「十字架」と一致するもの

7本のろうそく

 ブログのtop画像にこんなイラストがあります。

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ろうそくを立てる台、燭台です。7本のろうそくを立てています。
なんで7かというと、レントカレンダーをご覧ください。

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日曜日に受難節第1~第6まであり、最初は全てのろうそくに火をともしますが、1回目の日曜日に火を1本消し、2回目の日曜日には2本目も消し、というようにどんどんと火を灯すロウソクが減っていきます。そして最後の一本はイースターに消すのではなく、7本目のろうそくは受難日(イエス・キリストが十字架にかけられた日)に消します。そしてイースター(イエス・キリストの復活祭)に7本すべてに火をともして礼拝するのです。つまり黄色と濃ムラサキの地色の日がポイントとなります。
全ての教会がこのようなことをしているわけではありませんが、こういった習慣があります。火は光、命の象徴です。クリスマスにろうそくの灯りをともし、イエス・キリストの誕生を喜びますが、レントには火を消していき、イエスの受難を思って過ごします。

2017年の灰の水曜日

 昨日の記事でご紹介したレントからイースターの日程、きっとわかりにくいので今年度もカレンダーにしてみました。

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さて、このレント、キリスト教にとって特別な期間ですが、具体的に昨日までとどう違う過ごしかたをするのでしょうか。


イエス・キリストが私たちのために十字架にかかり死んだことを覚えて過ごす期間にいつもどおり好きに過ごして、はたしてそれでいいの?ということで、静かに過ごす人が多い季節になります。
たとえばパーティーをしない、断酒する、肉を食べない、甘いものを食べない、好物をガマンするというような節制をする人もいます。
他には毎日祈る、毎日勉強する、練習する、片付けをする、掃除する、さぼっていた〇〇を再開する、など日頃できていないことを行う努力目標をかかげる人もいます。
とはいえ現代ではやるかやらないか、何をするか等は個人の考えで自由に過ごすわけですが、中世の頃などはもっと厳格に節制していたようです。よくあるのは断食をするというものです。そういったきびしい節制の季節の前に盛り上がろうというのがカーニバルの役目なんですよ。


ちなみにカトリックでは、ミサで讃美歌の伴奏以外のオルガン曲(前奏や間奏など)は弾かないようです。プロテスタントでは曲を弾かないということはありません。受難節の曲がありますからそれを弾く場合が多いです。

明日はただの水曜日じゃない!

 明日はただの水曜日ではありません。
そうだね、3月1日だから、つい最近2017年になったのにもう3月になっちゃってあっという間だねーはやいねーなんていう意味ではありません。

明日は灰の水曜日というキリスト教にとって大切な水曜日になります。
イースターという大切なイエス・キリストの復活を記念する日がありますが、イースターは春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日という文にすると長くて読み流してしまいますが、今年は3月20日が春分で4月11日に満月だから4月16日(日)がイースターになります。

そこから日曜日を除いて40日前が3月1日、灰の水曜日になります。
40日の間はイエス・キリストの十字架の苦しみを思うレント(受難節)と呼ばれる時です
なんで日曜日を除くかというと、イースターは日曜日ですから日曜日はイエス・キリストの復活したことを記念する曜日になるため、レントの40日にはカウントしないのです。

レントの初日を灰の水曜日という特別な呼び方をします。灰は聖書の時代から悔い改める際に用いられてきました。

クイズ12使徒 その16

 まだまだ寒いのに、花粉が飛び始めているようです...毎年鼻(の粘膜のむずむず)で感づく春の訪れ...鼻は鼻でも春に咲く花の良い香りなんかで春を感じたいです。春本番には鼻が詰まってぜんぜん香りを感じないんですけれどね。というどうでもいい前置きを長く書きましたが、本日もイエス・キリストの弟子の中で特に重要な12使徒をテーマにしたクイズをおおくりしますよ。
では16問目です。
問題、これはある使徒の象徴をしめしています。

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さて、なんのことでしょう。

クイズ12使徒 その15の答えと解説は続きを読むからご覧ください。


クイズ12使徒 その15

 今週もイエス・キリストの弟子の中で特に重要な12使徒をテーマにしたクイズをおおくりしますよ。
では15問目です。
問題、これはある使徒の象徴をしめしています。

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色を塗ると出てくるのは1~4のうちどれでしょうか。
1.十字架
2.杖
3.X
4.山

クイズ12使徒 その14の答えと解説は続きを読むからご覧ください。


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ハロウィンの夜に...

どうも「幽霊」を「おばけ」と呼ぶと怖さが8割減る法則に気付いてしまった伊藤です。

日本でも段々とハロウィンが浸透してきましたね。中には仮装される方や子どもたちの為にお菓子を用意する方もこの名古屋学院大学にいらっしゃるかと思われます。

本学4階の学術情報センターもハロウィン風に模様替えをしていますので、是非ご利用ください。

 

さて、そんなハロウィンが迫る中、今回オススメする映画はこちら!

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「コンスタンティン」です!

このコンスタンティン、あまり知られていませんが実はアメコミが原作で、スーパーマンやバットマンと同じ出版社である漫画です。

ではコンスタンティンのあらすじを...。

 

悪魔祓いであるジョン・コンスタンティンはある日、少女に憑りついた悪魔が人間界に潜入しようとする姿を目撃する。天国、人間界、地獄の3つ世界の均衡を保つべく、ジョンは悪魔祓いを試みるが次第にジョンとその周囲で殺害事件が起き始める...・・・

 

といったオカルト色、宗教色が強いこの作品はまさにキリスト教学校である本学にピッタリ!

...とは言えません。それはどうしてか? このジョン・コンスタンティンという主人公が模範的な人間では無いからです。

幼い頃から悪魔が見えることで苦しんだジョンはキリスト教ではやってはいけない行為である自殺をしてしまい、結果的には助かったのですが地獄に落ちてしまうことが確定してしまいます。

ジョンは地獄行きを避けるために悪魔祓いで善行を積んで神様に許してもらおうとしているという下心丸出しで、しかもそれを見透かされているのにやめようとしないどうしようもない男です。

そして肺癌を宣告されていますが、それも幼い頃からタバコを1日30本吸い続けたヘビースモーカーですのである意味自業自得。

そんなジョンですが悪魔祓いの方法は実にアメリカン! 火炎放射器に十字架をあしらったショットガン、きわめつけにメリケンサックで悪魔をやっつけます。

ろくでなしでどうしようもない利己的な考え方を持つジョン。でも見ている内にどこか魅力的に感じると思います!

 

映画「コンスタンティン」オススメです!是非4階学術情報センターでご覧ください!

以上、今年のハロウィンは月曜日だと知ってショックを隠せない伊藤でした。

 

10月2日は世界中で...

 毎年10月の第一日曜日は世界聖餐日といって世界中の教会で聖餐式というとても大切な儀式が行われます。
第二次世界大戦後1946年からはじめられ、国や民族、宗派の違いをこえて同じキリスト教の神を信じていることを思い起こして一致を願う日です。聖餐式はパンとブドウ酒をわけあうものです。パンは十字架でひきさかれたキリストの体、ブドウ酒は十字架で流された血を象徴しています。
次回のオルガンアワーでは、世界聖餐日にちなんで、聖餐式でよく使われる曲を予定しています。ぜひお越しください。

日時 2016年10月3日(月)12:40~13:10
場所 名古屋キャンパスチャペル

12使徒 その19 マイナーな弟子グループ?

 もう8月最後の日になりましたね。全部の弟子を紹介しきれるのか心配になりますが、ここから聖書の記述が少ない弟子たちが続きますから、さささーっと進んでいきますよ。
それで、今回は5人目フィリポのご紹介です。

フィリポとイエス・キリストの出会いは、前出の4人を弟子にした次の日イエスがフィリポに出会い私に従いなさいと声をかけたというものです。
それ以降の目立ったエピソードとしてイエス・キリストが5000人の人にパンを分け与える場面で、フィリポに質問をしたということです。

そんなわけでフィリポの象徴はこれです。

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十字架とパンのかたまり、です。
これはパンを分け与えるエピソードと、フィリポが十字架で竜を追い出したという伝説(聖書には記載されていません)に由来します。

12使徒 その15 ヨハネ(ゼベダイの子、ヤコブの兄弟)

 使徒を紹介していくシリーズ、4人目はヨハネです。
ヨハネも聖書の中に洗礼者ヨハネという同名の有名人がいるのでちょっとややこしい人物の一人です。
前回までご紹介していたヤコブの兄弟で、ヤコブと一緒にイエスの弟子になりました。"雷の子たち"(ボアネルゲス)という異名を持っています。

"イエスの愛しておられた弟子"という記述が聖書にあるのですが、それがヨハネではないかといわれています。
イエスが十字架にかかった時、その近くに"イエスの愛しておられた弟子"がいたとあるので、ヨハネが立ち会っている絵画などがあります。
また、最後の晩餐の場面でイエスによりかかっているように描かれるのはヨハネです。


12使徒 その11 熱心なお母さん

 ペトロとヨハネ、ゼベダイの子ヤコブの3人が弟子の中の筆頭だったようで、イエスは3人だけをつれていくことがよくありました

ところで、12使徒の中では地位争いみたいなことがおきていたようで、ヤコブとヨハネのお母さんがイエスに2人を弟子のナンバー1とナンバー2にしてほしいと直談判する場面も聖書にはでてきます。
その時に「一番偉くなりたい人は、人に仕えるしもべになりなさい。」というのがイエスの教えでした。そのイエスは十字架という身分が低い人の処刑方法で死ぬことになりました。

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