« 中期留学報告(マキーワン大学 高野 裕章) | ホーム | 中期留学報告(コー大学 大矢 明典) »

2017年10月 4日

中期留学報告(コー大学 田島 由美)

アメリカでの生活

私はアメリカのアイオワ州のコー大学という場所で、4ヵ月の中期留学をしました。留学をする前は不安が多かったですが、アメリカに着いてからは、思っていたより全部スムーズに行き、人生の中で一番良い経験と言ってもいいくらい、良い思い出が沢山できました。

私の不安は三つありました。英語が通じるか、友達が作れるか、そして、寮での生活。しかし、アメリカに着いて分かったのは、ネイティブの人はあまり文法を気にせず、私たちが言っていることをちゃんと理解しようとすることです。それでも通じなかったら、ジェスチャーでなんとか伝えるようにしました。コミュニケーションでしてはいけないのは、あきらめて「Never mind」とか言うことです。留学しているなら、ちゃんと現地の英語を理解してみるのが一番だと思います。友達作りもとても簡単でした。授業が始まる前の1週間で、一緒にカフェテリアで食事をしてくれる友達もできていて、毎日が楽しかったです。

 寮での生活は慣れがポイントでした。コーのMurrayは、男女共同でキレイとは言えない寮でしたが、私が着いてから1ヵ月ほど経った時、トイレとシャワーの掃除を大学の方が徹底的にやるようになったので、寮での生活もよくなりました。私の部屋は三人部屋で、他に二人のアメリカ人が来る予定でしたが、二人とも大学を辞めたらしいので、私は一人で三人部屋を使っていました。ルームメイトがいなかった分、自分がやりたいことを好きな時間でやっていたので、その面でのストレスはなかったです。しかし、他の子たちと比べると、使っている英語の量が少なかったので、その分ネイティブと話す機会を沢山作るようにしていました。

 コー大学の授業の数は少ない方でしたが、量としては日本でやっていた勉強の倍でした。レギュラークラスを受けていたので、毎日本を読み、essayを書いていました。大学の図書館は、朝から夜中の1時まで空いていたので遅くまで宿題ができ、プリンターも使えたので、その点ではすごく便利でした。ESLを担当している先生たちもすごく優しくて、面白い人たちばかりでした。一番印象に残っているのは、Thanksgivingの夜にアナ先生の家に行って、一緒にDinnerを食べたことです。

 アメリカではあまり白ごはんを食べず、毎日のようにポテトを食べていました。マッシュポテト、フライドポテト、種類はいろいろでした。アメリカのデザートは、すごくおいしかったです。特にケーキやパイ。ホームメイドアップルパイの上にアイスクリームをつけて食べたのを思い出すだけで、また食べたくなります。

 旅行でシカゴ、ニューヨーク、ワシントンDCへ行きました。シカゴは秋の季節に遊びに行って、あたりでした。冬は風が強く、雪もすごく降る所なので、おすすめしません。ニューヨークは11月の後半に行ったので、日本の真冬の寒さと同じくらいでした。ワシントンは冬に遊びに行きましたが、他の場所と比べる寒くありませんでした。

 アイオワは寒い場所で、雪が降る時はマイナス16度とかになっていました。しかし、寮や教室の中はとっても暖かいので、寒さを感じることはありませんでした。一つアメリカで驚いたのは、真冬でもTシャツ一枚や半ズボンで、キャンパス内を歩いている人がいたことです。自分はコート、ヒートテック、ブーツも履いているにも関わらず、夏の格好をしている人はすごいと思いました。アメリカ人はすごく親切でした。私が道に迷った時や地下鉄の使い方が分からなかった時も、優しく手伝ってくれました。アイオワのコー大学のみんなもすごく親切で、英語が通じなった時も理解しようとしていました。この留学の中でトラブルにあっていないので、自分でもとてもラッキーだと思っています。行く前の不安がなぜあったのか、聞きたいくらいです。

 私は3年生の夏に留学へ行ったので、2年生の時に行くことができなかった子たちに、「まだ大丈夫だよ、行けるよ」と言いたいです。大学1年生から留学が夢でした。授業やTOEFLに力を入れて、毎日大学に残って単語の勉強とかをしていました。しかし、金銭的な問題と心の準備のことを考えて、留学に行くのを1年延長しました。自分のタイミングで行けて、本当によ良かったです。違う国で生活する大変さはメンタルにすごく影響するので、自分が行きたい時に行くのが大事です。アメリカでの生活はすごく楽しく、日本のことを忘れるくらい毎日が充実していましたが、実家が恋しくなり、家族に会いたい気持ちもあったので、心の準備はすごく大事だと思います。

 留学を経験してできるアドバイスは、3つほどあります。一つは、留学へ行く前の手続きや準備をちゃんとすることです。留学が決まり、それから予防接種やビザを取らないといけないので、準備が必要になります。そして、アメリカでは日本人の友達を作るのはいいことですが、いつも同じグループだけで遊び、ネイティブの英語を聞かないと、留学は意味ありません。日本人の友達と過ごすのは一番気が落ち着くかもしれませんが、アメリカ人と関わりがなければ日本にいるのと同様です。最後、帰国してからのとこを、留学中に考えておくことは大事だということを、帰国してから実感しました。英米語学科の学生は、特にこういう気持ちがあると思うのですが、留学は人生の目標と思っている人が多いと思います。留学は本当に楽しく良い時間ですが、人生の全てではないです。帰国してからが勝負だと、考えた方がいいかもしれません。アメリカにいる時は旅行気分、外国人扱いで、本当のアメリカの生活ではないですので、日本に帰ってきてアメリカに戻りたいという思いが強くなる人もいます。私も1ヵ月くらいアメリカが頭から離れませんでしたが、もうすぐ帰国してから2ヵ月が経とうとしています。今は就職活動のことと将来のことでいっぱいです。アメリカは過去の話で今は今なので、現実を見て行動をするようにしています。

 アメリカの文化は日本と違うので、ストレスに感じる人や、逆にそれが楽しいという人もいます。留学中は、良いことにフォーカスをあてるべきだと思います。留学はあっという間に終わるので、あとで残るのは思い出だけです。留学中は後悔しないように楽しんで、帰国後は、現実を見て勉強や就職活動に励むのが、一番のアドバイスだと思っています。





to_top.jpg


このブログ記事について

このページは、インターナショナルラウンジが2017年10月 4日 11:17に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「中期留学報告(マキーワン大学 高野 裕章)」です。

次のブログ記事は「中期留学報告(コー大学 大矢 明典)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。