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2017年10月 4日

中期留学報告(コー大学 大矢 明典)

Coe Collegeでの留学を終えて

 私は816日から中期交換留学生として、アメリカのアイオワ州にあるCoe Collegeに派遣されました。私は留学が決まるまでアメリカにあまり興味がなく、アイオワ州の名前すら知りませんでした。現地に着いたときに思ったことは、自然豊かな町という印象でした。空港からCoe Collegeまでは、ESLの先生に車で送迎をしていただきました。初めてCoe Collegeに着いたときは、憧れの芝生の広場があり、広大な土地を活かした大きなキャンパスだなと感じました。翌日から、3日間のインターナショナルスチューデント向けのオリエンテーション、更に、3日間の新入生向けのオリエンテーションが始まりました。インターナショナルスチューデント向けのオリエンテーションでは、F1ビザについての話や、キャンパス生活においての保険の話など、少し難しい内容の話が続きました。多くの大切な情報や時差ボケもあり、大変だった記憶があります。しかし、新入生向けのオリエンテーションは、シーダーラピッズの町に貢献するボランティア活動やドッグセラピーなど、日本では経験したことのないアクティビティが多くあり、あっという間の3日間でした。

 オリエンテーション終了後に、授業が始まります。私は7つのESLクラスを受講することになりました。最初の授業では、全てのクラスでシラバスの配布とクラスの説明がメインでした。留学が始まるまで、授業中の英語が聞き取れるか、また先生の問いに対して反応することができるか、とても不安でしたが、先生方は分かりやすく、更にきちんと理解できているのか確認をしてくださるため、私でも理解することができました。また、分からない部分があっても、こちらから聞けば理解するまで説明してくださります。ここで必要に感じたのは、必要以上に自分からアクションを起こすことがとても大切だということです。

また、週末には様々なアクティビティが開催されます。8月には、地元の野球球団の野球観戦に行きました。Coeの学生は安く観戦することができ、私にとって人生初の野球観戦となりました。その他では、授業の一環でカンバセーションパートナーとの出会いがありました。カンバセーションパートナーとは、一緒にアイススケートなどのイベントに参加することや、食事をすることで、英会話に慣れるとともに、アメリカの文化と日本の文化を共有することができ楽しい時間を過ごすことができました。

 その他にも、多くのアクティビティがありました。その中の一つに、インターナショナルクラブの活動があります。9月には、カヌーやキャンプファイヤーを行うカヌートリップがありました。一泊二日で、近くの池までカヌーをやりに行きました。このトリップは、初めてのインターナショナルクラブのアクティビティとなり、普段授業で会わない多くのインターナショナルスチューデントと会話をすることができました。また、食後にはアメリカではポピュラーなテーブルゲームなども行い、どれもが日本では行わない事ばかりで、とても楽しい時間を過ごすことができました。10月には、フォールタームブレイクという四連休を利用し、シカゴトリップがありました。このトリップは、アメリカの大都市文化を学ぶという意図もあり、学校からの補助もあり、二泊三日でシカゴに30ドルで行くことができました。私は今回の留学が初めてのアメリカとなるため、このトリップで行ったシカゴが、アメリカ初の大都市旅行となりました。この時、授業でちょうどシカゴ美術館について学んだばかりで、シカゴ美術館を訪れました。そこには授業で学んだ多くの絵画が展示されていて、日本でもたまに美術館を訪れますが、シカゴ美術館は広大な土地に多くの美術品が展示されていて、圧倒されました。また、私は経済学部なので、アメリカ経済に触れるため、シカゴ連邦準備銀行にも行きました。ここには貨幣美術館も併設されており、アメリカの貨幣の歴史なども学ぶことができました。このシカゴトリップは、日本とは異なった大都市文化に触れることができ、私にとってはとても刺激的な経験となりました。他には、コ―カレッジで行われた、インターナショナルスチューデントが集まり開催された、カルチャーショーがありました。このショーでは、様々な国の伝統的な文化からモダンカルチャーまで、様々なショーがありました。日本グループは、アイドルグループのダンスなどを行いました。また、このショーのおかげで、今まで知ることのなかった国の伝統衣装や踊りなども知ることができ、とても良い経験となりました。

 その他には、アメリカ最大の祝日であるサンクスギビングを経験しました。コ―カレッジでは9日間のサンクスギビングブレイクがあり、多くの現地の生徒は家に帰省するため、私は友達とニューヨーク旅行に行きました。なぜニューヨークにしたかというと、メイシーズというデパートが、毎年ニューヨークの街でサンクスギビングパレードを行うため、それを見に行きました。多くの道を封鎖して行われるパレードは、日本ではなかなか見ることができないので、とても楽しかったです。また、サンクスギビングデーの翌日に行われるブラックフライデーセールは、日本の初売りセールのようにとても混んでいて、この時にしか経験できないことを多くすることができました。また、サンクスギビングブレイクの間に、大学近くの民家で行われたインターナショナルサンクスギビングパーティーに招待されました。このパーティーは、コ―カレッジの学生だけでなく、近くの大学の学生も多く参加し、サンクスギビングにアメリカの家庭でよく食べられているターキーやパンプキンパイなどを振る舞っていただき、また、サンクスギビングの歴史なども教えていただき、今まで知ることのなかったサンクスギビングについて学ぶことができました。

 この留学では、今まで本当に通じるのか分からなかった自分の英語を精緻化すると共に、友達や現地の生徒と話すことで新しい日常会話を覚えることや、授業を通してエッセイの書き方や英語でのプレゼンテーションの方法、グラマーやスピーキング力など、日本にいては身に付けるのが難しいアカデミック英語まで、幅広い範囲で学ぶことができました。また、様々なアクティビティを通して、今まで知らなかったアメリカの文化なども知ることができ、この留学は私にとって、これからの英語習得やその他の資格などを取得するための良いきっかけとなりました。


                                 

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