「レント」と一致するもの

他に紫にかわったもの

 ブログのtop画像がレント(受難節)のテーマカラーである紫色になった説明はしておりましたが、他にも紫色になっているものがあります。

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名古屋キャンパスチャペルの講壇掛けです。
この時期、チャペル行事はございませんが、チャペルは祈りの場として平日の9時~17時の間開放しております。
お立ち寄りの際にはぜひご覧ください。

クリスチャンでもとまどっちゃうこと

 こちらの記事レントなTop画像の説明 その3 最後の晩餐にてでご紹介した聖餐式について今回はすこーし語ってみたいと思います。
実は聖餐式は同じ宗派でもやり方がまったく違っていることもしばしばあるのです。

たとえば、
1、パンとブドウ酒を自分で前にとりにいく教会もあれば、席にもってきてくれる教会もあります。
2、大きなパンをその場でちぎって分けることもあれば、最初から小さくわけられていることもあります。
3、パンではなくクラッカーのようなものもあります。
4、ブドウ酒ではなくブドウジュースの場合もあります。
5、ブドウ酒は大きな杯で回し飲みもあれば、ひとりずつ小さな杯に入れられていることもあります。
6、もらった瞬間にすぐ食べるところもあれば、全員に配りおわってからせーので食べるところもあります。

ざっと思いついたところでこれだけ...、初めていく教会ではクリスチャンでもとまどってしまうんですよ。でも大事なのはイエス・キリストの記念としてパンとブドウ酒をいただくということで、やり方はそれぞれ教会の状況にあわせているのです。
それと多くの教会は聖餐式のパンとブドウ酒はクリスチャンの人だけで、そうではない方はご遠慮くださいといわれることがあります。

レンテンローズの咲く庭

 CIMG3842.jpg_effected.pngレントつながりで、名古屋キャンパスチャペルの庭でレンテンローズと呼ばれる花が咲いています。

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写真を見て「あ、これってクリスマスローズじゃない?」と思われますよね。11月~12月に咲くクリスマスローズはヘレボルス・ニゲルといって、レンテンローズはヘレボルス・オリエンタリスといって3月頃ちょうどレントの季節に咲くのだそうです。日本では両方ともクリスマスローズと呼ぶようです。

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チャペルの庭のレンテンローズはきちんとレントのテーマカラーにあわせてあるのか紫色です。昨年はもっと淡い色の花の株が多かった気がしたんですが、なぜか今年は濃い紫のものが増えたような...。ちなみに便宜上紫色の花と呼んでいる部分はガクです。ガクだから花びらよりも長く楽しめるわけですねー。今は紫色ですが、だんだん退色していって緑色になっていくんですよ。


レントなTop画像の説明 その5 羊

 最後にブログtop画像にいれたこちらの英文は...

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聖書のイザヤ書53章6節の言葉です。
だいたいの訳ですが...「私たちは羊の群れ、自分勝手にバラバラに散っていってしまった。その私たちの罪を全て主は彼におわせた。」という意味です。「主」は神、「彼」はイエス・キリスト、まさにこの箇所はイエスの受難の意味を語っているところです。

前出のヘンデル作曲のメサイアでもこの言葉が合唱曲として出てきます。ヘンデルの活躍したのはJ.S.バッハと同時期です。この時代は歌詞の意味を音であらわすことが多く、この曲も高くなったり低くなったりコロコロと転がっていくなんだかとても楽しげな明るい感じがする曲です。まさにわーいわーいと気のおもむくまま羊があっちこっちにちらばっていくようなメロディになっています。機会があればぜひお聴きください。

レントなTop画像の説明 その4 いたーい冠

 ヘンデル作曲のオラトリオでメサイアという作品の中に、ハレルヤという曲があります。よくテレビなどでも使われているので耳にしたことがある方も多いと思います。ハレルヤの中でイエス・キリストを"King of Kings"つまり"王の王"と表現しています。そんなイエスが生前につけた冠はただ一つ、こんな冠でした。

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これはイバラでできた冠です。
王の王と表現されるイエスがかぶったのは人々があこがれるきれいな王冠ではなくトゲだらけのイバラでできた王冠でした。
十字架にかけるためとらえられたイエスに兵士たちがかぶらせたものです。兵士たちはイエスを「ユダヤ人の王」と呼びバカにしました。イエスはただ十字架という残酷な処刑をうけただけではなく、そこにいたるまでに棕櫚の葉で大歓迎した民衆から「死刑にしろ」とさけばれ、ユダに裏切られ、弟子たちに見捨てられ、馬鹿にされました。でもイエス・キリストはそんな人たちのためにも十字架にかかられたのです。

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