おはようございます。サテライト大澤です。
先日公開講演会についてについて触れさせていただきました。
この講演会は、経済経営研究科では「税理士セミナー」として開催しました。
さてさて、大学院でなぜ税理士セミナー?と感じる方かもいるかもしれません。
実は本学大学院では、「税理士の養成」という点に力を入れているのです。
授業の開講科目には、税法や会計に関する科目も多数あります。
ここで学んで実力をつけてもらおう。税理士になってもらおう。そういう狙いです。
また、本学で学んでいただくと「税理士の養成」という点プラス大きなメリットがあります。
それは、
『税理士試験の一部科目免除』が受けられるのです!
税理士試験とは、その名のとおり税理士になるための試験です。非常に難関な試験で有名ですよね。
税理士となるためには、
○会計科目 2科目
○税法科目 3科目(全9科目のうちから選択)
以上5科目に合格する必要があります。
私の友人も税理士になるべく勉強をしていますが、本当に難しく大変だと頭を抱えています。
しかし、大学院に入学し下記の手続きを経れば、税理士試験の一部科目免除を受けることができるのです!!
【税法科目の一部科目免除を受けたい場合】 【会計科目の一部科目免除を受けたい場合】
1.本学大学院経済経営研究科 1.本学大学院経済経営研究科
経済学専攻または経営政策専攻に入学します。 経営政策専攻に入学します。
↓ ↓
2.税法系のゼミに所属します。 2.会計系のゼミに所属します。
↓ ↓
3.そのゼミで税法に関する修士論文を書き、 3.そのゼミで会計に関する修士論文を書き、
大学院を修了(卒業)します。 大学院を修了(卒業)します。
↓ ↓
4.その修士論文を国税庁に提出し、認められれば 4.その修士論文を国税庁に提出し、認められれば
税法科目2科目が免除となります。 会計科目1科目が免除となります。
(既に税法科目1科目合格していることが条件。) (既に会計科目1科目に合格していることが条件)
大まかに書くとこのような流れとなります。(詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。)
非常にメリットのある制度ですよね。(もちろんこのメリットを得るだけでなく、さまざまな勉強をしていただきます。)
しかし修士論文を書くことは大変な作業です。
科目免除を受けられる代わりに、相応の努力はしていただくこととなります。
「税理士試験の一部科目免除が受けられる」は「楽ができる制度」ではありません。
本学は税理士の養成においても非常に高く評価をいただいており、また多くの方に入学していただきたいと思いますが、
こういった点もしっかりお伝えしなければなりませんね。