2017年7月アーカイブ
NGU生のみなさん、こんにちは!
学生支援センター≪S-プラッツ≫です。
S-プラッツでは、学生支援センターホームページにて、
頑張るNGU生を紹介しています。
今回は、大学生になって新たに"チャレンジ"しているNGU生をご紹介します!
↓↓最新のNGUピープルはこちら↓↓
河方 昇平さん
外国語学部 英米語学科
山本 拓巳さん
経済学部 経済学科
西山 裕貴さん
経済学部 経済学科
「やりたいことや夢が見つからない・・・」
そんな漠然とした不安や焦燥感に駆られている学生のみなさん、
一歩を踏み出すきっかけは、意外と身近にあるかもしれませんよ。
「NGUピープル」、是非ご一読ください★
スタッフ希。
頑張っているNGU生を紹介する「NGUピープル」、
今回は、商学部岡本ゼミ2つチームの挑戦をご紹介します。
■サンドイッチをおやつ感覚で
「小腹がすいた」
「何か物足りない」
「ランチの他に何かもうちょっと」...
みなさんも、そんな気分になることがありませんか?
岡本ゼミのサンドイッチチームはそこに着目し、
サンドイッチをおやつ感覚で食べられないかというところからスタートしました。
商品開発に当たり、色々な情報を集め、分析しました。
・月に一度以上食べるおやつのジャンルのうち、
もっとも多いのがパン類であること、
・スイーツやお菓子などを食べる頻度は、週1回以上が70%に上ること、
・よく食べる果実第一位が12年連続でバナナであること、
・TVやイベントの影響でケバブの認知度が上がってきており
食べ盛りの若者に人気であること、
・夏に食べたくなるものの上位に「辛いもの」がくること、
・近年のコッペパンへの注目度が高まっていること
...等々、様々な要素を考え合わせ、緑のパン工場an-J(株式会社なるみ食品)さん
の協力のもと、ケバブサンド・台湾焼きそばサンド・チョコバナナデニッシュの
3種類のサンドイッチが考案されました。
■ハッピーリング ~孫とつながる鬼まんじゅう~
鬼まんじゅうチームのコンセプトは、
「鬼まんじゅうで家族との繋がりを深める」です。
核家族化が進む中、おじいちゃん・おばあちゃん世代に馴染み深く、
孫世代にどんなものか伝えながら一緒に食べられるものということで、
鬼まんじゅうが考案されました。
鬼まんじゅうは、全国的な知名度こそ高くないものの、
東海地方では庶民のお菓子として戦後から親しまれています。
生地にサツマイモの角切りを入れて蒸したお菓子で、
見た目がごつごつしている割に、食感がもっちりして食べ応えのあるお菓子で、
どの世代にも食べやすいことが特徴です。
50年代以上には購買率が高く、逆に若い世代の消費量は少ないことに注目し、
孫世代と一緒に食べ、伝え、広めていけるお菓子として注目しました。
ハッピーリングのという名前は、
「ハッピー」 ⇒ 孫と関わる機会が増えて幸せ
「リング」 ⇒ 繋がりの輪、鬼まんじゅうの形を表わす
という意味で名づけました。
今回、鬼まんじゅうチームは、餅屋青木商店(株式会社青木商店)さんの協力のもと、
商品開発に挑みました。
家族に贈ってもらえるように、メッセージカードを付け複数個入りで販売します。
■手に取ってもらえる商品を
~私たちのこだわり~
それぞれのチームに、こだわりを聞いてみました。
★★★サンドイッチ★★★
「どの世代にも受け入れられて、おやつの時間に小腹がすいた時に
食べてもらえるように色々アイディアを募り、
"今までにないもの"、"美味しいもの"という観点から、
ケバブ・台湾焼きそば・チョコバナナデニッシュの3種類にしぼりました。
学生独自のユニークな商品かつ美味しくしたくて、それぞれ工夫があります。
パンにケバブは珍しいし、味を辛くして夏の暑さ対策にと考えました。
焼きそばパンはありますが、台湾焼きそばを挟んだパンはないですし、
バナナをそのまま使ったデニッシュというのもなかなか見ないと思います。」
▲今回の商品開発にあたり、
緑のパン工場アンジェイさんに何度も通い、
試行錯誤を繰り返しました。
★★★鬼まんじゅう★★★
「普通に売っている鬼まんじゅうは、味やコクが違ったとしても
具はサツマイモだけだったんです。みんなで意見を出し合って、
サツマイモとリンゴの相乗効果が高いということが分かって、
リンゴを入れて触感も楽しんでもらえないかと思ったんです。
サツマイモには抗酸化採用のあるビタミンが入っていますし、
リンゴには便秘解消の効果があって、両方とも美肌効果があるんです。
加えて、私たちの鬼まんじゅうは、皮もそのまま使っています。
皮にはアントシアニンが含まれており、血液をキレイにします。
青木商店さんに味見してもらったら、
「これは新しいし、食感もよく出ているね」ということで、
これをベースに作っていくことになったんです。
コンセプトが、鬼まんじゅうを通して孫とおじいちゃんおばあちゃんを繋ぐ
ということなので、3個入りにして、お子様用に一つ小さいものを入れて、
チョコレートをかけました。
チョコの上に色砂糖が載っているのですが、色々な味があって、試してみて
一番良かったのがかわいらしいピンク色だったんです。
これと、リンゴとサツマイモをベースにしたものと、栗味のもので、
3個セットです。」
両チームとも、試作を作って、学内の人たちにアンケートを行いました。
「(自分たちは試食しすぎて)もう見たくない」と言いながら、
アンケートに協力してもらうために一生懸命歩き回っていた姿が思い出されます。
「協力して下さる企業の方の求めているものと、僕たち学生の作りたいもの、
加えて先生たちなど企業と学生を繋いでくださっている方々の意見が、
みんな違うんです。
僕たち学生は素人ですし、実際に商品にしたときにリスクや問題があるという
ことで、やりたい事がしぼられてきてしまうんです。そこで試行錯誤して、
双方が納得でき、折り合いの付く点を見つけたのが今の商品です。」
「『こういう物が作りたい!』というアイディアがあっても、
それを実際に商品にしたときに、ちゃんと利益がでるのか、売れるのか、
という裏付けが難しくて。
例え私達が美味しいと思っても、お客さんからの評価が良いとは限らないので、
みんなが美味しいと思うものを作らなきゃ、と考えました。」
「だからといって、
既存の一般受けするものは、企業の方が求めている商品ではないし、
どこで手を打つかっていう...コンセプト自体も2・3回考え直して、
この形になったんです。プロジェクトは4月から進めていたのですが、
6月までの構想はすべて白紙になりました。」
「サンドイッチチームの場合、協力して下さるのが緑のパン工場アンジェイさん
だったので、商品はパン・サンドイッチということは決まっていたんですが、
それ以外は自由だったんです。
「企画書を作れ」っていわれても、「何それ?」というところからのスタートで、
4月5月はボロボロでした。
ゼミ以外に最低週1回は集まりましたし、緊急で解決したい問題があれば
緊急招集をかけて、まとめていくのが大変でした。
学生グループが集まって、本気で何かをやるということが、
コミュニケーションを含め大変なんだとわかりましたし、
計画を立ててことを進めることの難しさを痛感しました。
メールの文や敬語、社会人のマナーについても、知識が無くて苦労しました。
世の中の大人はすごいな、と思いました。」
「鬼まんじゅうは、型に入れるわけではないので、作るたびに形が変わります。
リンゴが入っているので、水分が多く出る分、パサパサ感がなくなって
食べやすくなりますが、見栄えがよくない場合もあって。
私達が作った時はサツマイモとリンゴしかない(生地がない)感じになって
しまって...。
青木商店さんがサンプルを送って下さったときは、すごくきれいな形で、
よかったなと思いました。
食べ物ですし、形をキレイにしたいなと思っています。」
「鬼まんじゅうのケースにステッカーを貼るんですが、
今、それを改良していくか悩んでいるところです。
私達学生の目線と大人の目線と全然違って、私たちが見ると良いと
思うんですけれど、大人からは『何これ?』という反応で...。」
「原価や職人に関する知識、菌や衛生面の問題、
味付・着色用濃縮ペースト(ジュペ)の講義があって...
僕たちはパンについて、鬼まんじゅうチームは鬼まんじゅうについて、
本当に色々なことをたくさん教えていただきました。」
▲愛知学院大学で、
同じように商品開発に挑戦する同世代の学生たちと、
衛生管理等の講習を受けました。
「やっぱり、商品が形になると、嬉しいです。
イラストやコンセプトが実物として目の前に来た時に、嬉しいというか、
形にまでできたことにやりがいを感じました。」
■7/19~21、いよいよ販売!
生産販売をする以上、売れるものを作り、利益を出すことは、
商品開発の使命の一つです。
今回は、試験販売のため、製造・運搬を協力企業にしていただくかわりに、
販売代金を全て返却します。
岡本ゼミは、どのくらい収益を上げ、アンジェイさんや青木商店さんに
収益をお返しすることができるでしょうか!?
商品は、白鳥キャンバス1階食堂前で販売されます。
発売開始日は7月19・20・21日(水~金)の3日間!
学内販売は各日数量限定、売切御免です。
12:10~13:20 おやパンズ
販売数 19日(水)50個 20日(木)100個 21日(金)80個
15:00~16:30 鬼まんじゅう3種セット
販売数 19日(水)45個 20日(木)100個 21日(金)60個
販売当日は、サンドイッチ・鬼まんじゅうそれぞれのチームが店頭に立って
説明・販促活動を行うそうです。
商品開発から販売まで手がけたプロジェクトメンバーから、
直接話を聞ける良いチャンスです。
▲岡本ゼミのみなさん。
こんな顔ぶれを見かけたら、
声を掛けてみてくださいね。
NGU生のみなさん、19~21日のお昼・おやつには、
同じ大学に通う学生の研究成果を美味しくいただいてみてはいかがでしょうか?
スタッフ希。