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2017年10月 4日
中期留学報告(コー大学 福原 舞)
友達の作り方
みなさんは、留学先でどのように友達を作りますか?留学へ行く前、私のアメリカ人の印象は、フレンドリーで相手側からたくさん話しかけてくれるというイメージでした。しかし、実際にはそのようなことはなく、自分から話しかけない限り、友達になることができないという場合が多かったです。友達の作り方は、例えば、ルームメイトからの紹介、または、同じ授業を取った学生などと友達になるなど、たくさんの方法があると思います。その中で、私はクラブ活動を通して友達を作ることができました。
少し異例かもしれませんが、私は、新聞部、テコンドークラブ、ロッククライミングクラブ、国際交流クラブの4つのクラブに参加していました。
新聞部の活動は、インタビューや写真撮影、記事を書く仕すべてを自分で行わなければいけない、個人作業の多い部活でした。しかし、毎週水曜日が記事の締め切りと決められていて、学生記者たちが書いた記事と写真を紙面にまとめます。この時はたくさんの記者が集まり、協力して新聞を作成します。夜中の1時を過ぎる時もありました。とても留学生の私には大変な部活でした。しかし、留学を思い返すと、授業や旅行などたくさんの経験をしましたが、1番思い出に残っているのは、毎週水曜日、夜中まで力を合わせて新聞を作成したことです。普通の記事を書こうとしても、日本の知識は多少ありますが、アメリカの文化や習慣などの知識が乏しく、満足した記事を書くために、記事を書く前に毎回、インターネットや本、友達に質問して、勉強して、それから記事を書くように努力しました。すると、新聞は情報を人に発信するものですが、その記事を書くことで、自分も今まで知らなかったことを知ることができました。更に、記事を書くために、たくさんの人にインタビューしたり、イベントに参加したりと、留学生の中では1番多くの人と話し、出会うことが出来たのではないかと思います。このように、新聞部は留学期間中で1番、自分を成長させることができた場所でした。
テコンドークラブの活動は、週3回ありました。テコンドーは手や足を使い、1対1で勝負をするスポーツですが、ただ戦うだけではなく、テコンドー精神をとても重要視しているスポーツでした。1つ1つの技や型には、人間の心や精神、さらに地球の大地など、それぞれに重要な意味がありました。1学期の終わりに、毎回ベルト昇格のテストがあるのですが、技や型だけではなく、それらの意味をしっかり説明できなければいけないところがとても難しかったです。しかし、私はとても体が硬かったのですが、週3回のテコンドーのレッスンのおかげでストレッチをする習慣ができ、留学帰国までに、以前より体が柔らかくなったことが、このクラブをして1番得たことです。まだ始めていませんが、ベルト昇格テストでホワイトベルトの次の級のイエローベルトを取ることができたので、更に上の級が取得できるように、日本でも続けていこうと考えています。
ロッククライミングクラブは、毎日ロッククライミングジムが空いているので、好きな時に参加することができる部活でした。ロッククライミングは、一見1人でするスポーツに見えます。しかし、ロッククライミングはボルダリングと異なり、より高い壁に登るために、命綱をつける必要があります。そして、命綱を操作する人と登る人のペアになる必要があり、2人で声を掛け合い協力し合うことがとても大切です。想像以上に英会話力も必要になるので、会話力の上達にも繋がったのではないかと思います。さらに、1学期に1回旅行があり、実際の岩山に登る旅行にも参加しました。日本では体験できないような、自然の中でのキャンプとロッククライミング、もし、留学に行く機会のある人は、都会の様な町ではなく、日本にはない広大な自然を体験しに行くことをお勧めしたくなるほど、素敵な体験になりました。
インターナショナルクラブは、留学生は必ず参加しなければいけないクラブでした。週の1度のミーティングや、シカゴ旅行やイベントなど、たくさんの行事がありました。アメリカに留学して、アメリカの友達を作ることも大切ですが、大学には、日本だけではなく、日本にいては出会うことのできないような、アジア、ヨーロッパやアフリカからなど、世界各国から留学生が集まります。そして、そういった学生と仲良くなるために、とても重要な場所でした。言語や文化など全く異なる場所で生きてきた人々と会話し、お互いの国を紹介したりディスカッションすることはとても楽しく、今まで知らないことを学ぶことができる、とても良い場所でした。
私は留学先でこのような体験をしてきました。留学先では、宿題もたくさんあり、無理にクラブ活動に参加する必要はないと思います。しかし、アメリカで1番大切だと思うことは、自分から積極的に動くこと。そして、自分のことを分かってもらうためにも、ある程度、自分の意見や思っていることは言うべきです。日本人は周りの空気を読み取り、相手の気持ちを言葉なしにも察知することができると思いますが、これは日本人だけです。このように、アメリカでの友達作りは自分から積極的に行動を取ると良いと思います。少しでも、これから留学へ行かれる学生さんたちの助けになることを願います。
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