ペンテコステはイースター(イエス・キリストの復活祭)から50日目にあたります。毎年イースターの日程がかわるのでだいたい5月~6月にあります。今年は4月1日がイースターだったのでペンテコステは5月20日なっているわけですね。
季節ごとにテーマカラーがありますが、今は白で、次は赤がテーマカラーになります。
といいつつ、この赤い季節はたった1週間だけ、5月27日には次の季節に移り変わってしまうのです。
しろとりチャペルエントランスホールも季節にあわせてデコレーションをするのでどうぞお見逃しなく!
前回はイースターの曲をお届けしたオルガンアワーでした。次回はなんと時間を巻き戻してレント、イエス・キリストの十字架の受難をおもって過ごす季節の曲を特集いたします。
復活の喜ばしいかんじから一転、苦しみと罪、イエスの死の場面の曲ですから、ずいぶん雰囲気はかわります。
といってもただ暗―いだけの曲というわけではなく・・・どういったらよいのか・・・言葉にできないので、実際に聴いてください。
ショートメッセージでは『讃美歌21』の306番「あなたもそこにいたのか」をとりあげます。泣ける讃美歌という評判の一曲です。
<オルガンアワー詳細>
日 時 2018年4月16日(月)12:40~13:10
場 所 しろとりチャペル
テーマ レントの曲
本日2018年度名古屋学院大学入学式が執り行われました。
新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。
学生生活が神様の恵みと導きがいつもありますように。
写真は式の後にチャペル前に移設された看板です。
先ほどまで記念撮影でにぎわっておりました。
そして本日はエイプリルフール!でもありますが、キリスト教にとって最も大切といっていい大事なイースター(復活祭)です。イエス・キリストが十字架の死から復活されたことを記念する日です。スペシャルな日から始まる2018年度、キリスト教センターの活動(ブログ含む)をよろしくお願いいたします。
いつのまにか3月も終わりですね・・・2017年度最後の更新ですよ。
本日は受難日、イエス・キリストが十字架にかけられて殺されたことを思う日です。
鞭打たれ、十字架をかつがされて街をひきまわされ、ゴルゴタという丘で他の二人の死刑囚と一緒に十字架にかけられました。くわしくは十字架への道のりシリーズをご覧いただくとして、現在の時刻が15:30ですから、2000年ほど前のちょうど今頃・・・じゃないですね、日本時間で考えると違ってしまうから今頃ではないのですが、現地時間の15時頃にイエスは息をひきとっているのです。
ということで、この日は特別な日として過ごすため、カトリックなどでは健康な成人に断食、といっても1回は普通の量をとり、他は少量に抑えつつ肉を食べないといったことが勧められているようです。
他にも、特別な礼拝が行われたり、受難劇が行われたりします。
マタイ受難曲やヨハネ受難曲といった曲はこの日の礼拝で使う目的でつくられているんですよ。
今日はキリスト教で洗足木曜日と呼ばれる日です。
十字架への道のり その10、十字架への道のり その11でご紹介している、最後の晩餐の場面を思い起こして過ごす日です。
ところで死ぬ前に食べたいものを一つ選ぶなら何にする?というような話、したことありますか?
贅沢にイクラ・・・スモークサーモンもいいかも・・・いやここはやはり・・・と色々悩んでしまいますが、イエスの最後の晩餐は"過ぎ越しの祭り"の日でしたので、掟でメニューはしっかりばっちり決まっていて、選びようがないのです。ということでこんなメニューです。
1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚
2.羊の前足
3.ゆで卵
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる
5.苦菜(ワサビなど)
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの
7.ワイン
うーん、いまいち美味しそうに思えない。絵が微妙なのと私が肉苦手なのをおいといてもつけあわせがセロリとワサビじゃあねぇ・・・と。
でもこのメニューにはエジプトで奴隷として過酷な環境にあったイスラエル民族を神が救出されたことを記念しているので下のような意味があるんですよ。
1.酵母を入れないクラッカーのようなパン3枚・・・出エジプトの時に食べた
2.羊の前足・・・過越しの犠牲の子羊の象徴
3.ゆで卵・・・神殿への捧げものと、神殿破壊の嘆きの象徴
4.野菜(セロリ)酢か塩水にひたして食べる・・・春の野菜
5.苦菜(ワサビなど)・・・エジプトの苦難の象徴
6.フルーツをすりおろしたものにクルミやレーズンを加えたもの・・・奴隷としてレンガ造りをさせられていたことの象徴
さて、明日はイエス・キリストが十字架で死を迎えたことを思い起こして過ごす「受難日」、「聖金曜日」になりますよ。
受難週に入って、新年度目前、そしてイースター目前になりようやく最終回をむかえました。イエスの受難、イエスの十字架での死があるからこそイースターはイエスの復活の喜びの日、私たちがゆるされ、神様からこんなにも愛されていることを知る大切な日として盛大にお祝いされるのです。
十字架への道のり その22
安息日が明けた週の初めの日、マグダラのマリアと他のイエスに従ってきた女性たちはイエスの遺体に塗る香油を持って墓へ行きました。
墓をふさいである大きな石をどうやってどかすかと話しながら到着すると、入り口をふさいでいた大きな岩は横へ転がしてありました。
墓の中に入ると、白い衣を着た若者が座っているのが見えたのでマリアたちは非常に驚きました。
すると若者は「あの方はここにはおられない。復活されたのです。さあ行って弟子たちに伝えなさい『あの方は復活された。あなたがたより先にガリラヤへ行かれる。そこでお目にかかれる。』」と言いました。マリアたちは恐ろしくなりながらも喜んで走って弟子たちのもとに知らせに行きました。
終わり
十字架への道のりシリーズ、次回最終回です。お見逃しなく!
十字架への道のり その21
刑が執行されたのは安息日の前日でした。夕方になり、アリマタヤ出身の議員のヨセフが勇気をだし、ピラトにイエスを葬りたいと願い出ました。
ピラトは百人隊長に確認し、イエスの遺体を引き渡しました。
ヨセフは亜麻布でイエスを包み、岩を掘ってつくった新しい墓におさめ、入り口に岩を転がしてふさぎました。
続く
いよいよこのシリーズも終盤、そして現実のレント・受難節も終盤です。
日曜日には受難週に入ります。この日曜日は棕櫚(シュロ)の主日といわれ、十字架への道のり その4の場面に由来します。
十字架への道のり その20
イエスは朝の9時に十字架にかけられました。罪状書には「ユダヤ人の王」と書かれました。二人の強盗がイエスの左右に十字架にかけられました。
見物に来た人たちは「自分を救ってみろ。」と口々に笑いものにしました。
昼の十二時ごろ、太陽が光を失い、辺りは暗くなり、それが3時まで続きました。
イエスは「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか。」と叫び、そして息をひきとられました。神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けました。そばにいた百人隊長はそれらの出来事を見て、本当にイエスが神の子だったと言いました。
続く
十字架への道のり その19
十字架にかけられる者は十字架をかついでゴルゴタ(されこうべの場所)という刑場まで行かなければいけません。
兵士たちは途中で通りすがりのキレネ人のシモンという人に無理に十字架をかつがせて運ばせました。
そしてイエスを十字架につけて、イエスの服を分け合いました。
続く
十字架への道のり その18
総督の兵士たちがイエスのまわりに集まってきました。
イエスに赤いマントを着せ、茨(イバラ)でつくった冠を頭にのせて、右手に葦の棒を持たせました。
そしてイエスの前にひざまずいて、「ユダヤ人の王、バンザイ!」とイエスを笑いものにしました。
さらに葦の棒でイエスの頭をたたき、唾をはきかけるなどし、イエスをバカにしてから、マントを脱がせて元に戻し、十字架につけるために連れていきました。
続く