーションに参加しました。そこでも、カヌーのイベントに参加したりしました。次に、インターナショナルのオリエンテーションに参加しました。このオリエンテーションでは、様々な国から集まった人たちと交流しました。
8月24日に、正式に学校が始まりました。朝はとてもワクワクした気持ちで、いつもより少し早く起きました。寮から授業のクラスに向かう途中、沢山のリスを見ました。ESLの授業では、先生方はみんな優しくて、丁寧に一つずつ分かりやすく教えてくれました。月曜日から金曜日まで授業があり、日本とはカリキュラムが違って、一つの授業が週2,3回あります。
授業以外の課外活動としては、コー大学では毎週金曜日にイベントが開催されます。ムービーナイト、ブラインドスポット、ボーリング、アイススケートなど、様々なイベントが開かれます。
その他の大きなイベントとしては、インターナショナルクラブ主催のカルチャーショーと、インターナショナルバンクウェットがあります。この2つのイベントでは、様々な国の文化をみんなに紹介します。
また、10月に行われたカルチャーショーでは、ナイジェリアの民族衣装を着ました。日本では絶対着る機会がないと思うので、とても良い経験になりました。印象に残っているショーの一つとしては、アフリカのレゲエダンスがとてもパワフルで、ダンサー達がみんなキレキレだったので、とてもそれが心に残っています。
その他のイベントでは、インターナショナルクラブの活動の一環で、2泊3日のシカゴトリップに行きました。アイオワからシカゴまで、バスで約4時間かけて行きました。このイベントでは、25ドル払って宿泊費・交通費・朝ご飯込なので、大変お得でした。
シカゴでは、名古屋学院大学に留学しに来た留学生とも会いました。みんな元気そうだったので、良かったです。その後に、みんなでシカゴピザを食べました。ピザは美味しいですが、とても分厚いので食べるのが大変でした。ぜひ、家族や兄弟に食べさせてあげたいなと思いました。
その後のイベントでは、サンクスギビングでは、コーで出会った友達の実家であるシカゴの家に行きました。友達はメキシコ人だったので、家の中ではスペイン語が飛び交っていました。アメリカのサンクスギビングシーズンでは、blackフライデーあります。私はこのblackフライデーで、沢山の服を買いました。買ったものは全て80パーセントオフ以上だったので、とてもお得な買い物ができました。日本にはない文化なので、このような催しがあったらいいなと感じました。サンクスギビング当日は、友達の親戚が家に沢山集まって、お祝いをしました。毎回食べ物を食べるたびに、友達のお父さんから「沢山食べてね。」と言われたので、愛を感じました。
サンクスギビング後には、学校全体がテスト週間に入りました。残り2週間を終えて、1学期目が終了しました。
ウィンターブレイクでは、テネシー州のメンフィスに行きました。名古屋学院大学に来た留学生の家に泊めさせていただきました。そこでは、薪わりを体験しました。あまり上手く出来ませんでしたが、良い経験になりました。メンフィス大学にも行きました。ここでもNGUにきた留学生達に会いました。1年ぶりに会ったので、みんな勇ましくなっていました。
メンフィスの後、ノックスビルにある親戚の家に行きました。そこでは、初めてアメリカにいる叔母さんに会ったので、感動しました。家の中で子供たちと一緒にゲームをするなど、楽しい時間を共有しました。
ウィンターブレイクが終わり、2学期目に入りました。前期に比べるとレギュラーの授業がメインとなり、大変な学期でした。しかし、友達やESLのアドバイザーにいつも助けてもらっていたので、何とか授業にはついていくことが出来ました。
授業以外の課外活動では、キリスト教クラブに入りました。毎週火曜日の夜9時からアッパーゲージという所で、クラブのみんなと聖書のある章をピックアップして、みんなでディッスカッションをします。アメリカでキリスト教について学ぶときは、自分の日頃の生活と照らし合わせて学べるので、とても効果的です。前期と後期でカンファレンスに3度行かせていただきました。アメリカで教会やキリスト教に関するカンファレンスに参加すると、子供から大人までいるので、日本とはまた違った雰囲気を楽しめます。日本とアメリカの教会を比べると、人のテンションの高さが違うので、最初は慣れませんでしたが、何回も参加している段々と、慣れていきました。カンファレンスに参加して、色々な人との人脈も増えたので、良かったです。こういう経験を通して、今まで自分の中でなかった考え方や物の見方が変わったので、貴重な経験ができて良かったです。
2017年10月 5日
中期留学報告(コー大学 井上 利昭)
初めての経験
僕は8月16日から4か月間、中期交換留学生として、アメリカ・アイオワ州にあるコー大学に留学をしました。今まで海外に行った経験もなく、学校にも実家から通う生活を送ってきました。留学の内定をもらった時は、留学ができる嬉しさで浮かれてばかりでしたが、出発の日が近づいてくるにつれて、初の海外、寮での生活、事前準備の時に感じた自分の英語力など、不安がたくさん出てきました。
大学に到着して次の日にはオリエンテーションに参加し、約4カ月の留学生活が始まりました。食事はカフェテリアでバイキング形式が基本ですが、パブで注文してハンバーガーを食べることができます。寮の中にはシャワーしかなかったことに、最初はかなり戸惑いました。バスタブがほしいなと思いながらも、慣れていくしかないなと思い、日々過ごしていました。
1週間が経って、授業が本格的に始まりました。僕自身英語は嫌いではないので苦手意識などはなかったのですが、使う経験がなかったので、言いたいことが言えないことが多くありました。単純に単語が浮かんでこなかったり、発音が悪かったりしたことが原因でした。ESLの先生方は、留学生を多く指導してきているので、僕の言いたかったことを推測して理解してくれました。しかし、学生と会話をするときは、首をかしげていることが多くありました。なので、授業内では話すことがあっても、授業外で話すことに少し抵抗を持ってしまいました。日にちが経つにつれて、ルームメイトと話をしたり、友達との会話が増えたりしたことで、だんだんと解消されていきました。ルームメイトとは頻繁に話していたわけではないですが、常に優しく接してくれて、とても良いルームメイトに出会えたなと思っています。図書館が、平日だと夜中の1時まで開いていたので、宿題をやっている人などが多く残っていました。また、図書館の中にはスピーキングセンターとライティングセンターがあり、スピーチの練習だったり課題のエッセイの確認をしてもらえたりできる施設がありました。大学の周りにはスーパーやファストフード店があり、少し歩いたところには、アジアンマーケットや日本食が食べられるお店があります。バスを使えば大きなモールに行けて、服など買うこともできました。夜はポケモンGoが好きな子がいたので、その子たちと一緒に街までよく歩いて、どこかのお店でご飯を食べたりしていました。
コー大学では、毎月1度大きなイベントがありました。9月のカヌートリップは、約3時間カヌーに乗って、夜にはトランプゲームやキャンプファイヤーで盛り上がり、1泊して次の日に帰るという、弾丸ツアーのような旅行でした。10月の始めには、カルチャーショウがありました。これは、母国の文化をは発表するもので、ダンス、歌、ファッションショーなどで盛り上がりました。僕たちは、早稲田大学から来ていた学生も含め、日本の「アニメ」と「かわいい」をテーマにしたダンスを披露しました。僕はドラえもんとして、青のタイツを着て踊りました。シカゴトリップでは、美術館に行ったり、シカゴにあった牛角で焼き肉を食べたり、初めての大都市を楽しめました。ハロウィンの日には、ESLの先生の家にお邪魔して、アメリカのハロウィンを体感しました。仮装した子供たちが「Trick or treat」と言って、先生の家にたくさん来ている様子を見ることができました。こういったハロウィンはもちろん初めてだったので、とても新鮮でした。11月にはサンクスギビングデーを含む9日間の休みがあったので、ニューヨークに旅行に行ってきました。サンクスギビングデーには、macy's主催のサンクスギビングパレードが行われていたので、そのパレードを観に行きました。アイススケートや野球を観たり、Home coming でダンスパーティーがあったり、大学内だけでなく大学の外でのイベントもあります。
この他に、先生やホストファミリーにはとてもお世話になりました。野球が好きだということを言っていたら、先生がアイオワ州にあるField of Dream という映画の舞台となった場所に連れて行ってくれたり、ホストファミリーがアメリカにはないからと言って、マクドナルドのテリヤキバーガーを再現してくれたりました。ホストファミリーには、他大学のクリスマスイベントにも招待してもらい、雪遊びなどをしたり、手袋やマフラーまでプレゼントしていただき、とてもお世話になりました。先生やホストファミリーの誘ってくれる行事は、アメリカの文化を学べる良い機会でした。
アメリカでの生活では、もちろん文化の違いを感じました。バスに乗ったときなどに、乗ってきたお客さん同士が仲良く話しながら乗っている様子に驚きました。知り合いでもない人と、あんなに仲良さそうに話せるものなのかと感じました。それに濁した言い方がなかったこと、物事をはっきりと言ってくれることに、とても感心しました。そして、どんなに自分が失敗したと感じても、最初に必ず褒めてくれます。そう言ってくれることで気落ちも落ち着くし、とても助かります。その後に、アドバイスなどをしてくれました。ちょっとした優しさに、とても感動しました。
留学したことで、日本の良さを知ることができました。しかし、日本のことを聞かれたときに、答えられなかったり、説明できないことが多々ありました。なので、日本のことをあらゆる面で知り直さないといけないなと感じています。これからもどんどん新しいこと、初めてのことに果敢に挑戦していきたいです。今回の留学は、準備の期間も含めて、たくさんの人に支えられ助けられて無事に終えることができました。対策講座、事前準備の時にお世話になった先生、国際センター、i-Loungeの人たち、留学を前向きに考えてくれた親、アメリカでお世話になったESLの先生、ホストファミリー、友達全員に感謝しています。ありがとうございました。2017年10月 4日
中期留学報告(コー大学 福原 舞)
友達の作り方
みなさんは、留学先でどのように友達を作りますか?留学へ行く前、私のアメリカ人の印象は、フレンドリーで相手側からたくさん話しかけてくれるというイメージでした。しかし、実際にはそのようなことはなく、自分から話しかけない限り、友達になることができないという場合が多かったです。友達の作り方は、例えば、ルームメイトからの紹介、または、同じ授業を取った学生などと友達になるなど、たくさんの方法があると思います。その中で、私はクラブ活動を通して友達を作ることができました。
少し異例かもしれませんが、私は、新聞部、テコンドークラブ、ロッククライミングクラブ、国際交流クラブの4つのクラブに参加していました。
新聞部の活動は、インタビューや写真撮影、記事を書く仕すべてを自分で行わなければいけない、個人作業の多い部活でした。しかし、毎週水曜日が記事の締め切りと決められていて、学生記者たちが書いた記事と写真を紙面にまとめます。この時はたくさんの記者が集まり、協力して新聞を作成します。夜中の1時を過ぎる時もありました。とても留学生の私には大変な部活でした。しかし、留学を思い返すと、授業や旅行などたくさんの経験をしましたが、1番思い出に残っているのは、毎週水曜日、夜中まで力を合わせて新聞を作成したことです。普通の記事を書こうとしても、日本の知識は多少ありますが、アメリカの文化や習慣などの知識が乏しく、満足した記事を書くために、記事を書く前に毎回、インターネットや本、友達に質問して、勉強して、それから記事を書くように努力しました。すると、新聞は情報を人に発信するものですが、その記事を書くことで、自分も今まで知らなかったことを知ることができました。更に、記事を書くために、たくさんの人にインタビューしたり、イベントに参加したりと、留学生の中では1番多くの人と話し、出会うことが出来たのではないかと思います。このように、新聞部は留学期間中で1番、自分を成長させることができた場所でした。
テコンドークラブの活動は、週3回ありました。テコンドーは手や足を使い、1対1で勝負をするスポーツですが、ただ戦うだけではなく、テコンドー精神をとても重要視しているスポーツでした。1つ1つの技や型には、人間の心や精神、さらに地球の大地など、それぞれに重要な意味がありました。1学期の終わりに、毎回ベルト昇格のテストがあるのですが、技や型だけではなく、それらの意味をしっかり説明できなければいけないところがとても難しかったです。しかし、私はとても体が硬かったのですが、週3回のテコンドーのレッスンのおかげでストレッチをする習慣ができ、留学帰国までに、以前より体が柔らかくなったことが、このクラブをして1番得たことです。まだ始めていませんが、ベルト昇格テストでホワイトベルトの次の級のイエローベルトを取ることができたので、更に上の級が取得できるように、日本でも続けていこうと考えています。
ロッククライミングクラブは、毎日ロッククライミングジムが空いているので、好きな時に参加することができる部活でした。ロッククライミングは、一見1人でするスポーツに見えます。しかし、ロッククライミングはボルダリングと異なり、より高い壁に登るために、命綱をつける必要があります。そして、命綱を操作する人と登る人のペアになる必要があり、2人で声を掛け合い協力し合うことがとても大切です。想像以上に英会話力も必要になるので、会話力の上達にも繋がったのではないかと思います。さらに、1学期に1回旅行があり、実際の岩山に登る旅行にも参加しました。日本では体験できないような、自然の中でのキャンプとロッククライミング、もし、留学に行く機会のある人は、都会の様な町ではなく、日本にはない広大な自然を体験しに行くことをお勧めしたくなるほど、素敵な体験になりました。
インターナショナルクラブは、留学生は必ず参加しなければいけないクラブでした。週の1度のミーティングや、シカゴ旅行やイベントなど、たくさんの行事がありました。アメリカに留学して、アメリカの友達を作ることも大切ですが、大学には、日本だけではなく、日本にいては出会うことのできないような、アジア、ヨーロッパやアフリカからなど、世界各国から留学生が集まります。そして、そういった学生と仲良くなるために、とても重要な場所でした。言語や文化など全く異なる場所で生きてきた人々と会話し、お互いの国を紹介したりディスカッションすることはとても楽しく、今まで知らないことを学ぶことができる、とても良い場所でした。
私は留学先でこのような体験をしてきました。留学先では、宿題もたくさんあり、無理にクラブ活動に参加する必要はないと思います。しかし、アメリカで1番大切だと思うことは、自分から積極的に動くこと。そして、自分のことを分かってもらうためにも、ある程度、自分の意見や思っていることは言うべきです。日本人は周りの空気を読み取り、相手の気持ちを言葉なしにも察知することができると思いますが、これは日本人だけです。このように、アメリカでの友達作りは自分から積極的に行動を取ると良いと思います。少しでも、これから留学へ行かれる学生さんたちの助けになることを願います。
中期留学報告(コー大学 大矢 明典)
オリエンテーション終了後に、授業が始まります。私は7つのESLクラスを受講することになりました。最初の授業では、全てのクラスでシラバスの配布とクラスの説明がメインでした。留学が始まるまで、授業中の英語が聞き取れるか、また先生の問いに対して反応することができるか、とても不安でしたが、先生方は分かりやすく、更にきちんと理解できているのか確認をしてくださるため、私でも理解することができました。また、分からない部分があっても、こちらから聞けば理解するまで説明してくださります。ここで必要に感じたのは、必要以上に自分からアクションを起こすことがとても大切だということです。
また、週末には様々なアクティビティが開催されます。8月には、地元の野球球団の野球観戦に行きました。Coeの学生は安く観戦することができ、私にとって人生初の野球観戦となりました。その他では、授業の一環でカンバセーションパートナーとの出会いがありました。カンバセーションパートナーとは、一緒にアイススケートなどのイベントに参加することや、食事をすることで、英会話に慣れるとともに、アメリカの文化と日本の文化を共有することができ楽しい時間を過ごすことができました。
その他にも、多くのアクティビティがありました。その中の一つに、インターナショナルクラブの活動があります。9月には、カヌーやキャンプファイヤーを行うカヌートリップがありました。一泊二日で、近くの池までカヌーをやりに行きました。このトリップは、初めてのインターナショナルクラブのアクティビティとなり、普段授業で会わない多くのインターナショナルスチューデントと会話をすることができました。また、食後にはアメリカではポピュラーなテーブルゲームなども行い、どれもが日本では行わない事ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。10月には、フォールタームブレイクという四連休を利用し、シカゴトリップがありました。このトリップは、アメリカの大都市文化を学ぶという意図もあり、学校からの補助もあり、二泊三日でシカゴに30ドルで行くことができました。私は今回の留学が初めてのアメリカとなるため、このトリップで行ったシカゴが、アメリカ初の大都市旅行となりました。この時、授業でちょうどシカゴ美術館について学んだばかりで、シカゴ美術館を訪れました。そこには授業で学んだ多くの絵画が展示されていて、日本でもたまに美術館を訪れますが、シカゴ美術館は広大な土地に多くの美術品が展示されていて、圧倒されました。また、私は経済学部なので、アメリカ経済に触れるため、シカゴ連邦準備銀行にも行きました。ここには貨幣美術館も併設されており、アメリカの貨幣の歴史なども学ぶことができました。このシカゴトリップは、日本とは異なった大都市文化に触れることができ、私にとってはとても刺激的な経験となりました。他には、コ―カレッジで行われた、インターナショナルスチューデントが集まり開催された、カルチャーショーがありました。このショーでは、様々な国の伝統的な文化からモダンカルチャーまで、様々なショーがありました。日本グループは、アイドルグループのダンスなどを行いました。また、このショーのおかげで、今まで知ることのなかった国の伝統衣装や踊りなども知ることができ、とても良い経験となりました。
その他には、アメリカ最大の祝日であるサンクスギビングを経験しました。コ―カレッジでは9日間のサンクスギビングブレイクがあり、多くの現地の生徒は家に帰省するため、私は友達とニューヨーク旅行に行きました。なぜニューヨークにしたかというと、メイシーズというデパートが、毎年ニューヨークの街でサンクスギビングパレードを行うため、それを見に行きました。多くの道を封鎖して行われるパレードは、日本ではなかなか見ることができないので、とても楽しかったです。また、サンクスギビングデーの翌日に行われるブラックフライデーセールは、日本の初売りセールのようにとても混んでいて、この時にしか経験できないことを多くすることができました。また、サンクスギビングブレイクの間に、大学近くの民家で行われたインターナショナルサンクスギビングパーティーに招待されました。このパーティーは、コ―カレッジの学生だけでなく、近くの大学の学生も多く参加し、サンクスギビングにアメリカの家庭でよく食べられているターキーやパンプキンパイなどを振る舞っていただき、また、サンクスギビングの歴史なども教えていただき、今まで知ることのなかったサンクスギビングについて学ぶことができました。
この留学では、今まで本当に通じるのか分からなかった自分の英語を精緻化すると共に、友達や現地の生徒と話すことで新しい日常会話を覚えることや、授業を通してエッセイの書き方や英語でのプレゼンテーションの方法、グラマーやスピーキング力など、日本にいては身に付けるのが難しいアカデミック英語まで、幅広い範囲で学ぶことができました。また、様々なアクティビティを通して、今まで知らなかったアメリカの文化なども知ることができ、この留学は私にとって、これからの英語習得やその他の資格などを取得するための良いきっかけとなりました。
中期留学報告(コー大学 田島 由美)
アメリカでの生活
私の不安は三つありました。英語が通じるか、友達が作れるか、そして、寮での生活。しかし、アメリカに着いて分かったのは、ネイティブの人はあまり文法を気にせず、私たちが言っていることをちゃんと理解しようとすることです。それでも通じなかったら、ジェスチャーでなんとか伝えるようにしました。コミュニケーションでしてはいけないのは、あきらめて「Never mind」とか言うことです。留学しているなら、ちゃんと現地の英語を理解してみるのが一番だと思います。友達作りもとても簡単でした。授業が始まる前の1週間で、一緒にカフェテリアで食事をしてくれる友達もできていて、毎日が楽しかったです。
寮での生活は慣れがポイントでした。コーのMurrayは、男女共同でキレイとは言えない寮でしたが、私が着いてから1ヵ月ほど経った時、トイレとシャワーの掃除を大学の方が徹底的にやるようになったので、寮での生活もよくなりました。私の部屋は三人部屋で、他に二人のアメリカ人が来る予定でしたが、二人とも大学を辞めたらしいので、私は一人で三人部屋を使っていました。ルームメイトがいなかった分、自分がやりたいことを好きな時間でやっていたので、その面でのストレスはなかったです。しかし、他の子たちと比べると、使っている英語の量が少なかったので、その分ネイティブと話す機会を沢山作るようにしていました。
コー大学の授業の数は少ない方でしたが、量としては日本でやっていた勉強の倍でした。レギュラークラスを受けていたので、毎日本を読み、essayを書いていました。大学の図書館は、朝から夜中の1時まで空いていたので遅くまで宿題ができ、プリンターも使えたので、その点ではすごく便利でした。ESLを担当している先生たちもすごく優しくて、面白い人たちばかりでした。一番印象に残っているのは、Thanksgivingの夜にアナ先生の家に行って、一緒にDinnerを食べたことです。
アメリカではあまり白ごはんを食べず、毎日のようにポテトを食べていました。マッシュポテト、フライドポテト、種類はいろいろでした。アメリカのデザートは、すごくおいしかったです。特にケーキやパイ。ホームメイドアップルパイの上にアイスクリームをつけて食べたのを思い出すだけで、また食べたくなります。
旅行でシカゴ、ニューヨーク、ワシントンDCへ行きました。シカゴは秋の季節に遊びに行って、あたりでした。冬は風が強く、雪もすごく降る所なので、おすすめしません。ニューヨークは11月の後半に行ったので、日本の真冬の寒さと同じくらいでした。ワシントンは冬に遊びに行きましたが、他の場所と比べる寒くありませんでした。
アイオワは寒い場所で、雪が降る時はマイナス16度とかになっていました。しかし、寮や教室の中はとっても暖かいので、寒さを感じることはありませんでした。一つアメリカで驚いたのは、真冬でもTシャツ一枚や半ズボンで、キャンパス内を歩いている人がいたことです。自分はコート、ヒートテック、ブーツも履いているにも関わらず、夏の格好をしている人はすごいと思いました。アメリカ人はすごく親切でした。私が道に迷った時や地下鉄の使い方が分からなかった時も、優しく手伝ってくれました。アイオワのコー大学のみんなもすごく親切で、英語が通じなった時も理解しようとしていました。この留学の中でトラブルにあっていないので、自分でもとてもラッキーだと思っています。行く前の不安がなぜあったのか、聞きたいくらいです。
私は3年生の夏に留学へ行ったので、2年生の時に行くことができなかった子たちに、「まだ大丈夫だよ、行けるよ」と言いたいです。大学1年生から留学が夢でした。授業やTOEFLに力を入れて、毎日大学に残って単語の勉強とかをしていました。しかし、金銭的な問題と心の準備のことを考えて、留学に行くのを1年延長しました。自分のタイミングで行けて、本当によ良かったです。違う国で生活する大変さはメンタルにすごく影響するので、自分が行きたい時に行くのが大事です。アメリカでの生活はすごく楽しく、日本のことを忘れるくらい毎日が充実していましたが、実家が恋しくなり、家族に会いたい気持ちもあったので、心の準備はすごく大事だと思います。
留学を経験してできるアドバイスは、3つほどあります。一つは、留学へ行く前の手続きや準備をちゃんとすることです。留学が決まり、それから予防接種やビザを取らないといけないので、準備が必要になります。そして、アメリカでは日本人の友達を作るのはいいことですが、いつも同じグループだけで遊び、ネイティブの英語を聞かないと、留学は意味ありません。日本人の友達と過ごすのは一番気が落ち着くかもしれませんが、アメリカ人と関わりがなければ日本にいるのと同様です。最後、帰国してからのとこを、留学中に考えておくことは大事だということを、帰国してから実感しました。英米語学科の学生は、特にこういう気持ちがあると思うのですが、留学は人生の目標と思っている人が多いと思います。留学は本当に楽しく良い時間ですが、人生の全てではないです。帰国してからが勝負だと、考えた方がいいかもしれません。アメリカにいる時は旅行気分、外国人扱いで、本当のアメリカの生活ではないですので、日本に帰ってきてアメリカに戻りたいという思いが強くなる人もいます。私も1ヵ月くらいアメリカが頭から離れませんでしたが、もうすぐ帰国してから2ヵ月が経とうとしています。今は就職活動のことと将来のことでいっぱいです。アメリカは過去の話で今は今なので、現実を見て行動をするようにしています。
アメリカの文化は日本と違うので、ストレスに感じる人や、逆にそれが楽しいという人もいます。留学中は、良いことにフォーカスをあてるべきだと思います。留学はあっという間に終わるので、あとで残るのは思い出だけです。留学中は後悔しないように楽しんで、帰国後は、現実を見て勉強や就職活動に励むのが、一番のアドバイスだと思っています。