「レント」と一致するもの

レントなTop画像の説明 その3 最後の晩餐にて

 ブログtop画像の説明、今回はこれです。

top24c.jpg

パンとブドウ酒。
キリスト教にとってこのパンとブドウ酒はぜーったいに欠かせないアイテムです。
イエス・キリストが十字架にかけられる前、弟子たちと最後に食事をした時に(いわゆる最後の晩餐)、イエスが私の記念としてこうしなさいとパンをとって、「これがあなたたちのために裂かれる私の体です。」次にブドウ酒をとって「これがあなたたちのために流される私の血です。」と言われました。
イエスの十字架と復活によって救われたという信仰をあらわす大事な儀式"聖餐式(カトリックなどでは聖体拝領)"として大切にされています。

レントなTop画像の説明 その2 7つの...

 間が空いてしまいましたが、今日からまた更新をしていきますよー。
さて、今回はこの画像の説明をしていきます。

top24b.jpg

たぶんそうは見えないかもしれませんが、燭台です。
7本のろうそくを立てられています。
なんで7かというと、ちょっと前の記事、レントの仕組みのカレンダーをご覧ください。レントは7週にわたっています。最初は全てのろうそくに火をともしますが、1回目の日曜日に火を1本消し、2回目の日曜日には2本目も消し...と続いて、7本目のろうそくは受難日(イエス・キリストが十字架にかけられた日)に消します。そしてイースター(イエス・キリストの復活祭)に7本すべてに火をともす、そんなことがあります。
火は光、命の象徴です。クリスマスにろうそくの灯りをともし、イエス・キリストの誕生を喜びますが、レントには火を消していき、イエスの受難を思うのです。

次回は左から2番目のイラストの説明をしますよー。

レントなTop画像の説明 その1 キリストが3人?

ブログのTop画像の縮小版。

top24e.jpg

この画像にはレントにちなんだイラスト等がちりばめられています。
上段右端は棕櫚(シュロ)の葉です。棕櫚とレントの関わりについてはつい最近の記事灰になる前は...ですでに書いていますので省略して、その左隣の十字架が3つ並んでいるイラストのことを少し。

これです。

top24a.jpg

十字架はキリスト教のシンボルです。イエス・キリストが十字架にかけられて処刑された、私たちの罪を担ってくださったからです。

でもなんで3つ並んでいるのでしょうか?
もしかしてイエス・キリストは3人いた!!?
いえいえ、他に2人一緒に処刑されたのです。

ゴルゴタという丘の上で、イエスは他の2人と一緒に十字架にかけられました。
では他の2人は誰でしょうか?
弟子の誰かでしょうか??



実はイエスの弟子でもなんでもない強盗犯2人だったのです。
イエス・キリストがかけられた十字架を真ん中にして3つの十字架が丘にたったのです。

次回はなんだこれ?な下段左の画像の説明を予定していますよー。

今更ですが...

 レント(受難節)に入ってすぐにブログを模様替えしてありました。
さーて、レントのテーマカラーはなんでしょう?ってわかりやす過ぎますね、紫色です。
紫色の季節がもう1つあります。それはアドヴェント、救い主イエス・キリストの誕生(クリスマス)を待つウキウキする季節です。
十字架の苦難の死を思うレントと同じ色がテーマカラーになっています。つまり、なんでクリスマスが喜ばしい日かというと、自らを犠牲にして私たちを救ってくださるイエス・キリストが産まれたからです。イエスの誕生はいつもその先に十字架の死があるというキリスト教の考え方が現れているような気がします。

レントの仕組み

 ちょっと前のブログで「イエス・キリストが復活したことを記念するイースターの日程が毎年変わるために、イースターの40日前(日曜日を除く)から始まるレントの期間も変わります。」と書きましたが、ちょっと今回は詳しくこんな画像を用意してみました。
2016年のレントからイースターへのカレンダーです。

ki45.jpg

紫色の日が40日ありますがこれがレントの40日です。
イースターは春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日という文にすると長くて読み流してしまいますが、今年は3月20日が春分で3月23日に満月だから3月27日がイースターになるのがカレンダーでわかるかと思います。

そこから日曜日を除いて40日前は2月10日、灰の水曜日になります。
なんで日曜日を除くかというと、イースターは日曜日ですから日曜日はイエス・キリストの復活したことを記念する曜日になるため、レントの40日にはカウントしないのです。
ということで、昨日紹介したレントの誓い、日曜日は免除されるようです。(ちなみに日曜日は教会へ行くため早起きです...せっかく免除されている日なのに!)

レントの誓い

 受難節(レント)につきものなのがレントの誓いです。
レントの期間何かしら頑張ってやるとか、我慢するなどの誓いをたてて実行するというものです。

カトリックではその昔この期間に肉を食べなかったり、パーティーをしないなど、節制をこころがけていたようです。質素な生活をしなくてはいけないレントに入る前にカーニバルをして十分楽しみおさめをしていたようです。ブラジルのリオもイタリアのベネツィアもどちらもカトリックの信徒が多いところですしね。

私も誓いをたてましたよ...内容は...休日も早く起きる...というものです...。「...」が多いのは自信がないあらわれです...。

レントの前

 明日は灰の水曜日です。

と書くと「灰の水曜日ってナニ?」となりそうですが、レントの初日を灰の水曜日といいます。
と書くと、今度は「レントってナニ???」な方もいらっしゃるので詳しく説明しますと、レントは日本語で受難節というキリスト教の季節です。イエス・キリストが十字架にかけられ死んで葬られたことを思い起こしながら過ごす期間です。
イエス・キリストが復活したことを記念するイースターの日程が毎年変わるために、イースターの40日前(日曜日を除く)から始まるレントの期間も変わります。
さて、灰の水曜日...なぜ「灰」なのでしょうか?「花の金曜日」が嬉しいかんじだから受難節っていうちょっと悲しいかんじのものに「灰」ってつけたのかな?みたいな感じでしょうか?なんで灰の水曜日なのかは明日のブログにてお伝えしたいと思います!お楽しみに!

バロック時代の...

金、土、日の次は月曜日!
月曜日とくればオルガンアワーです!

レント・イースターの曲をテーマにするのは今年度最後になります。今回は"ドイツのバロック時代の"レント・イースターの曲を特集いたします。

バロック時代...音楽の父といわれるJ.S.バッハの活躍した時代です。残念ながらJ.S.バッハだけが有名ですが、この時代、プロテスタントのオルガン音楽がもっとも活発につくられていたといっても過言ではないほど、オルガン曲がとってもとっても充実していたのです。
これを聞き逃すと、次にレント・イースターの曲をテーマにするのは2016年の4月になりますから、ぜひお越しください。

オルガンアワーについて
日時 5月11日(月)12:40~13:10
    (曲の途中での出入りもご自由にどうぞ)
場所 名古屋キャンパスチャペル

時期外れの?

キリスト教では今は復活節という季節なのですが、これはイースター(復活祭)からの50日間あります。イースターは移動祝日(春分の日の後の最初の満月の次の日曜日)なので3月~4月の間にありますが、2015年は4月5日でした。
急にこんなことを言い出した理由は...オルガンアワーにあります。
4月6日から始まったオルガンアワーでは復活節の前の受難節(レント)の曲をあまり曲目に加えていなかったのです。でもレントがあってこそのイースター、レントの名曲も多数あります。ということで、今更ではありますが今度のオルガンアワーではこのレントの曲を特集したいと思います!

オルガンアワー
日時 4月27日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

参加無料、曲の途中での出入りも自由です。ぜひお越しください。

次回のオルガンアワーは?

週明けのオルガンアワー、レントとイースターの曲をお届けします。
あ、前回と同じだと思いましたか?
いやいや、前回とは違うプログラムを予定しております。とはいっても一部同じ曲ですが...オルガンはたくさんの音色が入っているので、違う音を使うとまたイメージが変わるのです!!!
音を変えるのはこのスイッチを使います。

CIMG3412.jpg

CIMG0452.jpg

オルガンの一番上に一列並んでいます。

ペダルに10種類、第一鍵盤に10種類、第二鍵盤に11種類、実に31の音色が入っています。
しっとりとした音、かがやくような音、サラサラとした音、たくさんの組み合わせによって広がる音の世界を楽しめるのもオルガンの魅力です。

オルガンアワーは4月13日(月)12:40~13:10、名古屋キャンパスチャペルにて行われます。ぜひお越しください。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12