3月のはじめ頃にはこんな色だったレンテンローズ(クリスマスローズ)ですが、イースターを迎えた今は
ムラサキの色がぬけて淡いグリーンに変わりました。
それ以外にも名古屋キャンパスチャペルの庭はにぎやかです。
こちらはアジサイ、ではなくオオデマリという花です。
アップで見るとアジサイとの違いがわかりません。
ナルコユリもひっそりと咲いています。
チャペル内から見るのが一番すてきに見えますから、チャペルへお出かけのさいはゆっくりごらんください。
3月のはじめ頃にはこんな色だったレンテンローズ(クリスマスローズ)ですが、イースターを迎えた今は
ムラサキの色がぬけて淡いグリーンに変わりました。
それ以外にも名古屋キャンパスチャペルの庭はにぎやかです。
こちらはアジサイ、ではなくオオデマリという花です。
アップで見るとアジサイとの違いがわかりません。
ナルコユリもひっそりと咲いています。
チャペル内から見るのが一番すてきに見えますから、チャペルへお出かけのさいはゆっくりごらんください。
久しぶりに名古屋キャンパスチャペルの花の登場です。
紫のパンジーが満開です。花びらがフリフリしているものもあって、こんなのもあるんだーと驚きました。
アセビ(馬酔木)も満開で、釣鐘のような小さな花がかわいいです。
そして1月にレンテンローズ(クリスマスローズ)が咲きはじめました。と記事でも紹介したレンテンローズが満開です。
花びらのように見える紫の部分はガクなので、これからゆっくりと紫色が退色して緑色になっていきます。アジサイの色の変化によく似ていますね。
レントの時期にぴったりなムラサキ色の花でいろどられたチャペルになっています。
受難節は40日間(日曜日を除い)なんですが、いったいこの40日はどこからきたのでしょうか。
ということで、そもそも受難節とアドヴェント(待降節)は準備の期間といわれています。
受難節の後にはイースター、アドヴェントの後はクリスマスがきます。そういった大事なキリスト教の祭りの日には洗礼式が行われます。洗礼を志願した人が式の前に心と体をきよめて、洗礼に向けての準備が必要になります。つまり洗礼のための準備期間で、ついでに(?)すでに洗礼を受けた人も初心に戻って過ごそうという流れで現在のようになってきたといわれています
そこで、話をもとに戻すと、イエス・キリストが福音を伝える活動をする直前に、荒野で40日間断食されたから。というのが一番の理由と考えられています。
他に40日は
・ノアの箱舟のストーリーのなかで40日雨が降り続いた。
・モーセが神から戒めを記した石を受け取るためシナイ山で40日過ごした。
・預言者エリヤは40日歩き続けホレブ山につき、神の言葉を受け取った。
などがあります。ノアは別として何かしら大事なことの準備には40日かかっているとも読めますよね。こういったことから40日間の受難節が定着していったと思われます。
イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスは12月25日と決まっていますが、なんでイースターはややこしく毎年変わるのでしょうか。
テーマパークなどではイースターの日程に関係なく4月になったらイースターイベントをすることもあるので、クリスマスのように4月●日などと決めてしまったらいいのでは?と思われるかもしれません。
実は聖書にはイエスの誕生日がいつなのか全くどこにも書いてないのです。そもそも冬に生まれたかすら不明なわけです。逆にいつ生まれたかわからないからこそ12月25日に祝うことにしても問題ないといえます。
ですが、イースターははっきり聖書に書かれているんですよ。
かいつまんで紹介すると、過越しの祭りの晩餐を食べてから逮捕され、十字架にかけられ葬られたというようにかかれています。
過越しの祭り、これがポイントです。ユダヤ教の大切なお祭りで、春分の後の満月の日が過越しの祭です。原語ではペサハと呼ばれています。
エジプトで奴隷として過酷な状況にあったユダヤの人たちがエジプトを脱出するために、神がエジプトで災いを起こしました。その災いをユダヤ人が過越すために行われたことを記念として行われているお祭りです。酵母の入っていないパンを食べることから除酵祭(じょこうさい)ともいいます。詳しい経緯はモーセの出エジプト記18をご覧ください。
そして安息日(つまり土曜日)の翌日に復活したということが書かれているので、日曜日がイースターとして決まります。
聖書にかいてあるならその日に祝うのが一番ですよね。クリスマスも聖書に日付が書いてあれば今とは違った日にお祝いすることになったんでしょうね。
ブログのtop画像にこんなイラストがあります。
ろうそくを立てる台、燭台です。7本のろうそくを立てています。
なんで7かというと、レントカレンダーをご覧ください。
日曜日に受難節第1~第6まであり、最初は全てのろうそくに火をともしますが、1回目の日曜日に火を1本消し、2回目の日曜日には2本目も消し、というようにどんどんと火を灯すロウソクが減っていきます。そして最後の一本はイースターに消すのではなく、7本目のろうそくは受難日(イエス・キリストが十字架にかけられた日)に消します。そしてイースター(イエス・キリストの復活祭)に7本すべてに火をともして礼拝するのです。つまり黄色と濃ムラサキの地色の日がポイントとなります。
全ての教会がこのようなことをしているわけではありませんが、こういった習慣があります。火は光、命の象徴です。クリスマスにろうそくの灯りをともし、イエス・キリストの誕生を喜びますが、レントには火を消していき、イエスの受難を思って過ごします。
毎年似たような説明をしていますが、レント、受難節は毎年やってくるので今年も説明していきますよ。
受難節という言葉を使っていますが、これはキリスト教の暦、季節の名前です。
キリスト教(プロテスタント)の暦はおおまかに
1 待降節(アドヴェント) クリスマスを待つ期間 11月末頃~12月24日
2 降誕節 クリスマスの期間 12月25日~
3 受難節(レント) イエス・キリストの受難の期間 2・3月~
4 復活節 イエス・キリストの復活(イースター)の期間 3・4月~
5 聖霊降臨節 聖霊が降ってからの期間 5・6月~
こんな風になっています。クリスマスの12月25日以外は基準となる日が毎年変動になるせいで毎年違います。どんな時に使うかというと、昨日の記事に載せたカレンダーの日曜日の部分を見てください。
「受難節第〇主日」と書いてあります。こういうところで使われることが一番目にする使われ方です。
受難節は第6主日まであります、他に待降節、復活節は第〇主日までというふうに期間が決まっていますが、降誕節と聖霊降臨節は伸び縮みする、いっけんとってもややこしい暦になっています。
クリスチャンだからといって、たとえば今日が誕生日だったとして、誕生日を受難節〇週の〇〇日生まれですというようなことはしないです。
この暦にあわせてその日の礼拝で読む聖書、歌う讃美歌、前奏や後奏などの曲などが決まっている教会もあります。
クイズ12使徒の出題はいったんお休みして、名古屋キャンパスチャペルの庭の様子をご紹介します。レンテンローズ(クリスマスローズ)が咲きはじめました。
どこに?
という写真になっておりますが、ここ↓のマルで囲った部分など
にひっそりと咲いています。
11月~12月に咲くクリスマスローズはヘレボルス・ニゲルといいます。レンテンローズはヘレボルス・オリエンタリスといって2月~3月頃ちょうどレントに咲くのだそうです。レントはイエス・キリストの受難をおぼえる季節のことです。
2017年のレントは3月1日(水)からなのでまだまだ先なんですが・・・
まだギリギリ2月にもなっていないこの時期から咲き始めて3月のレントの頃にはすっかりなくなっているんじゃないかと心配ですが、1か月以上花もちするんですよ。
クイズ12使徒 その10の答えと解説は続きを読むからご覧ください。